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キノコの伝手

「そういえばウカタマ達って流石に戻ってるよな?」

 これであの海域にウカタマ達が取り残されてる……なんて事は流石のオーブさんでもしないだろう。帰還する前はアルバトロスの方に乗せてたけど……まさかあっちの方に行ってたりはしないよね?ちょっと心配になって来た……


「ウカタマー、おーい。今何処に居るー?」

『ん?あぁ、あの空飛ぶ船から急に社に戻って来たみたいだったからそのまま寛いでたぞ?』

 ほっ、もしこれでウカタマがアルバトロスの方に残ってたら回収しに行かないといけない所だったからちょっと焦った


「そっか。それならちょっと聞きたいんだけど、何か薬とかに使えそうなキノコってあったりする?」

『キノコォ?エッチだなぁ?』

 この状態から交渉するのかぁ……面倒だなぁ?


「そういうの良いから……今水と闇の複合精霊達がオートマトンの島に来てるんだけど、その子達は適度な湿度と暗闇があると良いらしくて、こっちが場所を提供するならキノコ栽培とかが丁度良いかなって思って……」

『ほうほう。そういう事か。ふぅむ……』

 おっ、事情を話したら普通に悩んでくれてるみたいだ


「一応、今後の事を考えて、何かしらの素材になるキノコがあると良いんだけど……」

『素材となるキノコ……それなら普通にマナキノコが良い所だと思うが……』

 マナキノコ……普通に魔法の力が宿ってそうなキノコだな?


「一応聞くんですけど、そのキノコって光ったりします?」

『む?まぁ、マナキノコは成長したら青く光るが……』

「うぅん……光ると良くないんですよね。一応、複合精霊達は光が苦手みたいで……」

 最終的に光っちゃうキノコだと、あまり良くないな。それだと複合精霊達の場所としてはあまりよろしくない


『光ると良くないか……となると、汎用性は減るが、インスタケか』

「インスタケ……それってどんな物なんです?」

 今のところ聞いた事無いキノコの種類な気がするからどんな物なのか聞いてみよう


『マナキノコには劣るが、魔力を有しているし、昔はよく何かしらの薬を作る際に触媒にも使われていたぞ。今はより効果の高い物とかが発見されたり作られたからあまり使われては居ないみたいだが……』

 なるほど、昔使われていた素材か。確かにそういうのも良いな?


『まぁ、そもそも昔の者が使い過ぎて絶滅気味なんだがな?』

「あ、そういう……それなら絶滅回避の為にも育てた方が良いのかな?」

 使い過ぎて絶滅危惧種みたいになってるなら育てた方が良いんじゃないかな?


『一応、世界の何処かには残っているだろうが、育てられるなら育てた方が良いだろう。何せ、外的な刺激を受けると色々と変化するのがインスタケだ。程々の湿度で、暗い場所で育てる事で変化していないインスタケが育つからな』

 湿度を高めたり、乾燥させたり、光に当てたら変化するとなると、最初のプレーンな状態の条件が当て嵌まってるか


「なら、それを皆で育ててみたいですね」

『育てるなら場所はしっかり用意した方が良いだろうな。空島でやるのか、オートマトンの島でやるのか……何ならウチでやっても良いぞ?』

 おっ?御稲の国でも出来るのか?それはちょっと気になるな……


「というか、そういう絶滅ギリギリの植物とかはウカタマが保護するみたいな事はしないの?」

 豊穣の神様ならそういうの保護したりとかもするのかな?流石にそれは範囲外かな?


『勿論、保護出来る物は保護しているが、単純に別の者の管轄だったり、神の力で成長させてしまうと変質してしまう物とかもあってな?』

「となると、今回のインスタケもその世界の何処かが別の方の管轄地域だったり、神の力で成長させちゃうと別の方向での成長がさせられないって事なんですかね?」

『そうなる。どうしても神の力を行使すると、光るからなぁ』

 確かにいっつも力を発揮する時は若干光ってたと思う。だからその光でもインスタケが反応してしまうとなると……結構繊細だな


「じゃあ育てるにしてもそのインスタケの種?菌?ってウカタマは持ってない?」

 流石のウカタマでもそういう反応をする物は持ってないか……


『うぅむ……あ、そうだ。キノコの類だと、ワシよりも専門的な奴も居るな?そいつなら確かその菌を持っていたと思うぞ。どうする?ソイツと話してみるか?』

 キノコの専門家。しかも豊穣の神よりも専門的となると、やっぱりキノコは植物とはちょっと違うって事なのかな?まぁ、それはそれで良いのか


「そうですね。ちょっとその方と話してみたいです」

 いやぁ、やっぱり目標にまっすぐは行けないけど、こういう寄り道によって新しい繋がりが増えて、それがその内役に立つかもしれないってなると、面白いよなぁ


『分かった。それでは後で連れて行こう。空島の方で待っていてくれ』

「分かりました。それではそっちの方に行きますね」

 となると、一旦開発室の一室は複合精霊達のたまり場として使わせておいて、後でキノコ育成する場所にお引越しにしよう。ここもまた色々と出来て来たなぁ……



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― 新着の感想 ―
専門家・・・。 なんかセミっぽい顔でキノコ背負ってそう。
もし気圧の変化でも変質してしまうなら、地上と空島でそれぞれ作ったら効能が違うものができあがったりして
それたぶんヤバいキノコだよね、、、アレコレしたら効能がヤバそう、、、科学的錬金的神業的アプローチのプロフェッショナルがいっぱいいるからなぁ
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