異能力者の夏休み
異世界転生物語と同じ人が出てきますがそちらの話とは関連性がありませんのでそこのところを注意してください
そう、改めて始まった夏休み、皆は楽しい思い出でいっぱいだろう。
海やプールアイスやかき氷、夏祭りなど楽しいことがいっぱい私達は思いっきり夏を楽しんだ...わけではない時矢の夏休みは2週間と一日だ、さらに実技と学科両方の宿題が出る。
学科は数学、社会、理科、国語だ。たったの4教科じゃないかと思うかもしれないが嫌なのはここからだ。
数学は1Aと2Bに分かれて社会は公民、地理、日本史、世界史、あと異能の歴史も入ってくる。理科は化学、物理、生物、異能魔獣に分かれる、最後の国語は国A、国Bに分かれる。
もうこれだけで地獄なのに実技が入って来るからもう無理だ。
夏休み明けには選抜試験もあるし...
あー!もう嫌だ!
「ほら、グダグダいってないでさっさとやるぞ。」
この人は私の姉だ、一日でこの量を終わらせた天才だ。
私の宿題を手伝ってもらっている。
「でもーしんどいんだもん」
「でもだいぶ終わっただろ、お前と私の学力は一緒なんだからお前も一日で終わるんだよ」
そう、今は夏休み3日目昨日から手伝ってもらって9割方終わった、あと残っているのは...
「実技がなー、しんどいんだよ」
「そんなこと言って先延ばしにし続けたらな、最終日まで持ってくぞ」
「大丈夫だよー」
「またそんなこと言って...それ言って去年お前最終日大変だったじゃないか」
それを言われてぎくりとする、たしかに去年はひどかった、最終日の地獄は今でも鮮明に覚えている。
「ほら、わかったら実技やるぞ」
「今日はいいじゃん、学科いっぱいやったんだからさー」
「まったく...今日だけだぞ?」
「よっしゃ陰サンキュ、じゃあ陰も遊ぶよね?」
「は?なんで私まで...」
「転送!」
そう言って私は無理やり陰と私を転送させる。
場所は友達の家(?)
「痛ったいな、陽!急に転送すんな...」
陰が唖然とするそう私が転送したのは...
バカでかい屋敷だ
「でかいな...誰の家だ?こんなにお金持ちの友達いたっけ?」
そう陰が呟いていると後ろの方から声が聞こえる。
「いらっしゃい、でもせめて玄関から入ってほしいわね」
「悪い輪廻、遊びに来る約束してただろ?」
陰がこちらに歩いてきて小さな声で
「この人だれだ?」
っと言ってきた。
忘れてるなあちょっとは覚えていてほしいけど。
「輪廻だよ、同じクラスのお嬢様」
「あーそんなんいたっけ?」
「お前流石に失礼だぞ」
「麗名?そちらの方は?」
まさかの輪廻も忘れていた、お互い認識してなさすぎるだろもう少しクラスメートの名前と顔ぐらい覚えろよ。
「私の姉の霊名だよ、同じクラスの」
「あら、それは失礼致しました、あまりクラスの顔と名前を覚えていないものでというか同じクラスなのに姉なの?」
「双子なんですよ」
そう言って陰がフードを取る、そうすると私と全く同じ顔が出てきた。
「双子、珍しいわねだから同じ名前名のかしら?」
「それはわかんない、親に聞かないと」
「ふーん聞いといてくれない?気になるわ」
「悪いけど無理です」
「なぜ?」
「親、小さいときに死んだので」
「あ...ごめんなさい嫌なことを聞いてしまったわね」
「別に構いません」
陰が淡々と答えているから傍から見たら陰は輪廻のことが嫌いのように見えるが陰は輪廻のことがこの短時間で気に入ったようだ、とても嬉しようなオーラがとんでいる。
「それで?何して遊ぼうと思って呼んだの?」
「ふふっそれは全員きてからね」
「あと何が来るんだ?」
「陰、物みたいな言い方しないで」
「あとね、うちの従者と、麗ね」
「つまり5人か」
「5人でできる遊びって何がある?」
「あまり遊ばないからわからないや」
「きてからのお楽しみね」
「その従者は今何してるの?」
「夕飯の買い出しに行ってるわもうすぐ帰ってくると思う」
麗は、どうだろう時間どうりに来るわけがないのだが、一応連絡するか
そう思い、スマホに連絡を入れるとちょうど電話がかかってきた。
「もしもし、麗?」
『うん、もうそろそろ着くから』
「ああうんわかった」
何やら電話の奥から風の音が聞こえてくる、飛んでるのか?
「なるべく早く来いよじゃあ」
『ああ、待って皆に言っといて』
「ん、なに?」
『フロアのまんなかには居るなって』
その瞬間私はとっさに
「皆その場から避けろ!」
と叫んだ
陰と輪廻はすぐさま避ける。
私もその場から逃げた、その瞬間爆音がなって屋根を突き破ってなにかか突っ込んできた。