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リベンジ報告

『Lv16にレベルアップしました』


 ------------------


 ハチ 補助術士Lv16

 HP 290→300

 MP 560→575


 STR 18→19

 DEF 17

 INT 30→31

 MIND 85→87

 AGI 55→57

 DEX 70→72


 成長ポイント 160


 ------------------


 勝った。勝った勝った勝った!

「やった!ウシガエルを倒した!」


 ちょっとテンションが上がってしまった。どう考えても周りから見たら衝撃的な戦闘だったかもしれないけど僕の出来る方法はこのくらいしかない


『称号 【オーガン・ブレイカー】 を入手』


『【オーガン・ブレイカー】 相手の臓器を内側から何度も破壊する事で入手 ポリゴンじゃ無ければモザイク不可避ですよ…… 臓器破壊力アップ』


 怖っ、え?臓器破壊力?とりあえず外傷っていうより内臓に対してダメージが増えるって思えば良いのかな?


「なんか……勝った!やった!って思ってたのにこれのせいで喜びきれないよ……あっ、そういえばなんかスキル取ったっけ。確認しよう」


 ウシガエルを倒す前に入手したスキルを確認する

『【投銭術】アクティブスキル 硬貨を投げつけてダメージを与える事が出来る。DEXの値が高ければ命中率と威力が上昇する。価値が高い硬貨を使用すると魔力ダメージが付与される』


 なるほど、今まで鉄貨を使ってたけどこれ以上の価値があるお金を使うと更に強いのが投げれますよーって事か。まぁ先制攻撃とか遠距離戦で使えるかな?多分使うとしても鉄貨を一番使うだろうから後ろの効果はほとんど意味無いだろうけど……


「僕の数少ない遠距離武器だね」

 ピーンと親指で鉄貨を弾き、落ちてきた所を掴んで投げる。枯れ木に当たった鉄貨は木の中で止まってしまった


「おとと、例え1Gでもこれは流石に勿体無い」

 枯れ木を折り、木の中にざっくり刺さった鉄貨を回収する。投銭術で使ったお金は回収できるのね。良かった


「さて、それじゃあこのカエルの素材を……んん?そういえばこういう死体って泡沫バッグに入るのかな?」

 そういえば背負ったままだった泡沫バッグ。中に入った物が大きくても重さを感じなくするバッグならこのカエルも背負って帰れるかな?


 物は試しとバッグの口を開けてウシガエルの死体に近寄るとウシガエルの死体がバッグに吸い込まれた

「おぉ……」


 上手く感想が言えなかったけど牛サイズの物がバッグに吸い込まれたのにも拘わらず、バッグが重くなったりしないって凄いなぁ


 そういえばヴァイア様とミミックさんは自分から出て来ていたけど中身ってどう取り出すんだろう?

「覗いてみよう」


 バッグを開けて中を見ると急にステータスを見ていた時と同じような半透明のボードが出てきた。ボードには『神聖な地下水』と『フロッカウの死体』と書かれている。あのウシガエル、フロッカウって言うのか……フロッグというよりはトードだと思うけど……あぁでもウシガエルって英語でbullfrogだって前にネットで見たな?


「ひょっとしてこれをタッチすれば……」

 表示されていた『フロッカウの死体』という文字の部分をタッチするとバッグの口からウシガエ……フロッカウの死体が拡大されるようにバッグの中から出てきた。なるほどバッグに物が入る時は小さく、出る時は元のサイズって感じなのね?


「おぉ……」

 フロッカウを仕舞った時と同じ様な反応をしてしまう。とりあえずもう一度仕舞う


「よし、帰ろう」

 ここにいつまでもいたらまた別の個体が来るかもしれないからさっさと戻ろう。帰りは紫電ボードで帰ろう


「さて、次の目的地はアルファン山の頂上でも目指してみようかな?」

 まずは一回村に戻るけど今度の目的地はアルファン山の一番上にしよう。誰かに山の頂上の情報とか聞いてみよう




「ただいまー!」

「おう!おかえり」

 アトラさんが出迎えてくれた。今日はずっと居るのかな?


「リベンジ出来ました!」

「ほう?やったな?」

「あ、これ証拠です」

 そういってバッグからフロッカウの死体をアトラさんの前に出す


「うわっ!おまっ、どっから出した!?」

「ふぅ、やはり小さいが水の中が気持ちが良いな!」

 アトラさんがビックリしている間にミニ……ミディアム?とにかくいつも見るヴァイア様よりは小さく、ミニヴァイア様よりは大きいサイズのヴァイア様が泉から出てきた


「ヴァイア様、カエル討伐成功しました!それとこれ勝手に使ったままでごめんなさい……お返しします」

 泡沫の背嚢をヴァイア様に返そうとすると尻尾で制された


「それはもうハチにやるさ。ただその代わりに大事に使うんだぞ?あ、ハチは素手での戦闘だったな?どれ、一度背嚢を貸せ」

 手渡そうとしていたからそのまま渡す。ヴァイア様が背嚢を尻尾で受け取り、口から水の球を出し、その球の中に背嚢を入れる。水の球が強く光るとそれこそ水で出来たバッグの様になった泡沫の背嚢が僕の背中にゆっくりと降りてきた


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 泡沫の水背嚢


 レアリティ ユニーク


 耐久度 破壊不可


 許容数8


 入れられる数が少し増えた水背嚢、どんなに大きなものを入れても重さが泡沫のように消える不思議な背嚢。使わない間は存在も泡沫の様に消える


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「使う時は背中に触れれば使えるはずだ。それ以外では存在が消えて戦闘中に邪魔にはならないぞ」

 背中にゆっくり降りてきた水背嚢がいつの間にか消えていたので背中に触れてみると水が急速に集まり、袋?の様な形になった。10秒程放置すると水が霧散し、背中の水で出来た袋が消えた。これはとても助かるなぁ……


「ヴァイア様は頼りになるなぁ」

「むふふっ!そうだろうそうだろう!」

 多分今ヴァイア様に腕が有ったら腕組みしながら胸張ってるんだろうなぁ……



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― 新着の感想 ―
[良い点]  主人公が善良。 [気になる点]  この第46部分まで他プレイヤーの登場が0で、掲示板回も無いので、MMO要素が無い。  第8部以降は現実の重要度が無いに等しい。 [一言]  VRMMOモ…
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