表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
474/2126

絶望の灯り

「とっておきの1つですわ!【マジックガトリング】!」

 レイカさんのとっておきらしい魔法の【マジックガトリング】は小さい魔力弾を大量に飛ばしてくるまさにガトリング砲。さっきとっておきの1つって言ったな?銃の攻撃でとっておきって言ったら連射か強力な1発。あるいはレーザーとか?だがそんな事は今はどうでも良い。問題はこのガトリングをどう捌くか……開幕ぶっぱと言っても過言では無いこの攻撃は弾判定はあるだろう。【バレットキャッチャー】で受け止める事も考えたが、流石にガトリングなんて言ってる攻撃を全部受け止め切れるとは思わない。だが、まだ【電磁防御】の手札を切るのも勿体無い


「おっと」

 予備の盾をアイテム転送で自分の目の前に呼び出し、ブラインドにして【影移動】を使って攻撃を躱す。予備の盾が速攻でボロボロになってしまった……威力高いな?それとも人が持ってないと耐久値とか低くなったりするのかな?


「いきなり危なっかしい攻撃してきますね?」

「なっ!?いつの間に!?」

 レイカさんの背後まで【影移動】で移動して声を掛ける。とりあえず首を絞めて人質に取るか。肉の盾は優秀だし、何より僕の身長でも無理なく拘束出来るのはレイカさんくらいしか居ない。皆それなりにデカいんだよなぁ……


「うぐっ……」

「えーっと、確か貴方は……レイカさんでしたか?少々口が悪い事は覚えていますよ」

 勇者軍の中でも口の悪いお嬢様キャラとかバチバチにキャラが立っているから忘れる方が難しい


「こうしておけばより淑女らしいですよ?さて、勇者の方々はこの状況をどうするのか。見せていただきましょうか」

「ひゅー外道魔王様」

 幽体のキリエさんが煽ってきた。これ幽体の人の声も姿も勇者軍には見えないし、聞こえないから城の中での情報収集はとんでもなくこちらの有利になる。まぁちゃんと情報を収集してそれを伝えてくれる人が居て初めて成り立つけど……まぁ多少煽られる程度なら問題無い


「くっ、クソ野郎が……」

「……一応姫として扱ってるんですがねぇ?」

「えっ?」

 魔王として動いてるのにこっちに人質が居ないからちょっと物足りないかと思ってレイカさんを人質に取ってみたけど……思い返せばめっちゃ口調が悪いというか汚いから姫ポイントがかなり低いかなぁ


「どうせなら囚われの身として何か言ってもらえますか?」

 首を押さえたままだと喋り難いだろうし、後ろ手にポン君パワーで拘束する。まぁ何かあったらこの両手をへし折って攻撃出来なくすれば良いか


「いや、その……急に姫とか……た、助けてー」

 なにこれ?きっと「ボケっとしてないでさっさと助けるんですの!」とか言うかと思ったけど……姫扱いが引っかかったのか?


「「「何だアレ……」」」

 やっぱり向こうの人達も初めて見るのかそういう反応になっている。これなら不意を突くのに丁度良いかも


「おい!いつものきったねぇ口調はどうした!?」

「そんなしおらしくしてどうしたんだ!?いつもの汚い口調は何処に!?」

「レイカさん、そんな綺麗な状態に……」

 酷い言われようだな……


「おめぇらぶっ殺すわよ!」

「「「そうそれ!」」」

 これ拘束解除したら勝手に向こうの数人をキルしに行くんじゃないだろうか?


「どうやら姫として扱われていない様なので、あなたの事は解放します。仕切り直しですね。次は首がくっ付いた状態で拘束されるとは思わない事です」

 憐みを込めて、レイカさんを解放する。まぁ、また捕まるようならその時はキルされる覚悟くらいは持っていてもらわないと……


「では改めて始めましょうか。今度はこちらから仕掛けますよ?」

 とりあえずお笑い要素はこのくらいにしておこう。ここからはこっちから攻めるぞ?


「まず一人」

「がっ……」

 空中に浮かぶランタンのような照明アイテムがあったので、それを数個玉座の間に浮かべる。そしてそれ以外の照明を全部消すと暗闇の中に明るい場所が数か所出来る。敵陣の最深部で真っ暗な場所と明るい場所があれば自然と明るい所に立ちたくなるだろう。もし【暗視】とか持っていれば暗闇でも良いかもしれないが、暗闇に立っていれば後ろからネックブリーカーを仕掛けるのに恰好の的だ。遠慮なくキルさせてもらう


「二人」

「ひゅ……」

「三人」

「げはっ……」

「灯りの所に集まれ!暗闇よりはまだマシだ!」

 確かに灯りの所に行かれると【影移動】から即座に攻撃出来ないから首をへし折られる事は無い……だが、それは僕しか攻撃する存在が居なかった場合に限る


「光に群がる虫の様ですね?虫は潰さないと」

「「「「「ぎゅ……」」」」」

 普通に考えて、暗闇の中で見えない敵を攻撃するのは難しい。でもランタンという明かりを与えて、そこに集まる敵を叩き潰すだけならゲヘちゃんなら簡単に出来る


「灯りを出せ!」

「「「【スフィアライト】!」」」

 ジェイドさんの指示で魔法の灯りを展開される。部屋全体が明るくなると【影移動】で移動出来る場所も無くなってしまうし、暗闇からのゲヘちゃんパンチでは無くなってしまうから避けられるだろう。結構早く対応してきたな?流石ジェイドさんだ



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] レイカさんの拉致は、普段の行いがいかに大事かと言うのが分かる、痛ましい事件だったね。
[一言] >勇者軍の中でも口の悪いお嬢様キャラとかバチバチにキャラが立っているから忘れる方が難しい >「くっ、クソ野郎が……」 >「……一応姫として扱ってるんですがねぇ?」 >「えっ?」 >「どうせな…
[気になる点] この拘束部分は面白系かカットで……
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ