理解者
『偵8から全体へ、敵勇者が素早さの施設に対して攻撃を仕掛けてきたのでハスバさんがブラックホールボムを使った自爆で施設を破壊。今日1日はあの施設を修復する事は完全に出来ない状態にしました』
『敵を巻き込んでの自爆かぁ……敬礼!』
『(`・ω・´)ゞ』
『(`・ω・´)ゞ』
『(`・ω・´)ゞ』
『他の施設も爆破しちゃえばいいんじゃないか?』
『今日1日バリアを張られないように守るにはあの爆弾は確かに有効ですが、数がまだ出来ていないのも事実です。それに一応ハスバさんは四天王役として最後の散り際に自爆するという事をしたので、他の人があのブラックホールボムを持つのは最終日までの情報戦的にあんまり良くないかと……』
誰でも持ってる物ではないからこその威力。四天王ポジションが最後に使うから切り札っぽく見える。なら、出来るだけ最後まで四天王だけが持っていると思わせた方が良い。ポンポン使って良い代物では無いから相手が残り何個持っているのかとかもバラしたくない。もっと言えば最終日まで素材の状態で置いておくのが良いかなとすら思っている。そうすれば爆弾を強奪される事は絶対に無いからだ。でも、今回みたいに何時必要になるか分からないし、流石にそこまで徹底する事はしない
『情報戦か……そういや天使ってどうなったんだ?』
『そういや、オベリスクで襲われてからどっかに飛んで行ったけど、別の何処かで出てきたって報告は無いな?』
『天使って一人でした?』
『あぁ、背中の羽で空を飛ぶからこっちの近接がほぼ役に立てなくて、戦線を崩壊させられたところで敵の勇者軍が来たから、天使は一人だけだったぜ?』
『じゃあ多分折檻しました。天使の輪と片羽根を引き千切っておいたんで飛べないと思います』
多分あの鉱山で襲ってきた奴だよね?
『どうやったんだよぉ……この指揮官怖いよぉ!』
『天使を折檻するとか何言ってるんですかねぇ……』
『輪と片羽根を引き千切る……やる事が悪魔レベル過ぎる』
『指揮官って絶対怒らせたらダメなタイプだな。分かった!』
『じゃあ今は天使はボロボロ、勇者はブラックホールに呑み込まれたって事?』
『僕の目で確認はしていないので、警戒はしてください』
あのブラックホールボムの中は【察気術】も通らなかったので内部の様子は分からない。別空間に行く的な説明文だったからあそこにあるのは無の空間かな?あるのに無いって自分でも何言ってるんだろう
『了解』
『ハスバさん帰って来てるぞ。指揮官に「呑み込まれる感覚が一瞬過ぎて痛いのか気持ちいいのか良く分からなかった」ってさ……』
『ブレないなぁあの変態』
『流石と言うか何と言うか……とりあえず一度拠点に戻ってまた料理しておきます』
痛いか気持ちいいの二択っていうのも凄い。料理をするという言い訳でハスバさんの様子を確認しに行こう
『オナシャス!』
『またあのパンが食える!』
『何気にバフ効果のお陰で戦いやすいし、すげぇ助かってるんだよね』
『割と真面目にこっちに指揮官が居なかったら既に終わってる可能性もあるよね』
『大体四天王の存在自体が指揮官が作りだした幻だからな。それに魔王だって……こんなの初見で見破れるかよw』
『間違いなくこれは引っかかる自信しかない。それに恐ろしいのがこれ四天王が倒せてると思いこんじゃってるからもう後戻り出来ないでしょ?』
『まさか四天王を倒せても無いし、そもそも四天王は存在しないって知ったらどうなるかな?(ゲス顔)』
『やり方が中々にエグいよなぁ……考え付いても実行出来るとは限らないし、相手だってそんなのやってくるとは思わないよ普通』
『一人で複数を演じるのも凄いわ。ロープレが上手いから相手を騙す力も凄い』
色々褒められてると捉えて良いかな?
『一人じゃなくて、他の皆さんが合わせてくれるお陰でより説得力が出てくるんで、実際は皆さんのお陰で成り立ってるんですよ?』
『あぁ^~一生付いて行きます』
『こうやってナチュラルにやる気を上げる事を言える人に、俺はなりたい』
『やる気を上げてくれる、料理を作ってくれる、負けても無駄じゃないと褒めてくれる……これはもうママでは?』
『指揮官は魔王で軍曹でクマで女の子でシスターでママとか性癖破壊されてヤバいんだが?イベント終わる頃には俺は正気を保てるのだろうか?』
『もう保ててないから安心しろ』
『だが男だ』
『だが、それが良い』
『こいつはもうダメだ。指揮官は背後に気を付けてください……』
『やましい考えで背後に立つなら立てなくなる程度で許します』
『あ、ちょっと挑戦したくなっちゃった。これがハスバさんがいつも感じている気持ち……』
なんかハスバさんの理解者が出来てしまったみたいだ……これって僕のせい?
『ただぶっ倒すじゃなくて、警告が入ってるから優しいんよな。こういう所が人を惹きつける魅力があるのかも』
そういう物なのかなぁ?まぁ皆の為にも料理は作るけど、なんか色々と危ない人を生みだしてしまった様だ




