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ファーストマッチ

「ようこそ、挑戦者達。そういえばあなたとは一度戦いましたね」

「あぁ、恥ずかし固めをしてやった時か。あの時は色々教えてやったが、あれから進歩してるか?」

「っ!あの時負けたのは貴方でしょう?」

おぉ、怒ってる怒ってる


「あぁ、ちょっとした技術を教えてやったらあの時は負けたが、今回はそのリベンジだからな。ついでに他の奴もぶっ倒してやろうと思って仲間を連れてきたぜ」

ついでにと言った所でゴーストヴァルキリエの周りに居た4人もムッとした。まぁ最強格と言われてるのに数合わせみたいな言われ方したらイラつくに決まってるよなぁ


「あんた随分な大口を叩くじゃないか?負けたくせによ?」

「それがどうした?お前は成長しないのか?俺は成長しているぞ?だからこそこうして大口を叩いている。お前は全く成長しないのか?」

まぁこれは絶対に言われると思っていたので用意していた返答をする


「へぇ……言うじゃないか?」

「まぁ俺はお前の相手はしないがな。後ろの誰かがお前の相手をしてくれるだろう」


「コイツムカつく……」

「まるで私達は眼中に無い感じじゃん?」

「ランペイジにしか興味ないってか?」

「ゾッコンじゃん?愛されてるねぇランペイジちゃん?」

「煩いぞ。アイツは油断ならない。一度勝っているからこそ何故あそこまで自信があるのか分からないから油断なんて少しも出来ない」

まぁ手抜きというか、リングアウトしてたからなぁ……全力で戦えてなかったところもあって実力自体はそこまで知られていないだろう。というか、ビックリしたのがグレイトファイブ全員女性じゃないか。こういうのって少しくらい男が居るかと思ったんだけど……もしかして金的とかアリなんだろうか?それを考えたら男がトップ5に居ないというのも納得出来るけど……


「そもそもお前らが本当にこの冥界ファイトクラブで強い5人なのか?」

「「「「なに……?」」」」

おぉう、ピリつき過ぎぃ


「おい、さっさとやろうぜ?こいつの仲間をさっさとボコしてこいつに土下座させてやる」

「賛成、始めようよ。すぐに倒すから」

「ったく、なんでコイツとタッグなんだよ……」

「ほんと、一人で戦った方が勝てるわ」

「「なんだと?」」

この2人が仲悪いコンビか。中々だなぁ……


「おぉっと!既にバチバチだァ!これは会場の皆も待ちきれないよなァ!それじゃあさっさと始めちまおうかァ!」

「「「「「ワァァァァ!!」」」」」

司会の進行らしいとはちょっと言えないけど、まぁ皆盛り上がってるみたいだし、まあいいか


「じゃあ記念すべき1戦目のカードは……マスクドキーツネ&マスクドグータラVSドギーラ&エイピー!」

あぁ、犬と猿か……そりゃあ仲が悪いって言うのも何となく理解出来る。犬猿の仲って奴か


「行けー!エイピー!」

「頑張れドギーラ!」

まぁグレイトファイブと呼ばれているだけはあるのか人気は高いな?


「「まぁお前なんか居なくても勝てるけどな!」」

「「なんだとぉ!?」」

これ実は仲良いだろ


「では初戦を頼むぞマスクドキーツネ、マスクドグータラ」

「うんうん、言いたい事が山ほどあるねぇ?」

「シバいてきます」

受付の時にこっそりとリングネームを決めておいたけど、モルガ師匠には僭越ながらマスクドグータラのリングネームをプレゼントしておいた。気に入らなくてもマスクドグータラでもう通っちゃってるから変えられないよ?




「さァ!始まりました!タッグマッチ!両者ともリングインです」

飯綱さんがマスクドグータラ……モルガ師匠をリングに引っ張り上げて2人がリングインする。一方向こうはお互いにジャンプ力に物を言わせてロープを飛び越えてきた。うーん、リングインの仕方に文句を言う訳じゃないけど、スマートさでは向こうの方が上かな。まぁスマートだからどうしたって話しなんだけどさ?


「ファイッ!」

小気味良いゴングの音で試合が始まる。まぁいつ戦闘になっても良いように身構えている向こうの人達と構えすらしていなこっちの2人。当然こんな事をすれば批難の対象になるかと思ったが……


「言い表せない凄みがあるな……」

「隙だらけのハズなのにまるで隙を感じない」

「あの2人マスク取ったら絶対可愛いだろ」

とまぁ、何故か批難の対象ではなく、構えない事で逆に凄そうみたいな雰囲気になっていた。あと最後の1人は試合内容というより参加してる人の方を見に来ている感があるな?


「さぁて、それじゃあこっちから行かせてもらいますかねぇ!」

「てめぇ勝手に決めんな!そいつはこっちの獲物だ!」

マスクドグータラの方が弱そうに見えたのか強そうに見えたのか分からないけどドギーラの方がそっちに行ったので、残ったエイピーが怒りながらマスクドグータラに迫る


「「はぁ!」」

「不愉快です」

「「!?」」

「やるやる~」

ドギーラの右ストレートとエイピーの左ストレート。それを手首を掴んで止めたのは無視されていたマスクドキーツネこと飯綱さんだ


「これでは話にもなりませんね?」

そういえば飯綱さん結構脳筋スタイルだったよなぁ……



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― 新着の感想 ―
[一言] 飯綱さんなだけに技は飯綱落としをリングのロープを使って最大級にしてあげると……
[一言] そうだった、飯綱さん脳筋だったわ…… すっかりデキる秘書っぽさ(苦労人風味)が板についてたから忘れてた
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