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追いかけっ子

「魅了を使うのはこの姿で良いな。いやぁ、サキュバス的恰好をしなくて良かった」

 魅了を使って相手を捕まえようと思った時に魅了と言えばやっぱりそういう恰好をするべきかと思っていたけど、女軍人の恰好で魅了を使えば充分だと気が付いて良かった。流石にサキュバス的恰好をしてしまったら僕の尊厳とか色々と失ってしまう所だった。まだ、このくらいの恰好なら問題ないだろう。露出が少ない女性の恰好をするのにほとんど抵抗無くなってきたな……僕も順調に毒されてきたみたいだ


「さて、次の獲物を探しに行きますか」

 次の獲物は……室内に居るのを捕まえに行くかな?


「ん-、なんかキリエさんとキリアさんの話を聞いたらちょっとアレもやって見たくなったな……」

 まぁ若干アクティブな感じにはなるけど、問題無いだろう。どうせ捕まえる為に動くんだから多少元の奴と違ってもご愛敬……というか色々と幽霊とか真似しようとしてみたら結構女性モチーフが多いんだよなぁ。まぁ確かに幽霊として現れるなら女性の方が怖いかな


「何か良さげな建物とかあったかな~おっ、この辺とか良いかも」

 マップを確認しながら僕の担当エリアで大きめの建物を発見した。ここの中に1人くらいはプレイヤーも居るだろう




「それじゃあ、行ってみよう!」

 建物の中に進んで行く。とりあえず【バリアント細胞】で体を小さくして、髪を長くするだけで【ヴァルゴ】は使わなくても良いかな


「さぁ、誰か居るかなぁ?」

 体を大きくするのはちょっとバランスを取るのが難しくなるけど、小さくするのは歩幅が小さくなるくらいでそこまで違和感が無い。【バリアント細胞】で身長を変えるのは割と真面目に小さくする方だけが良いかな?いや、下手に小さくなるだけだと通常のサイズで違和感が出るかもしれない。そう考えると【バリアント細胞】も結構危ない代物だ。通常状態なのに違和感を覚えてしまうとか一番避けなきゃいけない事だ


「何事もほどほどに……かな」

 慣れ親しみ過ぎてそれが無い状況が考えられない事は凄く多い。この力もそういった感じで使い過ぎには充分気を付けた方が良いだろう


「おっ?誰か居るっぽい……おやおや」

 まさかこんな所で出会うとは……




「やっぱりそう簡単に見つからないかー」

「見つからないか……やはりそう簡単に発見出来ない所にあったりするのか?」

「流石にこんなデカい建物に1つくらいはあると思うじゃん?」

「まだここで探すのか?ガチ宮」

「多分1つはあると思うんだよ。それに、ここの中にはNPC捕縛者が入って来てないから結構派手に探せるしさ?」

「確かに結構大規模に探せてはいるが……」

「次はあっちを探してみるか?」

 巨大な建物の中に1つくらいは魂の欠片が隠されていると想像し、探しに来たガチ宮とグランダ


「ん?今何か……」

「どうした?」

「いや、今何か、通路の向こうに人が居たような……」

 真剣に辺りを見渡していたので、遠くの方で何か居たような気がしたガチ宮はその何かを追いかけてみる。魂の欠片に関係する何かの可能性もあるし、違ったら単に気のせいだっただけだ


「やっぱり、何か居る」

「ん、今確かに曲がり角を何か曲がって行ったな……」

 何か小さい子が、曲がり角を曲がって行った。誘導されている様な気もするが、何もヒントが無いから、ここは付いて行ってみるべきだろう




「あれって……子供か?」

「子供の幽霊?勘弁してくれよ」

 曲がり角1つ曲がるたびにその先の曲がり角を曲がっていく後ろ姿しか見えてないけど、多分歩いているのは子供の可能性が高い。でもただの子供じゃなく、きっと子供の幽霊だろう


「「いらっしゃい」」

「「うわ、マジかよ……」」

 通路の先に並んで立っている双子の前には魂の欠片がある。こんな所であんな双子……昔あったホラー映画にこんな場面無かったか?


「「これ、探してたの?」」

「あ、あぁ……ソイツを貰っても良いか?」

「俺らの代わりに見つけてくれたのか?わりぃな」

 グランダはあまり警戒していないのか、そのまま進んで行く。正直恐怖心が邪魔をしてあの2人に近付くのが怖い


「「これ、欲しいの?」」

「あぁ、貰っても良いか?」

「「良いよ」」

 どうやら本当に貰っても良さそうな雰囲気だ。恐る恐る近寄って、魂の欠片に手を伸ばす


「ま、マジか……ありがとうな!」

「中々見つからなくてよ!サンキュー!」

 もしかしてお助けNPCが居たって事なのか。これはありがてぇ


「良いよ」

「あげる」

「「でもその代わりに」」

「「ん?」」

 なにか見つけたお礼を寄越せって事か?食い物で良いかな……


「「遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで遊んで」」

「「うわっ!?」」

 双子が持っていたクマの人形みたいな物が変形して大口を開ける。通路の横幅いっぱいになるほどのその巨大な口がガチンガチンと音を立てながらこっちに進んでくる。ここにお助けNPCなんて居なかった


「「追いかけっこだよ?」」

 こんなん、子供が怖くなるわ……



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― 新着の感想 ―
[良い点] あぁ、貴重でもないガチ宮のトラウマスイッチが追加される。
[一言] いえ、そのうちサキュバスもインキュバスもショタキュ…ゲフンゲフン!! 「遠藤平吉」的なハチさんはチキンとみんなの期待に応えてくれるはずです!(願望)
[一言] 案を採用してくださりありがとうございます
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