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899/2015

なんか覚悟してる男

「とりあえずサーキット建設の目途が立ったし、ドラゴン用のゲートも出来ると……そうだ。メッセージの全拒否設定も解除して皆に告知するか」

 とりあえずフレンドに空島に新しい物が出来ると告知しておけば勝手に広めてくれるだろう。他に何か変更しておくような事とか有ったかなぁ……


「特に何も無いか。街の発展に関しては街を使う人に任せてる様な物だし……」

 サーキット場は少し街の近くに設置して、人が来やすいようにするくらいか


「サーキットから少し見えるくらいなら許してくれるよね?」

 空中にコースを作るサーキットからアストライトが見えるかもしれない。でも、そこは立ち入り禁止状態にしてるから見えたとしても普通のプレイヤーは行けないから見えたとしても問題は無いだろう


「変化が小さくてこれで空島を閉めたのかとか言われそうだけど、まぁ僕の空島だし文句が出ても気にしなければ良いか」

「さっきから1人で何を喋ってるんだ?もうそろそろオレのサーキットが完成するぞ!」

「あの人とも戦えるっすかね……中々良い走りをしてたっすから」

 イグニスに跨って、今は建設中だからなのか、安全ヘルメットを被っているフォヴォス。普通は走ってる最中もヘルメットは必要だけど……まぁ、ゲームの中だからそこは堅い事は無しって事なんだろう。イグニスはイグニスで案外走り屋気質があったりするのか、ダイコーンさんなのかダイコーンさんのバイクにライバル味を感じてるみたいだ




『サーキット場が完成しました』


「「「「「出来た!」」」」」

 空島にサーキットが出来た。これでレースをしたい人、オススメはしないけど賭けたりする人とかも出てきそうだ。皆が楽しめれば島の雰囲気も良くなるだろうし、こういう発展は見ていてこっちもワクワクする


「ここがフォヴォスとイグニスのサーキット場だ。コースの要望が来た時はそのコースを空中に再現して欲しい。何も要望が無い時は自分達で好きにコースをセッティングして良いから。それでここを任せたいんだけど、良いかい?」

「要望が来た時に答えれば良いんだな!分かった!」

「好きに決めて良いとは太っ腹っすね!」

 どんなコースが生まれるのかはその時次第。毎回違うレースが出来るってなればレーサー達が楽しんでくれるだろうか?何個か基本形のコースも作っておけばタイムアタックみたいな事をしたい人とかにも優しいかな?


「楽しいコース。期待してるよ?」

「任せろ!」

「任せてくださいっす!」

 これでサーキットは大丈夫かな。あぁ、マウントアイテム持ってない人向けにレンタルバイクとか有れば気軽に参加してくれるかも……全員がほぼ同じ性能ならマシンの差じゃなくてその人の技量次第になって良いかも


「またヘックスさんに相談かなぁ」

 色々忙しくなるぞぉ?




「ふぅ、今日はこのくらいで……おや?」

 ギルドから漆黒龍が何処かの街に来るかもしれないから各街に腕の立つ奴を配備するという任務の下、フォーシアスに居たハスバカゲロウ。正直、この漆黒龍が来るというタイミングで空島が閉鎖、ハチ君もメッセージ機能を全拒否という段階で相当怪しんでいたが、先程漆黒龍の気配が消えたらしく、任務は終了

 を告げられた。未だにメッセージ拒否状態なので空島で何があったのか聞きたい所だが、まぁ気配消失という事は多分ハチ君が何かしたのだろう。とりあえず万が一に備えて1日フォーシアスで待機していたが、1つのメッセージが来たのを見て、すぐに行き先を決めた


『空島に新しい施設が完成したので閉鎖を解除します。またいつでも来てください』




「やぁハチ君。メッセージ拒否してまでと…は……これはまた何だ?エアロードサーキット…サーキット!?ハチ君レース場を作ったのかい!?」

「おっ、来ましたねぇ?どうです?一周走って行きますか?ハスバさんなら特別に自分の足で走るのを許可しますよ?まぁ勿論後ろから何かしらに乗って追いかけますけど」

「おぉん!魅力的…」

「まぁ、実際はまだレンタル用のマウントアイテムを用意出来てないので、これからまた作ったりしようかなと思いまして……」

 このナチュラルに言っているのか演技なのか、見分けのつきにくい感じでの責め。素晴らしい……じゃなくてエアロードサーキットとは……空中にコースが浮かんている。これを作っていて閉鎖していたと……


「やはりハチ君は凄いな。私の想定とかを軽く飛び超えていくよ」

「色々頑張ってたら何か建つ事になりました」

 普通は色々頑張って魔王の偽物になったり、島1つ運営したりはしないんだ。だが、そういう所に皆惹かれているのだろう。遊んでいてとても楽しいし……だが、私には大事な使命もある。冗談にも思えるが、他の奴らもこれを望んでいるのだろう。頼む……フレ切りだけはお赦しを……


「ハチ君」

「はい、なんでしょう?」

「サーキット建設おめでとう。ところでハチ君……このサーキット。何か足りなくないかい?」

「ん?まぁ、レースする為に必要なのは大体揃ってると思いますが……」


「レースクイーン。必要だろう?」

 そう言ってプレゼントボックスに入った「はち」の名前入りスク水をプレゼントした。これでフレ切られたらアイツら赦さんぞ?



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― 新着の感想 ―
[一言] ハスバさん? ああ、アイツは(どうでも)いい変態だったよ……
[一言] なぜだろう ハスバさんが出て来るとどんなことをやらかしてもホッとしてゲーム楽しんでるんだなあって気になる 女性陣が住民(一部除く)以外アレだからか… れーすくぃーん「はち」に期待大!
[一言] サブタイの覚悟はそういう事か… 次回「ハスバ死す!」デュエルスタンバイ! !!!( ゜д゜)ハッ!!! フォヴォスと師匠と姫様に着てもらいましょう! 師匠はいつもハチさんに迷惑かけてるしフ…
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