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傘下

「一応、聞きたいんだけど、実は僕、島を持ってるから、その付近に来るってなればサメから守るって事は可能だと思う。そして、ウチのネレイドさんの力があればこの近辺のサメを駆逐するのも可能だと思う」

「何と!?両方とも可能とは……うぅむ。それだとどちらが良いのだろうか……」

 逆に選択肢として片方可能であれば、そっちをお願いしたいとなっていたけど、両方出来るとなったら、お願いする側が決める立場になる。ある意味、ここで、立場が逆転する訳だ


「さぁ、どっちにします?僕らとしてはどちらでも構いませんが」

「う、うぅむ……」

「キュウキュウキュウ~(ハチ様の島の近くに住ませてもらう方は如何でしょう)」

 む、あのイルカは……あぁ、プリンセスのイルカちゃんか


「む、一応、何故そっちなのか聞かせてもらえるか?」

「キュウキュウキュウ~?(そちらならお礼したい時にすぐに向かえますし、ハチ様の保護下に入れるのでは?)」

「確かに、サメから守ってもらえるのであれば、こちらからも何かしらを提供する事も可能になる。せっかくの出会いだ。今後とも長い付き合いにしたい。どうだろう。そちらの島の周りに行くという事は可能なのだろうか?」

 おっと、こっちの島に来る選択をしたか。これはもしかして、あの時プリンセスイルカちゃんを助けたからこのルートに入ったって事なのかな?


「まぁ、それは多分大丈夫だと思うけど……ネレイドさん連絡は取れてる?」

「了。既に受け入れ態勢は整っています」

「オッケー。それじゃあルーカンさん。我々は貴方達ドルフィンパレスを受け入れましょう。可能な限りサメからの被害を減らし、貴方達とも共に未来を作って行きましょう」

「感謝する!こちらは……海洋資源や我々が持つ技術などを提供しよう」

「そうですね。こちらも皆さんが使えそうな技術があったら提供しますよ」

「なんと……素晴らしい同盟を組めた事に感謝を……因みにウチの娘は要るか?」

 何だろう、多分そんな気はないんだろうけど、絶妙にイルカで掛かっているせいでコケそうになる


「流石にそんな要求はしませんよ。こちらとしては技術の交換や資源や防衛等、形としては傘下に入ると言われそうな所ですけど、対等な関係だと思っていますので、そういう娘さんを道具に使う様な感じにはしないであげて下さい。そういう事ならルーカンさん以外は人の言語が喋れないという状態ですし、ルーカンさんが連絡員として地上とドルフィンパレスを行ったり来たりしてもらいますよ?」

「む、そうであった!確かに言語の壁を何とかしないとな!ハチが普通に話せるから勘違いしていたが、そう言えばそうか!」

 そうなんですよ……技術交換とかするならまず言語を何とかしないといけないんだよねぇ……


「報。私は超高性能インターフェースなので、言語翻訳なら可能です。当然、彼らの言葉も翻訳する事が出来ます」

 ここで、胸を張って前に躍り出て来たネレイドさん。まぁ、確かに皆でかなり頑張って造ったから自分で造ってくれた皆の為にも超高性能と言うのは間違ってないけど、自分で超高性能って言うと、大抵何処かポンコツっぽい所があったりするから、その辺はちょっとやめて欲しいかな……


「まぁ、ネレイドさんが理解出来るならオートマトンさん達にも情報共有出来て連絡って部分だと特に問題はないか……」

「いや、ハチ殿。そちらが譲歩してくれるのだ。こちらとしても学びは必要だと感じている。だから、我々でも人の言葉を話す……は難しいかもしれないが、理解は出来る様に教育はする。それはよろしいか?」

 人の言葉を理解する……イルカってそもそも頭が良い動物の筆頭格だし、結構すぐに覚えそうだなぁ?


「勿論、構いませんよ。僕らは別に皆さんの事を抑圧とかする気も無いですし、反乱とかそういうのも恐れてません。僕らのやり方が合わなかったなら仕方ないですし、離れるなら自由です。まぁその過程で仲間が傷付けられるとなったら僕は遠慮しませんが」

 別に僕は国王になりたい訳じゃない。ただ皆が集まれる場の管理人みたいな物だ。この場で起きた問題を解決する手段が話合いなのか、暴力なのか、それはその場で変わって来るだろうけど、皆を守るならなりふり構わず僕は全力で事に当たる


「仲間の為に一番槍となる覚悟すらあるとは……感服した!我らの力はハチ殿の為に使おう!」

「あれぇ?」

 何か思ってた反応とちょっと違うぞ?普通に威圧したから少しビビるかなぁって思ってたんだけど……まさかの尊敬みたいな感情だ。もしかしてルーカンさん意外と戦うの好きだったりするのかな?


「そうと決まれば早速移動だ!ハチ殿!どちらに向かえばよろしいか!」

「あ、もう移動出来るんだ……それならネレイドさん一旦戻ろうか。あれに付いてきてくれれば僕らの島まで来れるよ」

 潜水空母ネレイドを目印として、オートマニュアイランドまで連れて行くのが一番丸いだろう。あ、そうだ。アレも試してみるか?


「仲間になったって事は、敵ではないんだから、このドルフィンパレスをフェプシックで動かす事が出来ないかな?」




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― 新着の感想 ―
>自分で超高性能って言うと、大抵何処かポンコツっぽい所があったりする 他にも、いつもは高性能だけどたまに大ドジかますパターンもあるぞ
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