資材補給
「わりぃが、コイツぁ俺の料理人魂に火を着けちまった。ぜってぇ文句なく美味ぇ飯を喰わせるから少しの間だけコイツとの対話の時間をくれ」
おぉ、食材との対話……何か料理漫画っぽい!
「分かりました。漢の頼みでしたら無碍には出来ません。ホフマンさん。頑張ってください」
どうやら物凄い匂いのサメ肉をどうにかする為に少し調理室に籠らせて欲しいみたいだし、許可しよう
『ハチさん。プチイベントで集まった人達ですが、結構修理要請がありまして、木材の方が足りなくなってきたので追加したいのですが、よろしいですか?』
おっと、タテさんからのメッセージだ。そっか、僕らが水中で戦闘してた間にホフマンさん達のプチイベントが盛り上がって周りから船が来てたんだっけ。それでついでに食料補給やら修理やらをするとなって、タテさんが今は大忙しと、そういう事なら持って行ってあげよう。ついでにインベントリに入るだけ食料とかも持って行った方が良いかな?
『了解しました。今木材とか釘とか必要そうな物を持って行きますね』
『ありがとうございます。皆さん結構激戦だったみたいで、デッキに被弾したり、帆のロープが切れたり結構酷いので、資材はいくつあっても良いです』
そっかぁ、ロープとかも必要か。まぁ最悪僕が魔糸を出せば良いかな?
「という訳で、ハスバさんとトーマ君も荷物持ちで来て下さい。ダイコーンさんはいざという時に備えて待機で」
「ヒャッハー!敵が来たら任せなぁ!」
食材やら木材やらその他諸々を一度陸から持って来よう
「補修素材はこちらに」
「食料はこちらに」
「暇だからそちらに」
ん?何かオートマトンさん達が用意してくれてた物に混じって何か居たな?
「ウカタマ?何してるの?」
「いやだって面白そうな事してるじゃ~ん?それなのにのけ者にされてるから、ねぇ?」
「思いっきり海の上……いや海の中だけど、それはウカタマ的にあんまり良くないんじゃなかったっけ?」
「そんな事言ったかなぁ?大体、ハチの船ならすぐに陸に戻って来る事が出来るんだし別に良いだろう?今は色々面倒事を片付けて暇なんじゃ~!」
「すみませんハチ様。でも今は本当に仕事を終わらせていて……」
まぁ、仕事が残っていないのなら良い……のかなぁ?
「見学したいって感じ?」
「そうそう!」
「うーん……大丈夫かなぁ?まぁいざという時は僕が守れば良いか」
「キュンでぇす!」
「何処で習ったんですかそれ……」
ウカタマが何か言ってるけど、一旦スルーして、とりあえずネレイドに乗せるとしたら、お目付け役は必要だよな
「飯綱さん。ウカタマが余計な事をしない様にお目付け役を頼んでも良いかな?」
「分かりました……お目付け役はいつもの事なのでお任せください!」
「飯綱さんには後できつねうどんとかご馳走しますね」
「お任せください!ウカタマ様が何か余計な事をしようとしたら腕の骨を折ってでも止めます!」
「あの~、飯綱さん?一応私達は主従の関係だよね?私が主だよね?」
「それはそうですが、我々はハチ様の船に乗せてもらうんですから、お邪魔させてもらう立場です。主の不手際を未然に止めるのは従者の役目です」
う~ん正論!
「は、反論の余地が無い……ッ!」
ウカタマも流石にそれは反論出来なかったみたいだ
「という事で、ウカタマが何か悪い事をしたら腕1本という事で……」
「分かりました!腕1本ですね!お約束します!」
「あの、普通に怖い事言うの止めない?」
飯綱さん経由でしっかりとウカタマに警告しておいた。だってねぇ?ネレイドの計器とか絶対ウカタマがワクワクして触りそうだし……
「ウカタマが何もしなければ問題無いよ。お茶菓子位は出すし」
「やったぜ」
「じゃあ皆、荷物運ぶよー」
「「はーい」」
ハスバさんもトーマ君もウカタマ達に何も疑問も無くインベントリにリペアリキッドやら木材やら食料を仕舞ってポータルに戻っていく。特にツッコミとかもないし、これはある意味感覚が麻痺しているのかな?
「2人ともあの2人に何か質問とかあったりはしないの?」
「え?ハチさんの知り合いですよね?という事は何かしら凄い方なんだろうなって」
「まぁ、ハチ君なら何か凄い存在と繋がってても何の不思議も無いからね。そこに今更ツッコミとか入れたとしてもねぇ?」
あ、麻痺というか慣れか。これはある意味助かるな。一々紹介するのも面倒だし、紹介して良いかも微妙なラインの存在も居るからこれは良いな
「さて、それじゃあ2人は一旦ここで待っていて下さい。あ、変な事をしたら多分普通に艦内迎撃部隊とか兵器が動くかも知れないんでお気をつけて」
「う、うい……」
ウカタマ達に適当な事を言いつつ、マンマミーヤンに物資を届けに行く
「資材お持ちしました」
「おぉ、来た来た!って凄い量ね?これは下手に置くとマンマミーヤンが傾くかも……」
「お任せください。その資材をササッと使って船が傾かない程度に減らしましょう」
タテさんも頼もしいなぁ……
「ん?その液体は?」
「あ、これは流石にそちらに提供する事は出来ませんね。これはタテさん専用の物なので」
リペアリキッドはタテさんに渡しておけばどうしようもない物を修理する時に使えるだろう。これは……流石にねぇ?




