表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
773/2148

あれは事故だ

「ふぅ、またそれなりに捕まえられたな」

 魅了を使った捕縛は相手が男だった場合はかなり楽に捕まえられるからもう少し違う形でも使いたいな?


「さてと、アイリスさんとロザリーさんに会う前に良いウォーミングアップが出来たな」

 出会ったらどうなるか……まぁ捕まえるとか逃げるとかの前に会話したい所だ


「さて、気合いを入れ直して……あれ?あの2人何処かで見たことがある様な……」

 集団を捕まえた後、エリア縮小装置のあった所に向かって進んで行ったらなんか見たことがある様な2人が居た。何処で見たんだっけ……


「あぁ!あの時の2人か!」

 リュウグウノツカイを倒したあの時。今度会ったら一緒に戦おうって挨拶した2人だ!これはちょっと声掛けに行こう




「いやぁ……便乗して装置を破壊に来たけど、あの人達凄いなぁ……」

「俺達もその内有名なプレイヤーになれるって!ほら、前にあの人が別の戦場で会えたら一緒に戦おうっていってたじゃん?」

「一緒に戦おうって今回敵じゃん?」

「うっ、まぁそうだけどさぁ……」

「敵でも戦うって事には変わりないでしょ?」

「そうだけど……ん?」

 今は2人で会話していたハズなのに今知らない誰かが会話に入ってきた?


「「……っ!?」」

「やぁやぁ、また会ったねぇ?」

 この飄々とした態度なのにも関わらず、心臓を掴まれた様に動けないレベルのプレッシャー。ホンモノとはこういう事なのか?


「「ど、どうも……」」

「どうしたんだい?お話しようかと思って来たのに」

 お話?おはな死?


「あ、あのあの……この前の約束」

「あぁ、一緒に戦うって奴?」

「それです!」

 覚えていてくれたみたいだけど……あの約束は守ってくれるんだろうか?


「まぁ今回は一緒に戦う事は出来ないけど、1回くらいは見逃してあげよう。特別だよ?」

「「ありがとうございます!」」

 まさかマジで許してもらえるなんて!このチャンスは絶対に逃しちゃいけない。必ず逃げ切らなくては……


「とりあえず20秒くらいで良いかな?僕も今は人を探しているからそんなに長くは待てないけど……」

「もしかしてロザリーさんとアイリスさん?」

「おぉ!知ってるの?」

 これはキチンとした情報を渡せば20秒と言わずもっと見逃してもらえるかも!


「あっちの壊れた装置の方にまだいたはずです!」

「それ本当?いやぁ悪いね。2人共ありがとう」

 ……やっぱりこの人、根はかなり良い人なんだろうな。何か安心してしまう


「それじゃあ頑張って逃げてね。応援してるから」

「「はい!」」

 肩に手を置かれて頑張れって言われた。これは頑張って逃げ切らないと……あれ?


「「「あっ」」」

 肩に手を置かれたって事はこれ完全に捕まえられたのと一緒じゃ?


「……見逃すと言ったな?」

「「そ、そうですよ!」」

「あれは反故だ……ゴメン」

「「うわぁぁぁぁ!」」

 まさかの裏切りで捕まってしまった。でもあの言い方から察するに本当に見逃してくれるつもりで頑張って逃げろって言うのも本当だったんだろう。ただ、応援の形として肩に手を乗せて頑張ってとエールをくれただけだったんだけど、結果として捕まってしまっただけで……




「やっちまった……完全に応援のつもりだったのに」

 ロザリーさんとアイリスさんの情報も貰って本当に見逃そうと思ったのに、事故であの2人を捕まえてしまった。許して


「触れる物皆捕まえてしまう……」

 悲しき戦闘マシーンみたいな状態に後悔していたが、情報がまだ正確な状態の内にさっさと2人の所に行くべきだろう。切り替えて行け


「さぁ、どうなるかな」

 もし、相手が僕を待っていた場合。それは何かしら策がある所に突っ込んでいく形になる。NPC捕縛者を予備として配置しておくか……いや、ここは男らしくNPC捕縛者をあの周囲から離しておくか




「どうやら待っていてくれたみたいだね?」

「ハチ君。お久しぶりです」

「久しぶりだね。ハチ君」

 佇まいが違う。完全に強者の雰囲気だ


「最近はどうして誘ってくれたり、何かしていたとしても教えてくれなかったんですか」

「そうだぞ。せっかくフレンドなんだ。情報交換とか、多少の交流があっても良いだろう?」

 もしかしてこれ、最近一緒に遊んでない事を怒っている?


「ちょっとこのイベントに向けて強化していたり、こっち側でイベントやって欲しいって協力要請があって、僕の事を良く見ている2人と一緒に遊んだら思わず情報を漏らしちゃうかもしれないなぁと思いまして……」

「「……」」

 どうでしょう?嘘は言ってないハズ。あんまり不特定多数と一緒にプレイするとどうしても、口が滑る可能性も高まる。男だけのパーティでお宝探しとかも結構危ない橋を渡って居たりする


「じゃあキリエ達と捕縛者になっていたのも黙って居たのか?」

「それに関しては他の捕縛者の人が始まるまで誰か分からない状態だったので、今日直前で初めて知りました」

「そうか」

 なにこの尋問みたいな状態。僕が捕まえる側なのになんか正座してお説教されている気分だ


「私、ハチ君と一緒に色々お宝とかダンジョンとか行きたかったんですよ?」

「それは……ごめんなさい。お二人がこのまま脱出したいって言うのなら僕は邪魔しません」

「「そういう話じゃない」」

 えぇ?じゃあどうして欲しいの……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] > 「……見逃すと言ったな?」 >「「そ、そうですよ!」」 >「あれは反故だ……ゴメン」 >「「うわぁぁぁぁ!」」 …よく見たら、コマンドーではなく、ジョジョの方でしたか。 ハチ「ゴメン…
[一言] たとえ、能力差を感じたとしても 追いつけるように努力するのと 同じ場所に行けるように同調圧力かける のは全く違うし、後者はほんと悪手だよなぁ(ハナホジ)
[一言] 頑張って逃げてね!(終了) とか草生えるやろいい加減にしろ!! 相変わらず女心の分からないハチ君であった。。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ