2020/12/12
974.
「作者、置き配で届いた水2リットル×8本が玄関前に置かれてドアが開かなくなる」
「なんだそれ(笑)。ウケる(笑)」
「ま、日頃の行いが悪いからな。いい気味ってモンだ」
「で、これ見よがしにネタに使うことにしたワケだ」
975.
「そもそも置き配になってる時点で・・・家にいるから今日で指定したんじゃないのか?」
「いや、何か知らんが日時指定できなくてデフォが置き配だったらしい」
「ピンポンも鳴らされなかったのか?」
「みたいだな。そういうモンらしい」
976.
「配達が済んだらメールだけが届くって感じらしいぜ、最近は」
「作者がよく分かってなくて変え方を知らないだけなんじゃないのか?」
「その可能性は大いにある」
「まあ・・・水ぐらい盗まれてもいいやって思ってそうだしな」
977.
「それで、ダンボールごと押してドアを開けたのか?」
「それが上手く行かなかったらしい。段差があって下半分には当たらないのと、ドアと壁の境界をまたぐ位置に置かれてて、ドアの角がダンボールを突き破って押せなくなった」
「サボりまくった天罰だな」
「グッジョブだぜ配達員」
978.
「それで、どうなったんだ? 気合いで開けたのか?」
「いや、同じアパートの住人が通りがかって助けてくれた」
「おいおい、あいつを助けるような人が実在するのかよ。これでヤツも少しは性善説を支持して欲しいぜ」
「まあ、近所の人が作者の本性知ってるワケでもないからな」
979.
「しっかし、ダンボール置かれてドア開かなくなったトコに通りがかったのか。シュールだったろうな」
「な。“ふっざっけんなよ!”とか言いながらドアをげしげし足で押してたところに来たらしいぜ」
「地味に恥ずいなそれは」
「いつ人に見られてるか分からない、って思ったらしいぜ」
980.
「てか通販で水買ってんだな、作者のヤツ」
「運ぶのメンドいからな。2リットルの8本で1000円ぐらいだから、スーパーで買うよりは高いが止むなしと思ってるらしい」
「前はスーパーで5リットル100円とかのやつ汲んでたよな?」
「億劫になったそうだ。あのデカいボトル持ち歩くのが」
981.
「そしていつしか、普通に2リットルの水を買うようになり、やがては通販に・・・」
「手間とコストを天秤に掛けるタイプだからな、あいつ」
「その結果16キロをドアで押し開ける手間が発生したんだから良い気味だぜ!」
「もっかい頼むぞ、配達員」