2021/06/19
1617.
「作者、足の指に刺さったトゲ的なのが皮の内側まで入ってしまう」
「何それ! 作者りんウケる!」
「“作者りん”ってなんだよ・・・」
「じゃあサクりんで!」
1618.
「トゲ的なやつって何なの!?」
「わからん。おがくずだと思って放置してたら、あとで見たら細くて黒いやつだった」
「草かなんかのトゲかな?」
「さあな。毛っぽくも見えるらしいが、一歩踏みしめるごとにチクリと痛むようだ」
1619.
「なんですぐに取らなかったの!? 歩いたらもっと刺さっちゃうよ!」
「会社の人と歩いてたらしい。そして1人になった頃には、時すでに遅し」
「あちゃー! ツイてないね!」
「あいつコミュ障だからその場で“ちょっと待って”とかもできないんだよな」
1620.
「で、どうすんのそれ!」
「カッターで除去しようとしている。だが難航中のようだ。ありゃ血の出るとこまでやんないと取れないな」
「サクりんガンバ!」
「あいつの血って、何色なんだろうな」
1621.
「そして、かれこれ1週間が経った」
「え!? サクりんダイジョブなの!?」
「なんか、知らぬ間に痛まなくなったらしい。トゲっぽいものは残ってるようだがな」
「それ同化しちゃってない!? ダイジョブなの!?」