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再確認

「うーん……」

 幻を見せる幻刀・朧霞と雷みたいな速度で突きを放つエクレーラ・フルーレ。相手の装備が知れたのは情報としてありがたいが、どうだろう、対処出来るかなぁ?出会ったら一度会話して、それとなく隙とかあるか見てみるかな?


「そろそろ行こうよー!」

「そうね。もう行っても良いでしょ?」

「まぁ良いんじゃないか?チャンスの時間は充分与えたし」

「じゃあ戻りますか」

 正直あの2人の事を考えるとちょっと足が重いけど、まぁ何とかなるだろう


「それじゃあ皆さんも頑張って!」

 3人を見送り、エリアの徘徊を再開する。さて、それじゃあ捕まえますかぁ


「おっと、破壊されたか」

 エリア縮小装置の破壊をNPC捕縛者が確認したので、これで僕のエリアは縮小しなくなった。破壊後はあっという間に参加していた人が逃げて散り散りになったみたいで全ての追跡は不能と情報が来たので、それ以上のその場での追跡は辞めさせ、逃げる奴をエリア中央に向かわせるように周りのNPC捕縛者に報告するように指示を変えた。これで中央に逃亡者が来るように追い込んでくれるだろう。分身体でも捕まえられるだろうからここは一旦、軍人姿になってから【ジェミニ】で2人になる


「「これで良しと」」

 2人で準備を終わらせたら仁王立ちしながら逃亡者がやって来るのを待つ。【ヴァルゴ】を使って男の軍人と女の軍人という2人体制になって逃亡者を待つ事にする。どっちでもお相手しよう




「これで何とかなったわね」

「ここのエリアが縮小したら逃げられる確率が滅茶苦茶下がるからな……」

 未だに発見出来ていない魂の欠片がエリア縮小で更に発見出来なくなるとか厳しい事この上ない


「でも、一回くらいはあの人を見たいような見たくない様な……」

「バカ、あんまり変な事言わないでよ。そう言うのはフラグになっちゃうでしょ?」

「ただあの装置を破壊する時も破壊した後も魂の欠片がまだ見つからないからここのエリア自体相当生成数少ないかもしれないな」

 途中で合流した他のパーティの会話なんかを聞いているとこのエリア担当の捕縛者であるあの人を一度見てみたいというのも分かるけど、確実にそれを見たら捕まる事が確定しているような事なので叶わない方が良い願いを言っていた


「っとと!わりぃ!捕縛者連れてきちまった!」

「マジか!?おい、捕縛者が来たぞ!逃げろ!」

「また死神!?」

 途中で合流した別パーティが捕縛者に追いかけられて自分達とぶつかってしまい、一緒に逃げる事になった。迷惑と言えば迷惑だが、この迷惑は自分達もやったので、文句は言えない


「とりあえずこのまま逃げるしかないわね!」

「この通りを行けばある程度広い所に出るから逃げやすいか?」

「というかこの人数で狭い所は全員捕まるかもしれないから行くしかないんじゃないの!?」

 各パーティに別れて逃げようとしても他に道が無いので、合流した後はこのまま道なりに走って、広くなった所から分かれ道で分かれるくらいしか出来ない




「何とか振り切ったか?」

「みたいね」

「いやぁ、危なかっ……た」

 後ろを振り返ってみても死神は追ってきていない。逃げ切ったと思ったら一人が前を向いて言葉を失っていた


「どうやら貴様達だけの様だな?クソ虫にしては良くやったじゃないか?」

「豚野郎にはご褒美が必要かしら」

 男女の軍人が道を進んだ先の広場に立っていた。あの姿は例のあの人の姿の1つにあったハズだ。女の方は分からないけど、確かこの前掲示板にSSが載っていたと思う。と言う事はあっちの女軍人の方はあの人が呼び出したNPCか


「逃げられるとは思うなよ?貴様らを逃がすつもりは毛頭ない」

「全く、何体の豚野郎の相手をすれば良いのやら」

 そんな事を言ったらゆっくりこっちに歩いてくる軍人2人。プレッシャーが凄くて走って逃げ出そうと思っても足が動かない


「では教練を始めよう」

「調教を開始します」

 こっちの女性メンバーに向かって行く男軍人と、男性メンバーに向かってくる女軍人。舐められたものだn……


「動くな」

「「「っ!?」」」

 体の自由が利かない。なんだ?なんで体が動かない!?そしてなんでこの女軍人からめっちゃ良い匂いがするんだ!?


「判断が遅い」

「は、はいぃぃ……」

「力が入り過ぎだ。動きが鈍い」

「す、すみません……」

「体の使い方がなってない。基礎からやり直せ」

「あぁ、良い……すみません!」

 向こうも向こうでなんか指導されてる。ダメだ。完全に歯車が狂っている感覚だ


「そこに並びなさい」

「「「「はい!」」」

 並べと言われて並んでしまう俺達もおかしい。というかあのめっちゃ良い匂いをもっと嗅ぎたい。顔が見たい


「四つん這いになれ」

「「「「はい!」」」」

 いったいこれから何をされてしまうんだ!?


「この豚野郎!」

「あひぃ!」

 チラリと横を見ると尻をヒールで蹴られたような跡があった。アカン……新しい扉が開いてしまう!




「「よし、また良い感じに捕まえられたぞ」」

 女性の方は指導しながら最後に頭を掴んで捕まえるようにして、男性の方はケツキック確保で行った。にしてもやっぱり魅了強いなぁ?



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― 新着の感想 ―
[一言] 不快にさせてしまったと本質が理解されてないようなので補足しますと、その一文の行為だけが今イベントでの個人的事情による恣意的な行為です。 普通にアカウント停止処分もありえる行為です。 結果的に…
[一言] エンタメも重視してイベント進行考えてるハチ君らしい発想だと思ってたんで、削除する必要性ないと思いましたよ私は。
[気になる点] あの2人には闘技場イベントの時に失礼な事をしたし、普通に脱出させても良いと思うんだよな この発言一つで大炎上させてゲームやめさせたくなるくらいですね… 今イベントでの立場を分かってる…
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