表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
538/1992

村、引っ越し完了!

「ここが……ハチの空島か。魔力に満ちていて素晴らしい環境だな?」

(これが個人で持ってる島だって言うのか……)

 ワープして来たらまた露店が増えてる気がする……あと城が少し修復されているな?人も結構露店を見て回っているし、発展しているのを肌で感じる


「おっ!指揮官!城が修復されてきてますね!」

「お陰様で試験的に良い物作れてますよ!」

「眷属が糸をくれるようになって服系のアイテムも作れるのは僥倖でした!」

 色々発展したお陰か眷属がアイテムとかくれるようになったんだ


「皆さんが喜んでくれるのなら良かったです。色々良い物もあるみたいですし、発展してくれるのは喜ばしい事です。あっ、もう少ししたらこの島に建物とかも少し増えるのでとりあえず島の反対側は工事中って事で行かないでくれると助かります」

「島の反対側は工事中ですね!了解です!」

 知らせに行ってくれたのか、話しかけてきた人の内の1人が走っていく。何か知らせる物とかでも出来たのかな?


「本当に島の持ち主なのだな」

(……すげぇな?)

 島の主だと分かってもらえたようだ。ナイス元魔王軍!


「じゃあ島の反対側に行きますね」

 反対側は工事中という事にしたのでこれで村ごと引っ越しさせても問題無いな




「空島とは聞いていたが、大き過ぎないか!?」

(おいおいおい!こんなデカい土地が浮いてるのか!?)

「ビックリだよねぇ。でもこれだけ広かったら村を好きな位置に出来るでしょ?」

 正直この空島がどんな力で浮いているのか分からないけど、これだけの土地を自由に使えるのはありがたい事この上ない


「で、どの辺にする?」

 一応地図も出してどの辺に村を引っ越すか相談する。流石に端に追いやるのは良くないだろうし、こっち側は遠い事もあって人が来ていないので好きな所を選べる


「う、うむ……正直これだけ魔力が満ちている土地であればどこでも構わないが……森と小さな池が近くにあるこの辺が良いか」

 地図で少し先にある森と池がある所をアトラさんが選んだ。一応平原だし、ここに村を持ってきても問題無いだろう


「ここね?じゃあセーレさん。頼んだよ」

「ふぅ……精神支配出来ずに憑りつくって気持ち悪いな……ここで良いんだな?」

「うむ、ここで頼む」

「一応イメージとしてこういう向きで持って来るぞ?」

 輪郭だけ出てくる建築イメージ像みたいな物を見せてくれるセーレさん。うーん、村の入り口の向きがちょっと良くないな。別に風水的な意味じゃ無く、今度冥界への門や教会が来るから利便性的な意味合いも込めてちょっと向きを変えたい所だ


「もう少し右回転してくれる?今度またセーレさんに運んでもらいたい物もあってそれとの向きを考えたら村の入り口がこっちを向いていた方が良いから」

「えっ、まだ村があんの!?」

「いや、村じゃ無くて建物だよ」

 流石に村を何個も運ぶ事は無い。まぁ次に頼みたいのは教会だけどね?


「充分でけぇよ……」

 まぁデカいか


「また今度その時が来たら頼むね。ちゃんとまた供物は用意するからさ」

「まぁ、ああいう供物も悪くは無かったかも……ただ俺以外の悪魔には絶対にやるなよ!?」

 生き血とかじゃなく、肉料理でも良いとなれば悪魔を呼び出すのはかなり楽になりそうだけど……それは呼び出す悪魔と面識とか無いとダメなんだろうな。知らない悪魔を呼び出そうとしたらそのまま戦闘になりそうだ


「まぁセーレさん以外の悪魔を呼び出そうと思う事がそうそう無いと思うから安心してよ」

「次に呼ばれる時がどんなぶっ飛んだ物を運ばされる事になるやら……」

 おっ、その警戒は良い警戒だ。まぁ警戒したところで契約してしっかり運んでもらうけど


「このくらい回転させれば良いか?」

「うんオッケー。これで村と村の皆をこの場に連れて来る事が出来るんだね」

「頼む。やってくれ」

「はいよ!それじゃあ持って来るぞ。瞬き厳禁だぜ?」

 決め台詞かな?ちょっとカッコイイ


「うおっ!すっご……」

 空から粒子が降って来て、その粒子がドンドン形になっていく。そして目の前にアストライトが現れた。辺りを見渡して確認してみても僕がアストライトにワープしたとかではなく、空島にアストライトがワープしてきた


「うっ……ここは」

「おー、皆いらっしゃい。空島にようこそ」

 ちゃんと皆来てるのか一度確認した方が良いかな?


「えーっと、1、2、3」

 ワリアさん、ちのりん、ドナークさん


「4、5、6」

 姫様、お付きのゴブリン達、ミミックさん


「7、8、9」

 パーライさん、ホーライ君、ミニヴァイア様


「10、11、12」

 ピュアル、氷の騎士、ヘックスさん


「13、14、これで最後……ん?」

 エアラさん、ソイルさんと……これで全部と思ったけど、あれ?なんか違和感が……


「あれ?何か1人増えてない?」

「あぁ、ハチが居ない間にあの城の門番として一人で置いておかせるのも可哀想だと思って連れて来たんだ。ひんやりして良いぞ?」

 そういえば氷の騎士って村の住人じゃないじゃん!僕が居ない間に住人になっていたのか……


「とりあえず取り残された人は居ないなら問題無いですね。セーレさん契約通りに村の引っ越しをしてくれてありがとう!」

「なんか、照れるな……」

 次回もしっかり働いてもらうね!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] そういえば氷の騎士は村の恒例行事のアストレイ・オブ・アミュレットに何か新しい能力を付けるやつはやってたっけ?
[一言] そういえばヴァイア様の居た洞窟やヘックスさんの居た雪山の上の建物は移さないのかな?
[一言] >「本当に島の持ち主なのだな」 >(……すげぇな?) >島の主だと分かってもらえたようだ。ナイス元魔王軍! ハチ君がナニをやらかしてこの空島を入手したのか…イベントムービーをアストライトの…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ