武器選択
「結構慣れて来た。これなら使えそうだな……あ、これってどうなるんだろう?」
一応、思いついた事を試す為には実際の相手が必要だけど、まぁ、何も調整していないだろう相手を倒す為にはハンドガンは4発必要という事が分かった。それも併せて考えるのであれば……
「うーん、やっぱりこういう使い方になっちゃいそうだな……いやぁ、大分エグイぞこれ……」
多分銃として分類するならこのハンドガンは他の銃に比べたら弱いんだろうけど、僕の使い方をするなら、ハンドガンはベストな選択かもしれない。けど、この使い方はマジで見た目が良くないよな……
「おっ、準備出来たか?やっぱり影人君は準備に時間を掛けるなぁ?」
「出来そうな事を出来る状態にしてからやりたいじゃないですか。それで、どういう所でどういう事をするんでしょうか?」
「おぉ、そうだったな。今回はこの廃墟っぽいステージで銃撃戦をして生き残る……まぁ、最後まで生き残ってたら勝ちなゲームさ」
「なるほど、それは途中で弾切れとか補給とか何かあったりするんですか?」
「基本的には全員弾切れは起きない。勿論リロードは必要だがな?アイテムに関しては用意はしていない。全員初期装備で戦う。あぁ、だが、倒した相手の武器は持っていく事は出来るから、いざって時は武器を拾って使う事は出来る」
ふむふむ……一応、他の武器の総弾数とか覚えておけば、いざって時に相手の銃に弾が入っているかどうかを数えられるかもしれないけど……多分戦闘中にそれは無理かなぁ。ハンドガンもリボルバーみたいなタイプの銃でもないし……でも敵から武器を拾えるって事はもしかすると、何とかなるかもしれない
「にしても、ハンドガン1丁とはなぁ……」
「え?」
「何故そんなに縛りを課すんだ?」
「うーん、縛り……というか、今回のは合理性?を突き詰めた結果ですかね?」
「ほう?どう戦うつもりだ?」
うーん、まぁデータを提供するなら別に話して良いか
「そもそもな話ですが、僕は別に銃の扱いが上手い訳ではありません。日常生活で使う事も無いですし、ゲームでも基本は素手ですから」
「まぁ、そうだな」
「そんな僕でもある程度のこういうステータスがあればこういう銃での戦闘の基本みたいなアサルトライフルはすぐに扱えるとは思います。でも、それは東郷さん的に僕にやらせなくても他にやらせれば良いと思ってるんじゃないかなぁって。だからちょっと尖ったやり方が出来る物を使おうと思いました」
実際あのステータスにする時に結構迷いはした
「真っ先に出て来るのは精度をほぼマックスにしたスナイパーライフルによる圧倒的な先制攻撃とか、体力を盛ったライトマシンガンで弾をバラ撒いて隠れても索敵しながら攻撃する戦車みたいな存在とか、移動性能を上げたショットガンでヒット&アウェイ戦法。この辺りですかね?」
「まぁ、そうだな。実際そういう奴も居る」
だろうな。だからこそ、ショットガンは最後まで悩んだ
「僕もその中でショットガンのスタイルにするか、今のスタイルにするか最後まで悩みました。実質同じ様な物ですからね」
最終的には走り寄ってド近距離で相手を撃つ事には変わりない
「でも、銃の重さや幾らショットガンとは言え、流石に弾が半球状で出るならショットガンでも敵に当たらない可能性はあります」
「そりゃあ、あの調整はそうなっても仕方ない性能だ。ペレット数もある程度絞っているから圧倒的にショットガンが有利にはならない様にする為にこうしたんだがな?」
今回用意されたショットガンはポンプアクション式だから一発撃ったら自分で薬莢を排出しなければ次が撃てない。まぁ、そこは威力とトレードオフだから良いんだけど、最高の機動力を目指すとショットガンだと若干重くなってしまう。まぁ後は両手が塞がる事かな。両手で構えなければ連発が出来ないのは厳しい
「それに、片手が空いてる方が良かったので、軽い武器が良かったんですよ」
「なら、サブマシンガンでも良かったんじゃないのか?そっちの方が近距離で連発するなら向いてるだろ?」
「片手でも扱えない事は無いかもしれませんが、多分高レートの反動で撃ってる僕自身も攻撃範囲に入る可能性があるんですよ……」
精度最低を舐めてはいけない。勿論銃は決めたけど射撃場で他の武器も使ってみて、自分で撃ったサブマシンガンの弾が僕の頭を掠めて行った時に使用は絶対にしないと決めた
「精度最低ってそこまでやばいのか……」
「むしろ、他の武器でもそうでしたが、フルオートで射撃出来る武器で精度最低だと、半球というか、更に内側に食い込んで来る感じがあるので、マジで危険だったからフルオート武器は使わないのもありますね」
だからこそ、アレを見つけたのもあるけどね?
「長所と武器相性を活かす為にその装備になったって事か」
「まぁ、そうですね。とりあえず戦闘するのは他のテスターさんって事で良いんでしょうか?」
「あぁ、まぁテスターと言ってもウチの社員だがな。遠慮なくぶっ倒してくれ。こっちも影人君をぶっ倒すつもりでやってるからな!」
「分かりました!勝つ為に頑張ります!」
よーし、やってやるぞー!




