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熱の大事さ

「ふむふむ……まずは実験をしてみないとな……」

 熱を通す方は簡単に肉とか野菜を焼けば良い。逆に冷やす方は……水とか入れて凍らせる位冷やせばいいのかな?高温から低温に一気に変化させるとか、鍋に滅茶苦茶悪そうだな……あぁ、そうか。そう考えると、熱の魔石ってその辺の熱による材料へのダメージも低い可能性もあるな……


「では、ちょっと試させてもらおう」

 高温と低温を行ったり来たり……お試しで、卵を焼いて目玉焼きにした直後、皿に卵を移したら、即水をサーマルパンに入れてみる。物凄い勢いで水が沸騰してるなぁ……これを低温に切り替えると?


「うおっ、凄い……一気に凍った……しかもこれ、このまま鍋から落とせるし……水気も油気もほとんどない……これ鍋を洗う手間が無くて良いなぁ!」

 汚れ諸共凍って落ちる。フッ素コーティングみたいなツルツル感もあって調理もし易そうだ。この鍋ならふわふわの切って割るタイプのオムライスとかも作りやすいかも!


「2人にはまずオムライスかなぁ?」

 この鍋ならまずはふわとろオムライスを振る舞うのが良い気がしてきた。これなら向こうに出張料理人的な感じで行っても良いかも!


「これならある意味夜に調理とかする時に姿はかなり隠せるんじゃないか?少なくともたき火でバレるなんて事は無いだろうし……」

 これなら万が一木の上に避難した時とかにも温かい料理を食べる手段が簡単に作れる。あと何なら、熱量とか調整すれば、これで暖を取ったり涼を感じる事も可能なのでは?


「ふむふむ……何処かの木の上で隠れ家的な物を作る……良いじゃない。楽しそう!」

 キノコ栽培の云々とかが終わったら、何処かに僕用のツリーハウスを作る……いや、何処でもツリーハウスキット的な物を作った方が面白いかもしれないな?




「という訳で、鍋が出来たから来たよー」

「「へ?」」

「いや、ほら鍋。まぁ、熱の魔石は結局使わなかったんだけど、温度を自由に変化出来る鍋が出来たから、まぁ、オムライスでもどうかなって思って……」

「「頂きます!」」

 社を通って、ウカタマと飯綱さんの所へ行き、報告したら即座にキッチンまで連れて行かれた。まぁ、御稲の国のキッチンだから、モルガ師匠にバレる事も無いだろう。よし、それじゃあ作ってみよう!


「という訳で、オムライス完成っと……おまたせー。これでスッと切ってね」

「「おほほぉ~!」」

 ナイフでスーッとオムレツを割るとしっかりとふわとろのオムレツが割れて、綺麗な半熟の卵が顔を出す


「うまっ!?」

「何ですかコレ!凄い美味しいです!」

「おっ、良かったぁ。その感じなら問題なさそうだね」

 一応お試しで作った目玉焼きである程度火力については分かったつもりだったけど、これなら深い鍋ならスープの類も簡単に作れそうだな?


「これは……真似出来るんでしょうか……」

「調味料とかの問題があるかもしれないけど、絶対に出来ないって物じゃないと思うよ?この卵の方も火加減だけちゃんとやれば真似出来る物だと思うし」

 オムライスを作りたいって事なら勿論手伝うつもりだけど、それならやっぱりウチでキッチンを担当していると言っても良いマイ君にも教えたりしたいから一旦城キッチンに戻りたいな


「もし、やり方を学びたいとかなら教えますけど……」

「是非とも!お願いします!」

 飯綱さんなら大丈夫かな?


「じゃあ、行きますか」

「はい!」

「え、書類仕事があるとか何とか言ってなかった?」

「そんな物よりこれは覚える方が優先です!」

 わぁ、言い切っちゃった……


「これは絶対に覚えるべきです!ウカタマ様はこれを自分達でも食べられる様になりたくないのですか!?」

「そんな物食べたいに決まってるだろう!よし!頼んだぞ飯綱!絶対に覚えて来るのだ!」

「お任せください!さぁ、行きましょう!」

 久々にお料理教室開校と行きますかぁ……」

 さぁ、こうなったらいつ来ても良いぜぇ?試食係!




「大事なのは最初はケチらない事ですね。この状態で纏めるのって結構難しくて、ちょっと油断したら火が通り過ぎてすぐにスクランブルエッグになっちゃうんで、卵の量はちょっと多めにしておく事で火の通りを少し遅らせる事が出来て、このふわとろ状態で止めやすくなるんだ」

 これ本当に卵をケチると難しいんだよねぇ……


「「なるほど」」

「だからあまり火力をあげ過ぎない様にね?最初にある程度固める為にちょっとだけ強火にするくらいで……」

「ぐっ……」

「ん……なかなか難しい」

「んふんふ。頑張ると良いぞぉ?我々はオムレツを食べられるからなぁ?」

「全く、こんな良い物を作ってるなら教えてよね!錬金術にも使えそうな物なんだから!」

 モルガ師匠とニコラ師匠がオムレツをモグモグしながら言って来る。飯綱さんとマイ君の2人が作るんだから食べる人も2人居た方が助かるし、丁度良いな


「ニコラ師匠。やっぱり加熱と冷却って錬金術的にも重要なの?」

「そうよ!高温で成分を煮出す物とか、凍らせてパリパリの状態の時に粉末にする事で、薬効がより抽出しやすくなる物とか、後は単に保存の為とか……」

 うーん……【熱操作】って使える物が実は凄い多いのでは?



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― 新着の感想 ―
流石に上限下限はあるだろうけど、 無機物限定だとしても熱操作で加熱と冷却できるなら 相手を拘束してから相手の装備を熱くしたり、冷たくしたりで拷問みたいなことができそう 相手の装備じゃなくても、縄とかロ…
ハチ由来だから、攻撃には使えなさそう
何か制限がないと生物型モンスターや対人は深淵とかで拘束して体温弄るだけで終わっちゃいますね
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