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1997/2012

モジュール作成

「という訳で、出来上がった物がこちらですと……」

 ミスリル芯棒を入れたオリハルコンピン。これをボートに直接刺す事でモジュールにも魔力の伝達が可能になる。という訳で、早速モジュールも作ってみよう


「ハチさん。今回の物でしたらこれとか使えないでしょうか?」

「む?これは……」

「そのコアはメモリードコア。基本的には1種類の魔法や特定のスキルを保存して魔力を流せば使える様にする物です。雲毛を生産する為に使われていた物の改良版。というより、小型量産版ですね」

 これは丁度欲しかった物だ。なら早速使ってみよう


「ありがとう。まぁ、最初のモジュールとして一番作りやすいのは何かって言ったら、これになるのかなぁ……【ディジャヴ】」

 戻るだけだけど、短距離ワープが出来るからいざって時に攻撃を躱せるだろう


「あ、このサイズだとめっちゃ搭載出来るのでは?いや、変に積み過ぎても良くないからこれはある程度の上限とかを付けた方が良いかな……」

 勿論、上限を付けなくても問題無いが、扱い切れる量というのは人によって違う。だから、搭載出来るモジュールの量をコッチで制限した方が良いのかな……色んなゲームでもあるけど、パズルみたいに組み合わせたり、数値の上限に引っかからない様に組み合わせたりするタイプの奴。あれも結構好きなんだよなぁ……上限に引っかからない様にやりくりするの楽しいし


「各モジュールのスロット数的なのとかどうしようかなぁ……正直バランスとか今から考えるのも……いや、やっぱりそういう面倒なのは今は一旦要らないか。搭載モジュールの上限数だけ決めて、5個とか10個までとかにした方が良いかも」

 モジュールの付け過ぎで魔力ジェネレーターの生産魔力量を上回らない様にする為にもモジュールの上限数は有った方が良い。僕が使うボートは僕自身がサブジェネレーターになれば良いだけだから、モジュールの上限数はもう少し突破しても良いかも知れないけど、それは言わなくて良いか


「さて、いっぱいモジュール作るぞー!」

 何といっても、このメモリードコアが優秀だ。僕の魔法をモジュール化出来るし、他の人の魔法とかも使える物はモジュール化してしまえば、各々に適したボートを作れるかも知れない




「これだけあれば結構色々な要望に対応出来ると思うけど……」

「呼ばれたから来てみたが……これまたなんか変な革新が起きてないか?」

「おいおい、これはヤバいなんてもんじゃねぇぞ?」

「普通に全然違う職業の魔法とかを使えるって結構……いや、かなり……」

「ヒャッハー!ぶっ壊れじゃねぇか?」

「素晴らしい!これ、人間には使えないんですかね?」

 とりあえず、皆に説明してコピーしても良い魔法とかあるか聞いて、コアに記録した結果。中々に幅広いモジュールを作る事が出来た。回復然り、防御然り、攻撃然り……これで、その人によってどういう形にするかを決める事が出来そうだ。基本的に攻撃モジュールは銃口の様な物が付いてるし、回復系は丸く、防御は若干四角い感じで流線形のパーツ。速度アップとかはブースターっぽい見た目にしてみた


「流石に人間に使うのはどうでしょう……あんまり良くないと思いますけど……あと、多分返しが付いてるから痛いですよ?」

 まぁ、勿論メモリードコアの話をしているのは分かっているけど、あえてボケる。そっちに話が流れちゃうと、潜水艦とボートからの興味が移っちゃうからね


「えぇ……まぁそうですね。それにこれを扱うにはハチさんの協力は必要不可欠ですから、ハチさんが許可しなければ使えない技術ですし……」

「とりあえずオフレコで。だれも知らなければそんな技術は無いんです」

 知らなければどういう原理で動いているのか分からない謎マシンで話を済ませられる。まぁ、そのお陰で色々と助かるんだ


「分かりました。それではこれからはどうしましょうか?念の為に色々と医薬品の類も出来ていますが……」

「そうですね。とりあえず皆さんにはこのボートが量産出来た後に早速訓練に入って貰おうかと思います。それで操作系統とか、欲しいモジュールの選別とかして貰って、自分専用にしていってください」

 シャコーの箱で個人所有にするにしてもかなり楽だからね


「流石に一旦休憩に入って、その後は潜水艦の様子でも見るか」

 途中途中ご飯だなんだと抜けてはいたけど、とりあえずボートの件は一段落ついたから一旦しっかりと休もう。そしたら次は潜水艦だ




「ふぅ……む?メールだ」

 スマホにメールが入っていた。これは……菖蒲アイリスさんか


「えーっと、『そちらの進捗はどうですか?』か。ゲーム内で聞けば良いと思うけど……まぁこっちのメールで送って来たって事はそんなにすぐに知りたいって訳でもないのかな?まぁボチボチ進んでますって返しておこう。ついでにそちらは進捗的にはどうですか?っと」

 こっちに聞いて来たならそっちの進捗も聞いておこう。さて、ご飯の準備~


「ほうほう。まさかあっちにモルガ師匠が付いてるなんて……大丈夫なのかな?」

 まぁ、魔法に関してはトップクラスなのは間違いないだろうから……一応は大丈夫……なのかな?



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― 新着の感想 ―
本当は優秀なのに、妙に不安にさせられるモルガ師匠
某ゲームのグミシ◯プを思い出しました。 やりこんでいたから懐かしい…
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