危険な平原
「そうか……よし、まだまだ色々と考えておこう!」
「それじゃあ、僕も寄る所があるので、これで……」
これ以上は特に何も言わない方が良いだろう。後はヘックスさんがどうするかだ
「さて、とりあえず用意されてるかな……あ、あったあった」
空島へのゲートに向かうと、そこにはドローンが空中で待機していた。僕を見つけると、近寄ってきて、アイテムを渡してくる
「ありがとねー」
よし、それじゃあ3人に送ってあげよう
「えーっと、『色々やってて完成した物を送るのが遅くなりました。受け取ってください』と『建築系職業として、こういうアイテムってどう思いますか?良ければご意見ください』っと!」
トーマ君とドクターにはピュアスライムリキッドとリペアリキッドを。タテさんにはリペアリキッドを送ってみる
「これで良し。さて、それじゃあ今日は何処に行こうかな?」
そろそろ先の街が気にはなってる。まぁ、行ける行けないは別として、様子見しに行く分には行ってみても良いかもしれない
「いや、でもあのリビングショーグン達を倒したら何か出てきたりするのかも気になるな……」
特殊能力を集めるのに物凄く丁度良い所だけど、あそこの情報は一応、売られている物と言っても過言ではないだろう。その場所を放置し続けるのもちょっとな……リビングアーマーの派閥問題みたいなのとか、先が気になる所もあったし……うーん
「まぁいつまで悩んで居ても仕方ないから、こういう時はいつものコイツで決めますか!」
てってれー!木の棒~
「新天地に行くか、それともリビングアーマーの所に行くか、半々で行こう!」
地面に線を書いて、新天地とリビングアーマーの古戦場の2択を運で決める。さぁどっちになるかな?
「なるほど。新天地!という事で先に進もう!」
勿論、リビングアーマーの古戦場が気にならないと言ったら嘘になるけど、そもそもあそこが開くのは夜の間だけだしね
「でもまぁ、ボスまで行くんじゃなくて、まずは周囲の環境調査とかからかなぁ……」
今まで大体は周囲の環境に合ったボスみたいなのが出て来てたから、一旦調査する事で大体のボスのイメージとかが付くかもしれない。勿論、調査とかどうでも良い。ボス直行だ!っていうスタイルでも良いかも知れないけど、こういう想像する時間も結構好きなんだよねぇ
「ナーセイブから先……そう言えばあんまり踏み入ってなかったな」
思い返せば、色々あってナーセイブから先にはほぼ進んでなかった気がする。とりあえず自然環境を観察する一環として行くだけ行ってみよう
「いやぁ、これは中々判断が難しいな……」
特に荒れてたりする訳でも無ければ、森が生い茂るという訳でもない。普通に草原とか木もある。これはボスがどんな奴かを想定するのはかなり難しいな……
「そろそろ強化系のボスとか来そうな気はするけど……」
前に出て来たボスの強化形態みたいなのが出て来ても不思議ではないよなぁ……デザインの使いまわしとか言われたりするけど、実際同じデザインだとしても、動きが変われば完全に別の敵だ。強化前の敵が3回ステップしたら、隙が出来るという情報を持っていて、強化されたボスが3回ステップしたら、大ダメージの技を出すみたいな状態だったら、3回ステップしたのを見て、懐に飛び込んでダメージを与えてやろうとして返り討ちにあうなんて事も想像出来る。情報を更新する必要が出てきたりしてもおかしくないとは思うんだけどなぁ……
「まぁ、遠巻きに何が出るかとか確認出来ないかな?」
ボスエリアは白い霧というか靄みたいな物で囲われてるけど、何とか見えたりしないかな?
「また前みたいに誰かボスと戦おうとしてる所とかに出会えたら良いんだけど……」
ボスの情報を集めるのにボス前のエリアとかは結構良い場所ではあるよなぁ……どうかな?誰か居て聞けたりしないかな?
「いやぁ、でもここ結構平和というか、長閑で良いなぁ……」
いつでもどこでもバチバチに戦闘が発生するっていう感じではない。普通に街道を歩いているって感じだけど……
「あれ?そういえば、普通に雑魚敵も居ない……?」
雑魚っぽい敵が居ない。これはまたなんかおかしな事になったな……
「うぅん……何かおかしいよなぁ」
雑魚が居ない。これは異常だよな?雑魚が居ないってなると、一応考えられるのは他の誰かが僕の前を行って殲滅された所を僕が進んでるだけなのか、それとも、単純に何か別の要因があるのか……
「ん?何だ?」
背後の上空に気配を感じて振り返ると、何かが飛んでいるのを見つけた
「馬?ペガサ……いや違うな?」
4本足で翼が生えてたからペガサスかなと思ったけど、頭は鷲っぽいし、下半身はライオンが近いかな?
「あれはグリフォンって奴なのかな?おぉ、中々大きい……あれ?なんかコッチ来てない?」
雑魚らしき敵が居ない……平原で隠れられる所も無い。一応、【欺瞞】とかあるけども、グリフォンだとその辺効かなかったりするのかな?この平原で、僕しか居ない状況。餌だと思われてる?
「あぁ……あの爪で掴まれたら無事では済まないかも……」
『あんな奴にビクビクしてんじゃねぇだろうな?』
おっと、この声はレジーさん。これはある意味新しいチャンスかも




