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タンシャ作り開始!

「まさかのドラゴン様かい……」

「ぽよぽよ……」

「で、こっちのフォヴォスはなんか龍王の子供らしいですが」

「龍王の子供?ハチは普通の人と関わる事が出来ないのかい?」

 ドナークさんの言葉が突き刺さるなぁ……


「色々楽しんでやってただけなんですけどね……」

「それで、これから何をするんだ?」

「おっと、そうだったそうだった。ヘックスさんの所に行ってみないと……」

 ボルカさんに言われてやるべき事を思い出した。ヘックスさんに会いに行かなければ……


「それじゃあちょっと行ってきます」

「おう、気を付けてなー」

「ぽよぽよ~」

 今度こそ3人と分かれてヘックスさんの家に向かう




「ヘックスさん居ますかー」

「……はーい、ちょっと待ってー」

 部屋の中から返事が聞こえて少し経つと扉が開いて中からオリジンゴーレムのヘックスさんが出てきた。隣には一緒に復活させた戦闘人形のピュアルも控えている


「どうもどうもー」

「ハチか!今日はどうしたんだ?」

「ちょっとしたお願いがありまして、中に入ってお話しても良いですか?」

「良いぞ、ピュアル。お茶を用意してくれ」

「……!」

 ピュアルが部屋の中でお茶の用意を始める。こっちも要件を手早く話そうか


「今日はヘックスさんにちょっとしたお願いがありまして……」

「何でも良いぞ?言ってくれ」

「マウントアイテムでバイクを作りたいんですが、素材とかどういった物を何処で集めたら良いかなぁと思いまして……」

 フォヴォスに話したタンシャ……つまりバイクを作る為の素材集めの場所を何処か知らないか聞いてみる


「バイクを作る……もしかして後ろの2人の為にか?」

「いや、俺は違う。こっちの分だけで良いんだが……」

「タンシャ!タンシャ乗りたいぞ!夜露死苦!」

 ボルカさんはアストライトに着いてから周りを見渡したりして色々見ていた。この村に多種族の魔物が居るのを興味深そうに見ていた。一方フォヴォスはタンシャが作れるという事で頭がいっぱいって感じだ


「ほう……ドラゴンか。また珍しい種族と……」

「ちょっと縁がありまして、それで、マウントアイテムを一から作るとなるとやっぱり特殊な物とか必要になりますかね?」

 説明はしてないのにヘックスさんは後ろの2人がドラゴンだと見抜いた。ヘックスさんの目の部分が多少動いていたから、解析か何かしたのだろう。便利だなぁ?


「そうだな……今のハチなら大丈夫か。一からマウントアイテムを作る事は可能だ」

「今の僕なら……と言う事は戦闘があるって事ですかね?」

 今の僕なら大丈夫と言う事は、レベル制限か何かがあると言う事だろう。それをクリアしているから行っても大丈夫的な


「あぁ、敵を倒してアイテムを集める。そして、それを使ってマウントアイテムを製作する事が出来るぞ。何ならアイテムを集めてくれるのなら私が作ってやっても良い」

 おぉ!これは嬉しい提案だ。自分でも作ってみたいけど、まずは作ってる所とか見て学びたかったし、まさに渡りに船だ


「もしかしてヘックスさんにも何か必要なアイテムが有ったりします?」

「あるぞ。そこに行って倒した敵からたまに出てくるコアとか、レアパーツが出てくるんだが、それが今必要でな。私の代わりにその場所にハチが行ってきて集めてくれないか?何なら報酬としてそちらの方専用のバイクを製作しようじゃないか」

「オレ専用!?」

「分かりました。その話乗ります」

 自分専用。そんな言葉を使われたら男の子はワクワクしちゃうに決まってるんだよなぁ……まぁフォヴォスは女の子だけどさ?でもヘックスさんがコアやレアパーツが出てくるって言ってるし、その場所に出てくる敵ってロボット的な物なのだろうか?


「でもその前に1つ聞いてもいいですか?敵はどういった存在でしょうか?」

「所謂殺人ゴーレムとでも言うべきか。ちょっとした調査をした結果、1人の魔術師が自分の死後もこの場所は誰にも渡さないという強い意志で魔法を作り、ゴーレムやオートマトンが蔓延っている島がある。その島は地下資源が豊富な様で、金属製のゴーレムやオートマトンがその魔法で量産されているみたいでな?倒せば良質なパーツが手に入りそうなんだ」

「なるほど、それなら気兼ねなく倒せそうですね」

 ある意味呪いの様な魔法でゴーレムやオートマトンが量産されている島。その島に乗り込んで敵を倒せばパーツやらコアやらが取れると、作業用のゴーレムが無理矢理戦闘に利用されているとかでは無く、最初から侵入者を殺す事を目的としているゴーレムとかだからヘックスさん的には倒すのはセーフって事なんだろうか


「ならその島でパーツ集めをやってくれるか?」

『特殊クエスト スピリットオブパーツ を開始しますか?』


「はい、やらせていただきます!」

 新しいクエストを承諾する


「まず、その島に旅人の泉は無い。だからハチがワープでそこに行く事は出来ないと考えてくれ」

「はい、じゃあどうやってその島に向かえば良いんでしょうか?」

「そこは私が送ってやろう。そうだな……後ろの2人もついて行くのか?」

「えっと、もしかして人数制限とかある感じですかね?」

「そうだな。ハチ以外の旅人に知られるのはあまり良くないだろう。この村の仲間なら実力もあるから安心出来ると言うのも考えて2人まで連れて行けると考えてくれ」

 村の仲間と後ろのボルカさんとフォヴォスの中から2人。これは結構重要な判断になるかもしれないな?



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― 新着の感想 ―
[一言] …(素材の)宝島。 しかも延々と湧き出でる… 本当に管理者いなくて大丈夫なんですかね?
[一言] 鉱物資源のシマ!これは抗争ですわ!?
[一言] 選ぶ仲間でアイテム変わるの、オフゲーならとりあえずセーブして検証したくなるやつ〜。 ボルカ氏、気が付いたら村の住人と勘違いするほど馴染みそう。
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