宝物庫オープン!
「がざざがぎぎじじぐずずずげげぜげぞごごご また凄いの来たな?」
「その下にもまだ謎の文の ぜがうぎょろが ちょうざいがぎ なんて文があるな。これが解ければ宝物庫を開けられるか」
「2つの謎を解かないとこの扉を開けられないみたいですね」
「今回は他にヒントになりそうな物が……他に見当たらないです。ここだけで完結しているみたいですね?」
「確かに他にヒントになりそうな物は見当たんねぇなぁ?ってー事はこれ、下の文は今回こそアナグラムじゃねぇか?」
この下の文の方が解けないと上が解けないとするなら、ヒント無しで解ける問題だろう。となると、ヒント無しで文に戻せるアナグラムは大いに可能性が高い
「となると、ぜがうぎょろがで1つ、ちょうざいがぎで1つですかね?」
並び替えで文になるとしても中間に空白があるから文が2つに分かれているだろうと推測出来るが……
「まずは皆でこれを解読しますか」
文字の並び替えをして文になれば良いけど
「がぜぎょがろう…ががぎょうぜろ…がぎょうがぜろ……が行が0!これじゃない?」
「が行が0?だとするなら後半は……ぎょう…ちい……ざぎょうがいち。ざ行が1。これっぽいですね?となると上の文も解読出来そうですね」
が行を0、ざ行を1とするなら上の文章は……
「01100011011100101000……ん?間違ってないよな?」
「0と1で構成されているという事は2進数でしょう。ただ、これだけ長い桁だと数字に直すと中々大変な事になりますが」
「が行とざ行。こりゃあ分けるのに丁度良い分け目があんなぁ?」
書かれている文字が「がぎぐげご」と「ざじずぜぞ」に分かれている所を見るに、5つに分けられるだろう
「だとしたら0110、0011、0111、0010、1000の5つですね」
「それなら6、3、7、2、8だな」
ダイコーンさんがすぐに計算して数字が5つ出てきた。これで行けそうだ
「これ以上は謎らしい謎も無いですし、打ち込んで見ますか」
キーボードに「63728」と打ち込む。これで開かなかったら多分この地下自体がもう偽物だろう
「あ、開いた」
ガチャンと音を立てて扉が開いた
「わぉ……」
「すげぇ……」
「本当にお宝があったんですね!」
「これは凄い……かなりの量ですよ!」
「こんなにお宝があるとは……」
宝物庫の中には銀貨や金貨や王冠、首飾りなどのお宝が沢山置かれていた。これは宝探しをしたがる人も居る訳だ
「遂にお宝はっけ……あーっ!あなたは!」
「おや?どちらさんかな?」
「あっ、タンケさん。お久しぶりです。お宝を求めて来たんですか?」
一歩遅かったらしいタンケさんがやって来た。まぁ、NPCならあえて遅れて来るみたいなのもあるのかな
「お宝に呼ばれた気がしたので、適当に歩いてみたらここに辿り着きまして……うひょー!やっぱりこのお宝を発見する瞬間は堪りませんな!」
お宝を前にして目をキラッキラさせているタンケさん。お宝を発見するのが好きって言ってたもんなぁ……
「あの……ハチ君?この人は?」
「あぁ、そうでしたね。この人はタンケさんと言って、お宝を発見する事が好きな探検家?みたいな人です」
「タンケです!お宝を探して色んな所を調査してます!今回も出遅れてしまいましたが、やっぱりお宝が見つかるこの瞬間は素晴らしいです!あっ、お宝を見つけたいだけで、そのお宝を奪うとかするつもりはないので!」
お宝を見つける事が好きなタンケさんはお宝よりもお宝を発見するあの高揚感が好きなんだろうけど……タンケさんは生計とかはどうしてるんだろう?
「あ、タンケさん。帰り用にまた前みたいに脱出用のあれを置いてもらっても良いですかね?」
「もちろん良いですよ!置きましょう!」
よし、これで帰り道も確保出来た。というかやっぱりタンケさん、出口が無いダンジョンみたいな所から脱出させてくれるお助けキャラだよな……
(あの、皆さんちょっと相談があるんですけど)
ウィスパーを使って皆に話しかける
(ん、彼に宝を少しあげたいという相談かい?)
(構わねぇぜ?こんだけあるんだ。俺らの分が多少減ったところで問題ねぇだろ)
(私達もハチさんに連れて来てもらったという立場なので、お宝の分配もハチさんに任せます)
(自分もお任せします!)
相談する必要も無いくらい即決してしまった
「タンケさん、これ受け取って」
「ん?こ、これは王冠じゃないですか!?これは貰えませんよ!」
「これだけの人数を出口まで送ってくれるなら対価は必要かなって、感謝の気持ちとして王冠の1つくらい受け取ってよ」
王冠は1つで結構な額になるかもしれないし、分配する時に面倒になりそうだからタンケさんに押し付けるのが一番丸く収まる気がしてたのが本音とは言えないよなぁ……
「ほ、本当に良いんですか?こんな貴重な物を……」
「だって見てよ?これだけお宝があるんだから、タンケさんがここから脱出させてくれるお礼として1つくらい持って行ってよ。残ったお宝をここに居る皆で分けるか、余ったら何処かに寄贈するかな」
「分かりました!ではありがたく頂きます!」
よし、これで分配するのに厄介な王冠は何とかなったぞ
「それじゃあ残ったお宝の分配ですけど、まず直接的なお金は4人で均等に分配、この場でお金にならない物は先に僕が欲しい物を貰って、残った物は話し合いで分割。文献の類があったらそれは情報提供してくれたところに寄贈したいんでそれも僕が貰うって形でどうでしょう?」
「明らかにハチ君が損している気がするが、ハチ君にとってはこれで損が無いと言うのなら構わない」
「改めてハチさんの凄さを実感しますね……普通はこういうのはハチさんが一番多くの報酬を要求するものですが」
「ハチ、困った事があったらいつでも言ってくれよ?」
「これならハチさんのお陰で新しいイベント用の装備を用意出来るかも!ありがとうございます!」
よし、一応これで皆が納得する分配に出来そうだな




