表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
864/1998

オートマトンの謎

「割と種類が居るな……」

 ゴーレムとオートマトンは人型だけでは無く、犬や馬みたいな4つ足タイプも居る。飛んでいる奴が居ないのがせめてもの救いかな


「僕が通用するか、試させてもらおう。はっ!」

 敵のオートマトンが振り下ろす剣の柄の部分を右手で受け止め、左手で掌底を叩き込む。中々良い一撃が入り、オートマトンが吹き飛んだ


「すげぇ!今のどうやって!?」

「……!」

「凄い一撃だな?」

 ヘックスさんは上空から見てるから僕の攻撃とかも見えてるのか


「しっかり全身を使って一撃を入れるのがコツかな?こうやって!」

 今度はゴーレムの懐に入って鉄山靠。体格の違いで足に向かっての攻撃になったので、足の内側から打ち込んで体勢を崩させる……つもりだったけどそのまま足が破壊されてゴーレムが完全に倒れた


「「おぉ……」」

「……!」

 説得力はかなり出たかもしれない。とにかく失敗しなくて良かった……


「一応これで僕もある程度は単体で戦える事が分かったから、後ろからの不意打ちとかにも対応は出来るから後ろは安心してくれるかな」

 正直、数体出て来たら止められるか分からないけど、敵が数体出てきたとしても2人が気付けるまでの時間稼ぎは出来るから問題は無いな。というか僕でも倒せるレベルで良かった……僕が倒せないレベルの相手とかだったらどうしようかと思ったけど、杞憂で済んで良かった


「そういえば……」

 ピュアルとフォヴォスが倒したゴーレムとオートマトンはそのままポリゴンと化していたが、僕が倒したのはそのまま残骸が残っている。と言う事はこれは上手く解体出来れば【命に感謝を】の効果とか乗るかな?


「とりあえずゴーレムとオートマトンからコアが取り出せるかやってみるか?……いや、今は周りの皆に合わせる事を優先しようか」

 オーブナイフを倒れた残骸に突き立ててポリゴンにする。ゴーレムとオートマトンの欠片を1つずつ入手しただけになったが、まぁ良いだろう。今度ゆっくり試してみよう


「一応、洞窟がその先にあって例の魔術師が残した物とかあるが、今はまだ破壊しない方が有益かと思って放置している。他に何か無いか調査してくれ」

 ヘックスさんが調査したのはゴーレムとオートマトンの発生地点とでも言うべき場所だろうか?確かに、今この発生地点を破壊してしまうとそれ以降ゴーレムとオートマトンが出てこなくなり、バイクを作れなくなる可能性が高い。一番良いのはバイクを作れてからその発生地点を破壊するのが良いだろう。それとなくそこからは外れる様に移動するのが良いか。他の発生地点が無いとも限らないし、見つけたからといって即座に破壊するのは勿体無い


「お、おい……なんだか悪い顔してないか?」

「……!……!」

「悪い顔してると言ってるが……どんな顔してるんだハチ?」

「えぇ?そんな変な顔してないと思うんですけど……」

 なんか悪い顔してると言われたが、そんなに変な顔してたかな……ただ色んな意味で稼げそうだと思っただけなんだけど……




「おっ!なんかデカい奴出てきたぞ!」

「…………!」

「おぉーチャリオットって感じなのが出てきた」

 今までそれなりに纏まって数体が出て来ていたが、ここに来てオートマトンが数体合体したような奴が出てきた


「そいつのデータはまだない。気を付けて対応してくれ」

 データが無い敵か。ヘックスさんがどういう調査をしたのか分からないけど……もしかして複数人で来た事で何か変わったか?


「とりあえず距離を取って対応してください。敵の武装的に槍の投擲も考えられるから回避とか出来るように……」

「危ない!」

「……!」

 人が話している最中にこっちに向かって槍を投擲してきた。しかも鎖みたいなのが付いてるから手元に戻せるのか……


「こんな風に投げてくるかもしれないので。全く危ないなぁ?」

 まぁ、モーションで投げてくるのは丸わかりだったので軽く横にステップするだけでその投擲を回避する


「おっ、戻すんだ。じゃあ」

 チャリオットオートマトンが腕のリール状の部品を回転させ、槍を引き戻す行動をしたので、その鎖部分を掴んで一緒にチャリオットに急接近する。相手もこの動きを読めなかったのか動作が止まったのでそのまま飛び蹴りを浴びせる


「な、なんてかっけぇ特攻!」

「……!」

「凄い事してるな?……やっぱりハチなら何か私では発見出来なかった物を発見出来る気がする」

 褒められるのは嬉しいが、何か見つけられるかな?


「おっと早速……」

チャリオットオートマトンを倒してナイフを突き立てたらオートマトンのコアが出てきた。これは美味しい


「とりあえずこのまま探索していこう。さっきみたいな新型もそこまで防御力が高い訳じゃ無かったし、さっきのはただの集合体みたいな物だと思うからあんまり身構えなくても良いかも?」

「もしかしてアレか?落ちてたパーツを拾ってたとか……」

 落ちてたパーツを拾って自分にくっ付ける……確かに無い話では無いと思う。もし、ゴーレムとオートマトンの両方が倒されたら強化されていくとかならそういう形での強化というのもあり得そうだ。なにしろこの島を渡さないという遺志の下で動いているだろうし



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 作者様よりいただきましたコメントより >発動描写を省いてた説と素の能力で破壊しただとどちらが良いでしょうか? 素の能力で破壊した説を激推しします! それでこそ魔王!!
[一言] 古武術ときたかぁ 背中を前に突き出してタックル(人間砲弾) 右足を支点に左足を上に振り抜く 小塁抜き 指を4本突き出しての数え抜き手4、3、2、1 色々あるから古武術好きなんだよね
[一言] まさかここに徘徊してる敵モブってお掃除系ロボットだったりしてw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ