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ダンスの準備オッケー!

「とりあえずこれで一度ダンスを踊ってみるかい?」

「そうですね。この前新しいスキルも入手しましたし、試しに踊ってみますか」

 ハスバさんとダンスの練習をしていたら新しいスキルを入手していた


『【舞術】 パッシブ 様々な踊りに関する事にボーナスを得る』

 スキルとしては微妙な物かもしれないが、これから使う事を考えるととてもありがたい


「めろにゃんさん、ここでちょっと踊ってみても良いですか?」

「ええ、是非見せて欲しいわ!」

 凄い食い付きだ。まぁ人に見せる事に抵抗があったらダンスパーティなんてとてもじゃないが行けない。めろにゃんさんにまず見てもらって評価を貰おう


「じゃ、行きますよ?」

「あぁ、いつでも良いぞ?」

 もう自然にハスバさんと組み、ダンスを始める。「ワン、ツー、スリー」の掛け声も必要ない。そのくらい練習したのだ




「……素晴らしいわ!」

「ありがとうございます!あ、ハスバさん。とりあえず今はこれ以上は延長しないんで服は着替えてください」

「分かった」

 いつもの服装に戻り、【ヴァルゴ】の効果時間が切れる


「踊りに変な所とかありませんでした?」

「そんな物無いわ!あたしの作ったドレスを貴方達2人が着て、踊って、そして本当の完成になったんだわ!」

「つまりそれだけ良かったと言う事だね」

 僕達2人が着て踊って完成。そこまで言われたらダンスとドレスの着こなしの両方が良かったと褒めてくれているのは手に取るように分かる


「これを本番でも見られるのね!」

「一応、僕達2人とめろにゃんさんだけの秘密ですからあんまり騒がないようにお願いしますね?」

「分かったわ!乙女の秘密よ!」

 漢女の秘密……まぁ深くは追及しなくて良いか


 とりあえずこれでドレスの件は一安心。あとは今日で最後になるキングプリズム作りを終わらせてクエストがどうなるかを見たいな


「他に何か必要な物はあるかしら?」

「僕の方はスキンリキッドがあれば充分ですね。ハスバさんは?」

「特に必要な物は無いな。ドレス助かったよめろにゃん」

「こっちも面白い仕事をさせてもらったからおあいこよ。じゃあ、また明日会場で会いましょ」

「「はい」」

 ドレスやヒールを仕舞い、めろにゃんさんのお店から出る。これから僕はキングプリズムからのクエストに行くが、ハスバさんはどうするかな?


「ハスバさんはこれからどうします?」

「正直少し暇になるからハチ君について行ってもいいかい?今ハチ君がやっている事も気になるから」

「多分大丈夫……かな?ある程度したら連れていかれるんで、その時は絶対に僕の近くに居てください。じゃないとハスバさん死にます」

「えっ……ハチ君はよく人が死にそうな所に行くねぇ?」

 言われてみたら確かに結構危険な所には行ってるかもしれない。でも割と僕の意思とは無関係に連れていかれるケースも多いから僕としてはなんとも言えない気分なんだよなぁ……


「そうそう、そういえばジェイド達が海を渡る計画を立てているらしいぞ?」

「へぇ、次は海の向こうですか」

「何やら街の人とかに情報を聞いて回っていると海の向こうには学園都市があるらしい。そこにはこの街のお姫様も学びに行っているらしいぞ?」

「えっと……学園都市にこの街のお姫様?」

 めろにゃんさんのお店は初心者でも見つけたら入れるように最初の街であるファステリアスにある。そしてファステリアスのお姫様が通う学校……僕、凄く心当たりありますねぇ!


「ん?何か知っているのかい?」

「……多分知らないかなぁ?」

 この情報はやばい。僕がニャラ様に飛ばされたのって次の街の学園の1つだったのか……


「で、僕と一緒に来ますか?それともやめますか?」

 困った時は話題を逸らすに限る


「じゃあ一緒に行かせてもらうよ」

 ハスバさんも僕の事を分かっているからか、これ以上追及しない。だが、あの顔は絶対に僕が何かしらの情報を持っていると勘付いている顔だ。ハスバさんが僕の事を分かっているように、僕だってハスバさんの顔を見れば多少なりと考えている事は分かる




「うわぁ……なんだこれ?」

「これについての紹介は省きますが、あとちょっとで終わりますんで」

 チェルシーさんに見つかった日から、2種の属性結晶を纏める時に魔糸を多めに巻いて何を巻いているのか分からなくしておいた。遠くから見られたとしても何を持っているか分からないだろう。しかも今回ハスバさんを連れているから何か……


「ちょっとー!なんで私は誘ってくれなくてハスバさんはオッケーなんですかー!」

「まぁ、こっちから呼ばなくても最後には来るかなって……」

 適当な事を言う。でも、意外と納得はしてくれるかな?


「それは当然です!やっとハチさんが何かする時に立ち会えるんですから見させてもらわないと!」

「まぁ1人増えるくらいなら大丈夫かな?とりあえずやるだけやってみますか」

 この場に居てチェルシーさんだけ仲間外れにするのは流石に可哀想だし、【精神防壁】は出そうと思えば3人乗れるくらいの物は出せるし、一緒に連れて行ってもらうか



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― 新着の感想 ―
[一言] 〉海開き メインシナリオも着々と進んでいるようで何より。 みんながハチみたいにシナリオから離れると、メインシナリオ書いたライターさんを始めとしたスタッフが悲しくなっちゃうしな。 『TRPGあ…
[一言] >「何やら街の人とかに情報を聞いて回っていると海の向こうには学園都市があるらしい。そこにはこの街のお姫様も学びに行っているらしいぞ?」 >「えっと……学園都市にこの街のお姫様?」 >めろにゃ…
[一言] 次の街先行プレイしてたんだねハチくん これもニャラ様の面白主義故
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