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温泉にご招待

「ほいほい、これでもう繋がったよー!」

「おっ、出来ましたか。それじゃあ手伝ってくれた人を呼んであげよう」

 モルガ師匠がウカタマに手を貸した事ですぐに移動用の門が出来た。これでもう人が呼べるな


『ハスバさんとトーマ君にお知らせです。温泉が完成したので入りに来ませんか?』

 ハスバさん達が時間稼ぎをしてくれたお陰で邪魔されずに完成したのだから、2人には温泉でゆっくりしてもらおう


『もう完成したのかい?そういう事なら行かせてもらうよ。空島で良いんだよね』

『分かりました!今向かいます!』

 2人ともすぐ来てくれるみたいだ。とりあえずプレイヤー目線での評価も欲しいから2人の評価とかどういう感じなのか聞かせてもらおう


「お待たせしました!」

「やぁお待たせ」

 多分3分も待ってない。温泉そんなに入りたかったんだ


「あの時はありがとうございました。そこのゲートを通ってくれたら温泉まで行けるんでどうぞ」

「それじゃあ行かせてもらうね」

「温泉……楽しみです!」

 2人を連れて、温泉に向かう。正直一日に何回入っても別に問題は無いし、僕ももう一回入っても良いかな


「「おぉ……」」

「結構色々と協力してもらいまして、なんとかこれだけ立派なのを建てる事が出来ました」

「ここは温泉に入るのに幾らか必要になるのかい?」

「今の所お金を取る事は考えてないんですが、そうですね……とりあえず中に入ってもらって、その時に色々説明します」

 個室風呂に関しては色々と説明をした方が良いだろう。それを考えると中で説明した方が分かりやすい


「ここは普通にプレイヤー以外も入浴しに来るので、勿論問題行動は起こさないように注意してもらいたい事。それと、言葉にするならカスタム風呂?みたいな場所があるので、そこの説明ですね」

「「カスタム風呂……?」」

 まぁ普通に言葉だけじゃそうなるよね


「まずは露天大浴場。好みの温度の温泉にどうぞ」

 一応42度以上の熱い湯。39度以上の多分丁度良い湯。36度以上のちょっとぬる目の湯と大体3段階くらいに分けてある。好みの温度のお湯を選べるようにしてあるから好きな湯に浸かって欲しい


「おぉ!素晴らしい!」

「凄い!自分、少しぬる目のお湯じゃないと苦手なんですけど、これなら無理なく入れます!」

 熱い温泉は割とあるけど、ぬるめの温泉ってちょっとイメージとして少ない気がするし、何となく肩身が狭い思いをしてたんだろうなぁ……


「一応、建設した人達の中に一定層滅茶苦茶高い温度好きが居たみたいで、角の方に50度クラスがありますよ……」

「それは入ってみなきゃいけない気がしてきたねぇ?」

 狐さん達の中でも高齢層的な人達が熱い湯が良いとの事で勝手に作ったこじんまりとした超高温湯がある。一応設置したいなら隣に水風呂を用意する事で設置を許可したけど、まさかの入りたい人が居たなぁ


「あぁっ!うおっ、これは!」

「あぁ~丁度良い温度です~」

 熱々のお湯で楽しんでる人と、ぬるめのお湯でリラックスしてる人。こういう好みが出てくるのが温泉だよねぇ


「一応、効能としては微小なHPMP自動回復と全ステータスがちょっとだけバフされます」

「それってめちゃめちゃ凄いじゃないですか!?」

「おぉっ!バフまで付いて、ふぅ、くるのかい?」

 ちょっと慣れてきたみたいだな


「隣にプールもあって皆で遊びながらバフを掛けるなんて事も出来ます」

「「プールまで!?」」

 2人ともザバァっと温泉から立ち上がったのでそのままプールまで案内する


「さっきの温泉の所でも気になりましたが、狐尻尾の人が結構居ますね?」

「協力してくれた人達だからフリー解放してるんだ。だからあの人達に迷惑を掛けないようにね」

「分かりました!」

「温泉にプールってもう完全にレジャー施設みたいだね」

「元々ストレス発散用にって事で作ったんで、そうですねレジャー施設みたいな物です」

 流されたりしてる狐さん達を横目にそのまま個室風呂の説明に行く


「で、ここが一応プレイヤー達にとっての目玉になるのかな?個室風呂です」

「さっきのカスタム風呂って言ってた物ですか?」

「そうそう。さっきまで皆が入ってた温泉。バフ効果が掛かるのは分かるけど、それでも欲しいバフじゃない!そういう時はここで、自分が調合した入浴剤を使って自分好みのバフが掛けられるよって場所です」

「なるほど、だからカスタム風呂か」

「今の所ここの貸し出しに関しては、キッチリと風呂掃除をする事を条件に貸し出ししようとしてるんで、もし良かったら2人に色々とこの温泉の情報を拡散してくれたら嬉しいなって」

 ついでだから宣伝もしてもらおう


「それは勿論。いつ頃オープンかな?」

「トラブルだけお断りで、大体2、300人くらいなら別にそこまで小競り合いも起らない読みで皆さんの善意が必要な施設だから無料開放って形にしてるみたいな事をそれとなく伝えてくれれば良いんで。一応現実世界の明日の4時くらいからオープン予定です」

「分かった。任せてくれ」

「任されました!責任を持って宣伝します!」

 よしよし、これで温泉は皆も入れるように出来たな。その内温泉の入り口前で商売をする人とかも出てくるかもなぁ……フルーツ牛乳とかコーヒー牛乳的な物を売る人とか出て来たら結構儲けられるんじゃないかな?



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― 新着の感想 ―
魔王軍に入れたか入れないかでこの世界での充実度がかなり変わってくるくらい影響力あるハチ君しゅごい(震え声)
[一言] 浴衣・・・ハチ・・女物・・・は!閃い・・(ここで文字が途切れている)
[良い点] 空島温泉旅館とか作れそうw 入浴剤…これはシノギの香り!!
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