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敵本陣

「さて、指揮官は結構片付けたと思うけど……多分ボスが居るよな?」

 尖兵、指揮官と来て、将軍というか王的な存在が居ない事は無いと思う。虫だし、女王かな?


「居るとするなら敵陣最深部だよな……」

 クイーンだと推測するなら雑魚を量産する可能性がある。量産されたら永遠に終わらない……いや、魔石の量産に使えるか?でも流石に産まれたてを倒しても魔石は出てこないよな……どっちみち生かしておいてもウカタマ達の迷惑だし、行ってみるか


 敵陣の奥へと進んで行き、邪魔する奴は装甲の隙間から触手を突き刺し、大体体の中心部分にある神経袋を破壊する事で排除して更に先に進んで行く。絶対何か居るはずだ。尖兵を纏める指揮官が居るのは分かるけど、じゃあ指揮官を纏める奴は?となるのは自然なハズだ。指揮官に逃げ出された時は追いかけるのも中々面倒だったけど何よりアイツは自陣側に逃げるのではなく、わざわざ敵陣側である御稲の国の方に走って逃げていた。撤退する方向としてはおかしい気がするのであの指揮官は僕を脅威と捉えて、守るべき存在から遠ざける為に御稲の国方面に走ったんじゃないか?と思った。やっぱり敵陣奥には何かが居ると思う


「邪魔だから退いてもらうよ!」

 立ちはだかる虫人を躱して僕の背後に回った奴を触手で突き刺したり、地面に叩きつけながら先に進んで行く。何か隠してるからそうやって邪魔してくるんだろう?まぁ普通に考えて自陣に入ってくる敵に対してノーガードな方がおかしいけど




「おぉ……これはまた凄い……」

 畑も越えて森の方まで進んで行くと地面に大きな穴が開いていた。この穴がこいつ等の巣か


「行くしか無いね!」

 敵の本陣。ここは完全に潰さないと何時までも終わらないだろう。こっちはウカタマという守らねばならない存在が居る。なら向こうにも守らなければならない存在が居たっておかしくないと考えて行くしかない。終わらせる為にはこの先に居るだろうボスを倒さねば


「とりあえず天井に張り付いて行くか」

 最悪オーラで察知してからでも良いけど、天井に張り付く事で気持ち隠れていると思う。後は視覚的恐怖を与える効果も少し期待している。ビビッて一瞬でも隙が貰えるなら超ラッキーだし、天井付近なら相手も攻撃が届かない等も考慮しての天井ルート。この洞窟がかなり大きくて進むと真面目に四階建ての建物が入るくらいの高さもある。天井に張り付けば結構バレないかもしれない。それにさっき飯綱さんに渡された物もあるが……あれはボスが見つかった時に使わないと勿体無いというか有効に使えないと思うので大事に温存しておく


「新しい奴が居る……」

 体色が黒色と白色の2体。それに指揮官ぽい赤色の奴よりも体が大きいし、立ち姿もかなりシュッとしていて強そうだ……これはひょっとして親衛隊とかいう奴なのでは?


「やっぱりこの奥に絶対何か居る」

 どうするべきか……明らかにボスが居そうな所に繋がっているだろう道が親衛隊に行けない様に封鎖されている。何か音を立てて注意を引いてその隙に入る的なのが良いのか、倒さないと絶対通れない感じなのか……後ろは飯綱さん達に全て任せたから退路の事はもう考えない。今は前の事だけ考えよう


「少しでも不安の芽は残さない様にしないとね。よろしければアビス様も暇つぶし程度に手伝ってもらえるとありがたいですよっと!」

(それはハチ次第だな)


 天井から跳び、親衛隊の2体に向かって手刀と触手を使用した落下攻撃を仕掛ける


「「グッ……」」

「流石に一撃じゃやれないよね……」

 不意打ちでの攻撃で両肩口に触手、脳天に手刀と結構な一撃を叩き込んだ気がしたが、それでも親衛隊の2体はまだ立っている。明らかに指揮官クラスとは格が違う


 透明な液が肩口から流れ出て、ダメージが入っている事は間違いないハズだが、白と黒の2体とも、槍の様な物を構える。全体的に刃がギザギザしているのでこれで傷を付けられると出血がヤバそう……


「やっぱそういう息ぴったりな事やってくるよね!」

 膝元と胸元を狙ってくる突き。普通なら出来ないけど背中から触手が出ているからこそ出来る空中で後ろに仰け反り、触手を使って体はその仰け反った状態で触手のみを動かす事によって後ろに下がる。まさに昆虫の様に動く事で突きからの払いを避ける。どうみても2人で1人みたいな息ぴったりな攻撃。これもうボスでは?


「いや、この強さはボスだな!?」

 攻撃はまだ喰らってないけど、動きのキレと良い、連携と良い、そこらのフィールドで出てこないレベルの強さだと思う。それにこの地下空間だってこの広さはボスフィールドだからこれだけ広いと考えれば納得がいく。うん、絶対これボス戦だわ。ウカタマから貰った握り飯の効果が無くなる前に片を付けなきゃキツイぞぉ?これ?


「ちょっとちょっと、自動回復持ってるの?使えるよねぇそれ?」

 僕も使っているからその力の有用性は知っている。既に先程付けた肩と頭の傷は修復され、血液らしい物も出ていない。自動回復持ちボス2体を相手に戦闘しなければならないとなると……これは短期決戦しか無いね?



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