商品確認
「まぁ、一番気になるのはこれか……」
色々見せて貰ったけど、やっぱり気になるのはここでチップと交換で買えるスキルだろう。色々あるなぁ……
「チップ1枚が大体1万Gだっけ……そう考えると結構ヤバい額かも……」
普通に数百枚クラスの物から数千枚、果ては100万枚とかいう、とんでもない物もある。100万枚のスキルは【真・覚醒解放】とかいう紛れもなくヤバそうなスキルだけど、別に僕はあのスキルはそそられないなぁ……だって見るからに強そうだし、なんかデメリットも弱そうだ。こう、ただ強いだけのスキルよりは強いけども相応のデメリットも伴ってるタイプがね?まぁ、個人的な好みの話なんだけど……
「これってスキルの詳細までは見れたりするんですかね?」
「確認したいという事でしたら、スキルの内容を詳しく確認する事が出来るスキルは限られていますね」
「ほう?」
詳しく確認出来るスキルと出来ないスキルがあるんだ
「その確認が出来る物と出来ない物の違いって教えてもらえるの?」
「詳しく確認が出来るスキルに関しましては、例えば、剣技スキル等の場合は、そのスキルの挙動等を確認する事が出来ます。ですが、パッシブスキルや身体に直接作用するスキルになりますと、動きだけで確認が出来ない為、詳しい内容を確認する事は出来ません」
ふむふむ、多分攻撃技としてのスキルは挙動確認とか出来ないとスキルを買うとするなら困るだろうし、そこはしっかり説明を確認出来る訳だ。でも、パッシブスキルだったり、身体能力を向上させるだけみたいなスキルは人によって使い方が違うだろうから、あえて詳しくは見せないって事なのかな?
「それとも、僕にとってどれが一番価値のありそうなスキルか当ててみろみたいな事なのかな……」
それは流石に深読みのし過ぎかなぁ……
「まぁ、どっちにしても、僕がどのくらいチップを貰えるのかはオークションの結果に掛かっている訳だから、それで入手出来たチップから交換出来そうなラインのスキルを探すのが良いかも」
まぁ、破産を恐れずに行くなら、自身が持っているGをチップにガッツリ交換して、ギャンブルせずにスキルと交換するって手段もあるだろう。むしろ、運営的にはそれで、市場に流れるお金をコントロールしようって事なのかな?
「うーん、どのスキルが僕にとって使えそうか……」
「ハチ様。そろそろオークションが開始されます。こちらへどうぞ」
「あ、はーい!」
一応、出品者って事になってるから何処か特等席みたいな所に連れて行かれるのか。まぁ、景品に関してはまた後で考えるとしよう
「おぉ……これ全部人かぁ……」
会場を埋め尽くさんばかりに光の玉がぎっしりだ。多分同じクランとかで固まっていると思われる同じ色で揃ってる塊とかもいくつかある。場合によっては個人ではなく、クランのお金で何かを買うとかもあるのかもしれないなぁ……
「皆様。お集まりいただきありがとうございます。カジノエリアにいらっしゃる方々にも、見えているとは思いますが、そちらからでも、オークションに参加自体は可能です。こちらの画面に皆様の中で一番高い金額を提示された方が購入出来ます。勿論ですが、現在持っているチップ以上の額を提示する事は出来ませんので、カジノで勝負に勝てば買うのではなく、勝負に勝ってからオークションに参加しましょう」
そうして、軽くオークションの説明がされた。どうやら、商品が出てきたら、正面のモニターに現在の最高提示額が表示され、その表示された額を10秒間誰も更新しなければ、その提示した人が買える仕組みらしい。勿論、オーブさんがしっかり、チップの枚数とかは確認している為、その商品を買えるだけのチップを持っていなければオークションで勝負出来ない様にされている。つまり、買い取り金額を吊り上げる為の奴が居たとしても、そいつがチップを吊り上げるだけの額を持っていなければ額を吊り上げる事が出来ない訳だ。勿論、価値を吊り上げようとして、10秒間で他の人が上回る額を提示しなければその場でチップと交換なので、吊り上げをミスした場合は、それ以降の吊り上げに参加する事すら苦しくなるらしい
「可能な限り不正は起こらない様にって感じで検証も入っているのかなぁ?」
あくまで今回のオークションイベントは突発的に始まった事だし、その辺の対策とかも探り探りなのかもしれない。そうなると、今の内に面白そうなスキルが無いかしっかり確認しておいた方が良いかも……今回はあったけど、常設化した時に無くなるスキルとかが出てもおかしくない
「それでは、1つ目の商品。海走りの靴です。こちらの靴を履く事により、水の上を走る事が出来ます」
おー、普通に使えそうな良い物じゃん?場所によっては水によって隠されたお宝とか全然ありそうだし、そういった物を探すのにも使えそうだ
「ほうほう。これは……勝負の価格とかもちょっと分かり難いなぁ?」
残念ながら普段からお金は使わないから、この手の物が幾ら位で取引されてるのか知らないんだよねぇ……まぁ、その辺は皆が値段を決めてくれるから別にコッチとしてはどうでも良いか!




