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2023/06/18

4594.


「では諸君、始めるとしよう」


「ゴクリ・・・」


「いくぞ! ドキッ! 女だらけのガールズトーク大会!」


「女だらけじゃないガールズトークって何なんですのよ・・・」



4595.


「諸君に集まってもらったのは他でもない。せっかく5人の女子が一同に会したんだ、心ゆくまで語り合おうじゃないか」


「“せっかく”も何も美々香が集めたんだけどね」


「ゴチャゴチャ言ってないで始めようよミミりん!」


「では諸君らに問う! 己が一番大切にしているものは何だ! もちろん私は、金! では4人も、ゴー!」



4596.


「夫」


「サバ」


「友情!」


「勝利」



4597.


「おい!! ちっともガールズトークらしくないじゃないか!」


「いや私のはザ・ガールズトークでしょう。旦那さまよ? 旦那さま」


「どうせみずきは私の義姉になりたいだけだろうが。話の盛り上げようがないから却下」


「ガールズトークの話題で“却下”ってなんなのよ・・・」



4598.


「アタシも納得いかないよ! 友情こそ女の証! 今こそ女同士で友情を語り合うべきだよ!」


「色気がないから却下で」


「ヒドい! 色気がナイっていうならモウりもじゃん! “勝利”って何!?」


「私も自分の変化に驚いているわ。前は、自分の力を高めることだけを考えていた・・・だけどそれを証明するには、誰かとぶつかってみるしかなかった。

そして目の前の相手を倒し、高みを目指せば目指すほど応援してくれる人が増えて・・・そしたらどんどん、その期待に応えたくなって、勝つと喜んでもらえて、1人で黙々と力を高め続けるよりもずっと強くなれた気がしたわ」



4599.


「ストップ、ストップだよモウりん! 話がどんどんガールズトークから離れてってるよ!」


「え、そう? 自分が大事にしてるものを話すためのものなんでしょ?」


「いや、そうっちゃそうなんだが毛利よ・・・はぁ、やはり世界最強の女子高生にガールズトークは無理だったか」


「ですが毛利さんにもできないことがあるというのは新鮮ですわね」



4600.


「おぉっと毛利に矛先が向いてしまったがお前も大概だぞサバ令嬢。何だよサバって。お前ガールズトークするつもりあんのか?」


「だって自分が大事にしてるものを話せと言ったのは美々香さんでしょう?」


「毛利と同じこと言いやがって!」


「無理なのよ美々香、このメンバーでそれぞれの大事なものを話題にするなんて」



4601.


「ていうかミミりんの“お金”も色気ゼロだからね!?」


「何言ってんだよ純。金を手に入れるためには色気が必要だろうが」


「それは色気を手に入れてから言えば?」


「アァ? やんのか純?」



4602.


「ちょっと何してるのよ2人とも。佐藤さんさっき“友情”とか言いながら平然と満月さんに突っかからないでよ。この人すぐキレ出すんだから」


「よし毛利お前も私にケンカ売りたいようだな。覚悟はできてんだろうな、アァ?」


「いいわよ? せっかくだからお互い手加減なしでいきましょうか」


「すいやせんでしたぁぁ!!」



4603.


「何を考えてるんですか美々香さん・・・あの毛利さんに勝負を挑むなんて人、初めて見ましたわよ」


「私としたことが、いつものノリで相手を煽っちまったぜ・・・」


「いや十分に美々香らしかったけどね・・・」


「それアタシも思った。人を煽ってこそのミミりんだよね」



4604.


「おいお前ら私をなんだと思ってんだよ。もしかして人を煽ってばっかのクセに自分が煽られたらすぐキレる奴だと思ってないか?」


「思ってるわよ」


「もはやその通りとしか言いようのない人物像ではありませんか」


「むしろミミりんって自分のことどう思ってるの?」



4605.


「お前らな・・・! よし分かった、こうしよう。この中で誰が一番煽り耐性がないか賭けようぜ? 最初にキレた奴が負けな」


「嫌よそんな世界一意味のない我慢大会」


「というかアタシたち何のために集まったんだっけミミりん以外のみんな?」


「「「ガールズトーク・・・」」」

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