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疑似回復薬

『Lv42にレベルアップしました』


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 ハチ 補助術士Lv42 天衣無縫の器Lv4


 HP 560→570

 MP 970→985


 STR 35→36

 DEF 34→35

 INT 61→62

 MIND 144→146

 AGI 112→114

 DEX 132→134


 成長ポイント 20


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「おぉ、レベルアップした。本当に経験値が多いんだなぁ?」

 数体検証も兼ねて倒してみたらレベルアップ出来た。経験値が多いのは本当らしい


「ハスバさん、これ本当に他の人に広めても良いんでしょうか?」

「うーん、これは事故が増えそうだから教えない方が良いかもしれないな……」

 今は僕が花や木に擬態したフグメタを見つけ、トーマ君がこの場で錬金で作った回復効果がある弱めの痺れ薬を投げつける事でフグメタをトーマ君の姿にし、それを倒す事で2人のパーティは経験値を得ている。索敵だけならパーティに入ってなくても出来るし、敵を見つけたからとそれをどうするかは見つけた人次第だ。僕はそのまま【ライフシェア】してからのいつもの魔法コンボで倒すという事を繰り返してレベルが上がった


「まぁそもそも敵対している相手に回復出来なきゃ使えないし、変な動きをすれば真似されるから投擲とか魔法で真似出来ないような事が出来なきゃ使えないから万人に使える手段では無いだろうね」

 フグメタを回復させる事に関しては回復薬を投げつければ出来るかと思ったけどフグメタに対しては回復薬は使えないらしい。僕は称号の【弱食強肉】の効果で魔法で相手を回復させる事は出来るけど、普通には相手を回復させる事は出来ないらしい。だから主効果は痺れさせる、副作用として回復させてしまう薬をトーマ君がメリット値を出来るだけ下げる事でほんの一瞬だけ痺れる程度の薬にして疑似回復薬を作り、何とか使えるようにしたある意味荒業だ。トーマ君が失敗を繰り返しながらも何とか作りだした薬なのでそうそう真似出来る物ではないだろう。だってワザと失敗しなきゃいけないし、その失敗だって主効果を減らし、副作用を大きくしなくてはいけない。ただ失敗しただけだと変質して主効果と副作用が変わってしまい、望みの結果を引き出せずに最初はトーマ君の首が刎ねられて即ポリゴンになって散る大変ショッキングなシーンを見せられた。いきなり首ポーンは流石にビビる


「まぁ首が飛ばされてトーマ君が可哀想なのは分かるが、ノータイムで私を差し出したのは流石だと思うなハチ君?」

 トーマ君が危ない目にあってしまうのでハスバさんを薬の投擲係にしてトーマ君には薬効の調整を頑張ってもらった結果、やっと丁度良い薬を作る事が出来た。最初に完成した薬を投げてハスバさんの真似をしたフグメタが出てきた時は流石に僕も参戦してボコボコにしたかった……あの動きはとてもムカつくからちゃんと薬として使える事が分かった時点でトーマ君に戻し、狩りを続けていた


「そうは言っても後半とか結構何とかしてたじゃないですか?」

「首を狙ってくるって分かっていれば対処は出来るからね」

 首を狙う必殺の一撃は仰け反って回避したり、武器を大剣にしてガードしたりと対処していたので後半は割と安定していた


「じゃあ別に問題無かったですよね?」

「そういう所、良いねぇ」

「まぁどうせなら1回目からちゃんとガードしてくれるとカッコ良かったんですけどね?」

「流石に即死攻撃をガードなんて簡単に出来る物じゃ無いんだけど?」

 まぁ最初に出来なかっただけで後半はきっちりガードしてたからハスバさんもかなり強いよなぁ。見た目が奇抜なだけでいつの間にかフォー・オブ・ア・カインドの大剣モードもしっかり使えるようになってるし、中々凄い人だよなぁ……


「でもこれハチさんが居ないと出来ないですよね……」

「そんな事ないと思うよ?そうだな……多分アイリスさん辺りなら僕と同じくらいの事が出来るはずだよ?むしろ僕よりトーマ君の方が貴重だと思うけど」

 ロザリーさんが言っていたアイリスさんの持ってるスキルだと隠れている生物を発見出来るっていうスキルを持ってるはずだから僕の代わりは居る。この場合替えが利かないのはトーマ君の疑似回復薬の方だろう


「この場なら多分僕じゃ無きゃダメだと思う。でも生物を発見する能力っていうのは替えが利くから、僕じゃなくても良い。だけど、疑似回復薬を作れるのは多分トーマ君だけだからパーティでこの狩り方をする事を考えたら情報と一緒にいっその事その疑似回復薬を売った方が良いんじゃない?今はイベント前でレベル上げたい人も居るだろうから案外結構売れるかもよ?あ、即死攻撃をガードか回避出来る人もセットで必要か」

 手負いのフグメタ狩りをするなら発見出来る人、疑似回復薬、真似される近接職の人、遠距離か魔法攻撃があれば出来るんじゃないかな?


「自分が作ったこのアイテムが必要……」

「どうするトーマ君?情報売りに行くなら僕は一旦狩りを終了しても良いけど……それこそエン君とヨウちゃんの為に良いご飯を買ってあげても良いんじゃない?ハスバさんはどう?」

「私もそれについては異議はない。これはトーマ君が決める事だな。確かにハチ君の言うとおり情報と疑似回復薬を売るなら今が一番良いだろう。チェルシーという優秀な情報屋ともパイプがある。どうする?」

 狩りは中途半端かもしれないけどこういう情報はお金になる。僕に利が無くてもトーマ君にはお金を入手出来るチャンスがあるならそれは使うべきだろう


「あの……街に戻って情報と薬を売っても良いですか?」

「ごにょごにょ」

「なるほどぉ」 

 何かわっるい企みを吹き込んでるよ……


「情報を売れば2人にも美味しいご飯をご馳走出来ます!今まで迷惑を掛けてきましたからそれのお礼って事で!」

 なんだかなぁ……まぁ嬉しいから良いか


「オッケー。それじゃあ一旦街に戻ろうか」



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