2022/07/02
3275.
「私は、佐藤純!」
「ばぶばぶ、ばーぶぅ!」
「2人合わせて!! せーのっ」
「「ばぶばーぶぅ!!」」
3276.
「カンペキに決まったね! ミミりんどうだった?」
「いや最後なんて言ったんだよ」
「“ジュライ!”に決まってるじゃん」
「わかるワケねーだろ」
3277.
「そもそも文字数から合わないだろ。どうやれば“ジュライ”って言おうとして“ばぶばーぶぅ”になるんだよ」
「そこはホラ、赤ちゃんだから多少の誤差は、ね?」
「だから何で文字数増やす方向にズレるんだよ」
「赤ちゃんだからだよ!!」
3278.
「何はともあれよろしくな、ジュライ姉弟」
「ばぶばぶ、ばぶばーぶぅ!」
「えっと・・・“キミのことは知ってるよ。純の友達だよね”、だって」
「それはホントに合ってるのか?」
3279.
「ばぶばぶ、ばぶばぶばーぶぅ。ばぶぅ!」
「これは何て?」
「“ボクはキミみたいなダメな女子高生にはならないよ、絶対に”」
「いやそもそも“女子高生”になれないだろ雷太お前男だろ?」
3280.
「ばぶ、ばばぶばぶ、ばぶばぶ、ばー」
「え~っと・・・“全く、これだから古い考えの人は。男として生まれてきても女子高生になる手段なんていくらでもある。そんなこともわからないなんて、現代の女子高生が聞いて呆れるね”、だって」
「おい随分とナメたクチ聞いてくれんじゃねーか、あぁ~~ん?」
「ちょっと、赤ちゃん相手になに対抗意識燃やしてんのミミりん」
3281.
「そうは言うが純。赤ん坊だからって甘く見てはいけない相手のようだぜ? じゃあ聞くが雷太よ。男として生まれてきた奴が女子高生になる手段を言ってみろ。いくらでもあるっつーぐらいだから1個ぐらいはすぐに出るだろ?」
「はぶ。ばぶばぶ、ばぶばぶば、ばぶ、ばぶーば」
「なるほどね。・・・“見た目だけなら容易なのは知っての通り。あとは同時に中学校を卒業する女子から戸籍を奪えばいい”ってよ」
「いやもっと合法的な方法あるだろ何でよりによってそれなんだよ。あと姉がこれで“なるほどね”とか言ってんじゃねーよ」
3282.
「早くも雷太の将来が心配になってきたな」
「ばぶ、ばぶばぶ、ばぶばぶばぶぅ」
「“キミにだけは言われたくない”、アタシも同意見だよ」
「お前らナメてんのか?」
3283.
「お前ら姉弟に1つ良いことを教えてやろう。第1子がどうしようもないバカだった場合、もれなく第2子もどうしようもないバカになる! この私らのように!」
「ばぶ・・・!?」
「そんな! ミミりんが言うと説得力が凄い!」
「いま雷太、明らかに自分の姉が“どうしようもないバカ”って認めたな」




