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想定外の存在

「あっはっはっはっは!そうだ。確かに!これは精度に分類しないといけないものだな!にしても、これを即思いついて実行に移すのをあの時間でやったって事だよな?つくづく面白い奴だ」

 モニターに映るナイフを投擲し、敵を倒し、背後や頭上から現れて、ハンドガンを押し付けて発砲する事で精度が無くても敵を仕留められるし、密着して撃っている事で発する音も抑えられている。実質肉体サイレンサーの様な感じで、寄って来る敵、近くに居る敵を静かに着実に倒していく。暗殺者と言っても過言では無いだろう


「しかもナイフは基本的に重さは無い物として扱っているから、倒した敵がナイフを持っていたら、それを集めておけば弾が増える訳だ。勿論、ナイフファイトにでもなれば、身体能力マックスの彼に勝てる奴はまず居ない……一撃与えれば勝てるとしても、正面からの切り合いはまずしないだろうな」

 銃の性能調査の為にナイフに関しては割と適当にしてた事がここに来てとてつもない事に繋がっている


「ナイフで遠距離、ハンドガンで近距離とは……全く、開発ってのはままならない物だぜ……」

「ん?おいおい、今度は何をする気だ?」

 廃墟だからゴミとか障害物、隠れる場所等色々と用意はしてあるが、どうやら周りに敵が居ないのを確認したら、ゴミや潰れた店何かを漁っている様だ。今度は何をするんだ?




「おー!あったあった!針金!あと登山用のロープもあるなぁ…これなら行けるか?」

 ホームセンターの跡地みたいな所で色々と使えそうな物資が無いか探してみたら、良い感じの物があった。これは使えるから持っておこう


「流石に双眼鏡は無いか。となると、何処かに居るだろうスナイパーを襲ってスナイパーライフルからスコープを頂戴するのが良いかな?」

 間違いなくこういうゲームをすると1人は絶対居ると言っても過言ではないスナイパー。ソイツからスコープを奪う事が出来ればまた色々出来る気がするんだよな……


「そして、こういうのは……っと。やっぱ光るよねぇ?」

 高いビルのその屋上付近にキラリと光る反射光。居た居た。一瞬立ち止まってから後ろにステップしたら、僕の頭の有った位置を通り過ぎる様に弾が1発飛んで来た。弾のめり込んだ角度からも間違いなくあのビルから撃って来た物だろう


「ふふっ」

 こういう突破し甲斐のある敵との戦闘は楽しいなぁ?




「アイツ……今笑った?」

 スナイパーとして攻撃を外したなら移動しないとカウンタースナイプの危険性もあるから急いで移動しないと。それに、さっきの奴が笑っていたのも妙に頭にフラッシュバックして寒気がする


「隣のビルに移動だ」

 精度にかなり振ったから運動性能も体力もほぼ無いから隣のビルに飛び移るのは出来ない。だから廃墟として割れた窓から隣のビルに板を渡して、移動が出来る様にしてある。マップを見れば、音の波紋で大体の敵がどの辺に居るかも分かる。だからこそ、反応が1つだった所から人が出て来たのには驚いた。あそこにあった反応の奴と違う奴が出て来たんだから


「いつの間に……いや、音を消して移動する事自体は出来る……問題はあそこに居た奴が倒されたならもっと音が鳴ってもおかしくないハズ……」

 考えながらも移動する足は止めず、次のスナイプポイントに移動する。仮にさっき居たスナイプポイントに人が来たとしても、音が鳴る仕掛けは用意しておいたし、問題は無いはず……


「来るにしたってあの扉からだ。倒した奴から奪ったマシンガンを扉の方に向けておけばすぐに対応出来る……」

 マシンガンとスナイパー。重さ的に両方を抱えて移動する事は考えていないが、こうした定点での戦闘で考えると、使い捨ての武器としては充分過ぎる


「よし、300mは離れてたハズだ。こっちに気が付いていたとしても……居ない。逃げて行ったか?」

 次のスナイプポイントに移動して、スナイパーライフルを構えたが、通りには人の姿は無い。流石に走ってこっちに向かっていたとしても、銃を持っていればまだ見える範囲に居るハズだ。それが居ないという事はスナイパーの存在に気が付いて、相性が悪いと撤退したのかもしれない。そうだ。ここは俺の場所だ。圧倒的な地の利。ここは誰にも渡さない


「階段にも扉にも音の鳴るトラップは用意したんだ。接近されればすぐに分かる……」

 いざって時の為に奪ったサブマシンガンやショットガンも手に届く距離に置いてある。これだけあればまず負けない……


「さぁ、来い。眉間をぶち抜いてやるぜ……」

「あ、じゃあ、僕はその心臓を撃ち抜こうかな?」

「は?」

 背後に何時の間にか立っていたあのスコープ越しに見たその姿。忘れもしないその時と同じ笑顔が俺が最後に見た顔だった




「ふぅ、いやぁ、意外と何とかなる物だなぁ?」

 ホームセンターの廃墟を探って出て来た登山用ロープと金属のS字フックや、鎌の様な物等を使ってお手製の鉤縄を作り、あのビルに全力疾走の後、隣のビルと上の方で板で繋がっていたから、その隣側のビルの裏で壊れて地上と繋がっていなかった非常用梯子に引っ掛けて、登って行ったら何かブツブツ喋ってる声が聞こえてそこにコッソリ入ったらビンゴだったので、無事にスナイパーを片付けて欲しかったスコープを手に入れる事が出来た。これでもっと周りを探る事が出来るな!



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― 新着の感想 ―
鬼ごっこイベントを思い出すシチュエーションですな
遠く離れていても、ハチ君に捕捉されたら逃げられない!
知らなかったのか…?大魔王からは逃げられない…!!!
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