2020/07/26, 08/01
●2020/07/26
522.
「兄よ!」
「何だ!」
「作者が、喉を休ませろってさ」
「だろうな」
●2020/08/01
523.
「オクトパス!」
「オクタゴン!」
「オクトーバー!」
「オーガスト!」
524.
「イエス! 8月!」
「だったらどうしたんだよ」
「テンション上がる!」
「気温も上がるけどな」
525.
「おい! そんな気の滅入ることを言うな!」
「暑苦しいからもうちょっと静かにしてろ」
「てか梅雨明けしたんだっけ?」
「知るか」
526.
「いいか、記録上の“梅雨明け”に意味などない。週間予報で今後の天気がどうなるか、それが全てだ」
「アイアイサー!」
「やけに素直じゃないか」
「考えるのメンドくせー!」
527.
「おい、人間は“考える葦”なんだぞ」
「アシってなんだ!」
「植物だ」
「私は植物ではない!」
528.
「言うだろう! 考えるのではなく、感じるのだと!」
「じゃあお前は何を感じてるんだ」
「暑い!」
「違うぞ。それはお前が“暑い”と考えてるから暑いんだ。 いいか! 心を無にするんだ!」
529.
「心頭滅却すれば何とやらってやつだな。任せろ!」
「ゆけ! 妹よ!」
「・・・・・・。 フッ、できたぞ。今の私なら、いかなる暑さにも耐えられる」
「よし、じゃあ、昼飯のそうめんを頼む。湯気が顔にかかろうが絶対に離れるなよ?」