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考察

「となると、こいつとの戦闘のコンセプトとしては装甲にされた海賊船を破壊して、露出した部分を攻撃する事で倒せるボスって事か。で、その壊す海賊船が少なければ、回収出来るお宝も増える……とかかな?」

 自分が運営だとしたら、このボスはそういう形にすると思う。そうすれば、気が付いた時には出来るだけ狙いを弱点に集中させようって周りの船との連携にも繋がるだろうし、イベントとしては良いんじゃないだろうか?まぁ、それに気付いて他の所を狙った奴を貶めるみたいなのは起きて欲しくはないな


「このボスが警戒しているのがそもそも水上の敵だけで、だからこそ、そこの弱点を守る船装甲。そして、それを可能にするのに必要なのが、船を貫通出来る強力な頭……うん、何かこれなら全然出来そうな気がする」

 これ多分この胴体がどれくらい長いのかまだ分からないけど、船を吸収すれば吸収する程、水上に出れる量が多くなる……つまり、攻撃範囲が広がるって事で良いよな?


「観察した結果として、アイツの対処法は距離を取って何処か1つの船を砲撃で破壊。そして、露わになった胴体に追撃が正解なんじゃないかな?」

「ふむ……確かにそう言われると水中での一撃を貰った時のリアクションや、水上で敵を出来るだけ近付けない様にしている様……」

「頭が弱点じゃねぇって言い分も分かるぜぇ?」

 これは一応水上の部隊にも伝えた方が良いかな?胴体が弱点なのはリアクション的に明らかだし


「それじゃあ、通信するんで、ノイズお願いしまーす」

「了」

「ふぅ……よし!聞こえ……すか!敵の弱て……は……胴体……繰りか……胴体……船を……壊して……体に攻げ……」

『えっ!?ちょ、ハチ君!?』

『弱点は胴体……船を壊して……分かりました!』

 白玉さんはダメだったみたいだけど、アイリスさんの方には伝わったみたいだ。なら、後はあそこから広げてくれるだろう


「よし、これでアイツ自体は倒せると思います。まぁ、海賊船も通常兵装ならそれなりに攻撃しないと壊れないと思うので、どれに攻撃を集中させるかだけど……こういう時に目立つ船は目標としては良いんだけど、そういう船に限ってお宝も多分良い物積んでるんですよねぇ……」

 船を赤く塗装しているのか、他の木造船に比べると明らかに船体が赤い船が何隻か取り込まれていた。これは多分赤い船がトレードマーク的な海賊団が居たんだろうけど、その海賊団の船が良い感じにウィークポイントみたいになっている。これは的としては凄く丁度良いな?


「こういうのをデザイナーが作っているのかなぁ……それとも、ゲームの世界の流れの中でAI的に自然とこうなったのか……分からないのが逆に良いな」

 まぁ、デザイナーが作ったデザインをこの世界のAIが構築する時に周りの海賊船を取り込んでこの形にするっていう合わせ技の可能性も全然あるけど、にしてもこういう敵は結構好きだなぁ……こう、生物と機械?とまではいかないけど、ある種の融合をしている様なデザインは良いぞ


「とりあえず、これで僕らが出来る事は一旦見守りという事になったので、水上の様子を確認しましょう」

 とりあえず映像は届いているからねぇ?




「ハチ君からの通信で、あのボスはどうやら胴体が弱点らしいです!船を破壊して胴体を攻撃しろって!」

『急に通信が悪くなったからどうしたと思ったけど、胴体が弱点って言ってたのね?なら周りの船にも知らせるよ!』

 善罪さんに連絡をして、ハチ君との通信を確認しようかと思ったけど、向こうも通信状態が悪かったみたいだ。水中でいったい何が起こっているの……


「貸してくれ。胴体が弱点……あの船は自身を守る装甲としても、攻撃をする為の武器としても使っている訳か。ならどれか1隻に攻撃を集中させた方が良いな。善罪。アイツの胴体中央にある赤い船体が見えるか?」

 ロザリー(お姉ちゃん)が通信機を受け取り、奴を確認しながら指示を出す。確かに胴体に赤い船体が3つ程見える。その中でも胴体の中程の高さに赤い船体がある


『赤い船……見えたわ!』

「それを攻撃する。他の周りに居る人にもそれを攻撃して欲しい」

『了解。それじゃあ私達のターンって事ね!』

 マンマミーヤンから情報が伝達され、周囲に居た船がボスに対して、側面を見せる


「てぇー!」

 善罪の号令と共に、周囲の味方船団による一斉砲火。多少のズレはある物の、赤い船目掛けて砲弾が飛来する

「ギュオワァァァァン!」

 この声。確実にボスに効いている。ならば更に追い打ちをかけるのみ


「レイカ!」

「分かってますわよ~♪」

 ハチ君に作って貰ったらしい武器の性能を引き出す為に自分で歌っているレイカ。返事も歌っぽく返す事でバフが途切れないらしい


終曲フィ・ナーレ!」

 その反動でアルバトロスが少し下がる位の威力で放たれた一撃が、ボスの胴体部分にぶち当たる。一瞬の静寂の後、その巨体がぐらりとしたと思ったら、海に倒れて行った


「やっぱこの銃最ッ高ですの!アチチチ……」

 撃った銃を抱きしめようとして、熱された銃身に触れて締まらないレイカであった



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― 新着の感想 ―
マ・・・いや、レイカる?
フィナーレの前にティロってつけてもいいのよ?w
>その巨体がぐらりとしたと思ったら、海に倒れて行った やったか!?
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