合流
「おー!来た来た!ってまた凄い量になってますね?」
『そりゃアンタ達があんな派手な狼煙を上げるからでしょ?』
これは白玉さんがレーザー狼煙で僕らの場所が分かったからこっちに来てくれたんだろうけど、その時にレーザー狼煙を見た他の人も巻き込んで来てくれたのかな?
『こちらタティーノ。こっちもホックホクですよ!修理に関するスキルも手に入りました!』
修理関係をひたすらやっていたからか、どうやらタテさんに新しい修理に関するスキルが手に入ったみたいだ。これは後で話をきいてみよう
「派遣した甲斐がありましたね。それじゃあ合流しましょう」
一旦ネレイドは上げずにマンマミーヤンに乗り込んで合流する
「皆さんありがとうございます。いやぁ、どうなる事かと思いましたよ」
「そっちの船は修理出来たの?」
「はい。何とか修理出来ました。あ、タテさん一応最終チェックを後でして貰っても良いですか?」
「了!」
にやにや顔が止まらないタテさん。これはネレイドに戻した方が良いだろう
「それで、結局どういう状態でどうなったのか教えて貰える?」
「そうですね。かいつまんで説明すると、多分ボスのラストアタック的な物でワープさせられて、コッチで修理。動ける様になりはしましたが、合流の為にこの場から動かずに狼煙で位置を知らせて、皆さんが来るまでに暇潰しで寄って来た海賊狩りですかね?」
「はぁ~、やっぱやってたわ……うんうん、ハチ君がどんな感じか大分分かって来た気がする」
お、理解されてるのは嬉しいね。そして、変にツッコミも入らないから納得もしてくれてるみたいだ
「しっかり修理用の物資も、修理もタテさんがやってくれたし、かなり助かったわ。お陰様でこんな大所帯になったけど……」
(ネレイドを隠していたのは正解ね?)
(正直狼煙を上げたら関係無い人も来るだろうなと思ったので、水中で待機させてました)
ウィスパーで白玉さんとコッソリ会話をする。これでコッチが本命の会話とする事で、僕らに更なる疑いの目が来ない様にする
「とにかく、合流出来て良かったわ。そろそろ日没だけど、どうするのかしら?」
「そうですね……流石に終了タイミングになったら何かしらアナウンスが来ると思うんで、これは夜の部がありそうですね……」
もう、あのボスについての追及は無いだろうから、ここからはこの先の話だ。運営としては多分夜の海での戦闘とかもさせる気だと勝手に思っている。というか、夜の海の方が、強い敵とかも出しやすそうだし、戦闘も難しく出来るだろう。だからこそ、ここから先は普通の海賊では無い海賊が現れるかもしれない
「そうね……夜の海……あまり出ない方が良いとは思うけど、それはより強力な敵が出るかもしれないとも言えるわね?」
「そういう敵の方がお宝をため込んでるんじゃないかなって」
普通の海賊?なら昼は海で海賊。夜は酒場で宴会みたいな事をしてるんじゃないかな?幾ら海に生きる海賊とは言え、補給も無しでずっと航海が出来る訳じゃない。必ず補給するタイミングがあると思う。そして、それをゲーム的に反映させるなら、昼の間だけ出現する敵として海に海賊を設置。夜の間は出現しないか、出現率を下げるみたいな処理を入れてると、勝手に想像する
「夜は狂暴な敵が多い分、実入りが良い……まぁその予想に関しては私も同意見ね」
「私達も、その意見は同意する」
おっ、ロザリーさん達も上から降りて来た
「一応、ポータルはキチンと繋ぎ直せたので、補給も可能ですし、海賊の捕縛も鹵獲も可能です。何なら、皆さんを港に帰す事も出来ますよ?」
海賊を捕まえる時と同じ……と言ったら言い方が悪いけど、人をポータルで送った後に残った船をシャコーの箱に入れてポータルで送ればすぐに港に帰る事は出来る。ま、僕らは帰れないけどね?
「引き際は大事ですし、この方法なら帰り際を敵に狙われるという事もありませんね」
「そ、それなら俺らは帰っても良いか?」
お、マンマミーヤンに乗っているが……多分これは周りの船の人か?
「可能ですよ。帰りたいのであれば船もお送りします」
アブダクター部隊のポータル機をマンマミーヤンの甲板に待機させてポータルを開く
「ここに入ればもう港です。一度に1隻ずつですが、それは勘弁してください」
一応、僕のシャコーの箱を使って転送する事になるし、一度に送れるのは1隻とその乗組員という事で行こう
「お疲れ様でした。またお会いできるのを楽しみにしてます」
そんなこんなで船と人を見送る。正直夜の海は普通に武装が揃っていても中々怖いと思う。だからこそ、ここで帰るのは悪い事では無い。むしろこれで夜の海で動きやすくなると言っても良いだろう
「人が減った方が派手に動けるとか考えてるだろう?」
「おっと、口に出てましたかね?」
「いや、少しにやけてたからね。どうせ、まだまだ暴れる気満々なんだろうなと、ね?」
ロザリーさんに僕の考えが少しバレていたみたいだ
「よくお分かりで」
「私だってハチ君の考えてる事は少し位分かるさ」
したり顔で言ってるけど、僕らがボス戦で大嘘をかましているのは見抜けてはいないみたいだ




