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2020/07/19

488.


「くっ、まさか山に来ることになるとは・・・」


「思えば、ちょっと前もピクニックに行かなかったか?」


「そうだろ? かぶったぞ!」


「まぁあん時は途中の川に脱線したし、リベンジってことでよくね?」



489.


「ほら、結局なにもかも美々香に原因があるんじゃない。自業自得よ」


「くっそぉ~。後で吠え面かかせてやるから見てろよぉ~?」


「そう考えちゃう時点でダメなのよ。世の中、勝った負けただけじゃないでしょ」


「違うねぇ! ゲームでも協力プレイより対戦の方が人気だからな!」



490.


「なんでゲームに例えるのよ。キャンプに来たのよ?」


「つまり! 誰が一番早くテントを設営できるか競うんだな!」


「1個のテントの4人で設営するのに?」


「貢献度で競おう!」



491.


「とか言ってあなた、人に働かせて自分はサボるつもりでしょ」


「な・・・なにっ!?」


「それで、人にタダ働きさせた自分が勝ち組とか言っちゃうパターンだな」


「バレている、だと・・・っ!?」



492.


「ちえっ、結局私もやんのかー」


「こういうのが嫌なら何でアウトドアなんてやりたがるのよ」


「私は! 完成品でくつろぐ専門でいたい!」


「だったら自分でベッドでも運んで来なさい」



493.


「そんな美々香のために、この兄が寝床を用意してやったぞ」


「でかしたぞ! 兄よ!」


「超快適ハンモックだ。蛇に襲われないことを祈るんだな」


「そんな所で寝られるか!」



494.


「よし、カレーを作るぞ! みずきは材料カット、みずき兄は炊飯、兄はスパイス調合、私は味見だ!」


「美々香、ほら、切りたてのジャガイモよ」


「美々香ちゃん早く食べたいだろうから特別に炊飯前に食べさせてやるよ」


「美々香、できたぞ。5種のスパイス混合粉だ」



495.


「ゼェ、ハァ・・・てめぇら、覚えてろよ・・・」


「自業自得でしょ。あんたも何かやりなさい」


「という訳で、食材を取って来たぞ! 食らえ! 蛇ローテーション!」


「きゃっ! ちょっ・・・ヘ、ヘビ、ヘビヘビヘビ、ヘビヘビヘビぃぃぃぃぃ!!」



496.


「はっはっは! この包囲網からは逃げられまい!」


「にゃーー!!」


「クレセントちゃん!」


「おいクレセント! よせ! そんな奴のためにお前が体を張る必要はないぞ!」



497.


「はぁ、はぁ・・・覚えてなさいよ、美々香・・・」


「私の記憶力をアテにするでない!」


「ホントいい性格してるわねアンタ・・・」


「だろう? 私ほどいい奴はいないからな!」



498.


「今更だけど、私ら同じテントで寝るのか?」


「別にいいだろ、俺らだし」


「いや、でも、みずきが何しでかすか分からんぞ?」


「あなたにだけは言われたくないんだけど」



499.


「いいや! この場合、私よりみずきの方が危険性が高いと言える!」


「「確かに」」


「え・・・なんで? 私、人として当然ことをしようとしてるだけよ?」


「とりあえず縛るか、こいつ」



500.


「朝だ! そして500話だ!」


「それがどうした」


「記念に、来週は海に行くぞ!」


「前回の議論は何だったんだよ・・・」

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