表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/336

2020/02/24

69.


「今日は晴れると信じてた!」


「よかったわね、祈りが通じて」


「これも日頃の行いの賜物さ」


「だったら世界中の人の祈りが通じるわね」



70.


「今日は雨降って欲しかったな~」


「な。体育がマラソンとかマジ萎えるぜ」


「日頃の行いが悪いんかな~」


「安心しろ。お前より酷い奴を俺は知っている」



71.


「でも今日って、晴れを全力で祈るほどのことあったっけ?」


「あるのさ、この世界には。人々が晴れを望む大いなる理由が」


「何よ」


「晴れたら兄の奴がマラソンさせられるだろう? いい気味さ」



72.


「兄よ!」


「何だ!」


「手相占いをしてやろう!」


「そんなのは友達にしてやれ!」



73.


「友よ!」


「何?」


「手相占いをしてやろう!」


「そんなのはお兄さんにしてやりなさいよ」



74.


「なるほど、では兄を借りるぞ!」


「え? 自分の兄にしなさいよ」


「既に断られた! つまり、もうお前の兄に泣きつくしかない!」


「私が引き受けるわ」



75.


(いきなり手相占いだなんて、何か本でも読んだのかしら)


(こいつ、思いのほかツヤのある肌をしてやがる・・・!)


「それで、占いの結果は?」


「これだけ肌にツヤがあれば、恋愛も成就することだろう!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ