表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/336

2020/04/26

226.


「兄よ!」


「妹よ!」


「・・・せーのっ」


「「フィナーレ!」」



227.


「フィナーレと言えば、思い出したよ。あの時のことを」


「そうか。あの時は、小学生だったか」


「私たちにもあったのさ、若き日が」


「まだ高校生だけどな」



228.


「いいじゃないか、小学生の時のことなんて“昔”さ」


「ま、そうだな。よき思い出ってやつか?」


「そう、ただの思い出かもしれない。でも人は、それを忘れることができな生き物なんだ・・・! 記憶こそが、人の全てとは思わないか!」


「全てとまでは言ってないだろ」



229.


「そう、全てじゃないかもしれない。でも、ちょっとぐらい、昔のことを思い出したって良いじゃないか。未来に進むためにも、過去は必要なんだ・・・!」


「で、何が言いたいんだよ」


「フフフ、よくぞ聞いてくれた」


「次回、美々香の大して深くない思い出が明らかに!」



230.


「おいおい、深くないとは失礼だな。私にとっては大切なものなんだぞ?」


「知るか。さっさとしろ」


「ったく、しょうがねぇな~」


「すまん何も明らかにならんかったわ」



231.


「何だかんだでもう分かってるんだろ? 私らが小学生の頃の“フィナーレ”と言ったらあれしかないだろう」


「バレては仕方がない・・・では、見せてもらおう!」


「毎日を生きるだけで精一杯でも! そこに必ず幸せはある! みんなで未来へ進むんだ!!」


「立ち上がれ! 妹よ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ