2024/02/17
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「なぁサバ令嬢、嘘だと言ってくれよ。まさか、天下の世界サバ・フィル・ハーモニーが美少女ゲームを作っちまうなんてよ・・・」
「というか、サバだけで恋愛ゲームなんてどうするの?」
「そこです、みずきさん。前作、“ザ・サバンティック・メモリーズ”の最大の失敗は、登場人物が全員サバだったことにあるのです」
「ンなもん作る前から分かってた話だろ?」
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「それはいいとして、サバ抜きでゲームなんて作っていいのか? 天下の世界サバ・フィル・ハーモニーが」
「その点はご心配なく涼太さん。このゲームにサバは出ます。呪いの魔法で人の姿に変えられてしまったという形で」
「おい!! いやしかし、人が呪いでサバになっちまうよりはマシなのか・・・?」
「というかタイトルの“ウィッチ”の要素ってそこなのね・・・」
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「で、そのゲームは登場人物全員が元サバなのか?」
「いいえ、主人公とヒロインたちだけですわ」
「それだけでも十分すぎるからな?」
「このゲームは、人の姿になってしまったサバたちが、人間の習慣に戸惑いながらも共に困難を乗り超えながら絆を紡ぐお話になっております」
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「こちら、キービジュアルでございます。清楚なメインヒロインを始めとして、子犬のような後輩、家のしきたりに悩む転校生、本当の自分を探している先輩、よりどりみどりなラインナップを揃えております。年上好きな涼太さんとしては、この先輩がお好みなのではありませんか?」
「くっ、い、良い・・・! すごく良い・・・! だがこっちの後輩ちゃんも捨てがたい・・・!」
「お前まだ年下への未練残ってたのかよ」
「私としてはその方が歓迎だけれどね?」
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「という訳でテストプレイをお願い致します。崇さんがいらっしゃらないのは残念ですが、涼太さんにやって頂くだけでも十分でしょう」
「どうせなら私らも見てやるよ。どんなクソゲーが作られてしまったかをな」
「言っておくが、俺も甘くはないからな? これまで見てきた美少女の数には、誰にも負けない自負がある」
「望むところですわ。見せて差し上げましょう、世界サバ・フィル・ハーモニーの本気を。 次回、満月美々香と愉快な仲間たち外伝、“サババウィッチ”。お楽しみに」




