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「さてと。とりあえずこれで良いかな。となると、一回デモンストレーションとかした方が良いのかな?」

 褒め殺し部隊をマダムに派遣したし、幸せの門的な物を完成させたし、一回どういう風になるかデモンストレーション的な事をして、人魚の皆にどういう風に祝福するか。とかやると良いかもしれない


「さて、そうなると一旦人を人を集めてみますか」

 まぁ、そうだなぁ……こういう場所を作りました!って言うのは何か違う気がするし、チェルシーさん辺りに広めてもらうのが一番良いかもしれない。後は……まぁ暇なフレンドが居るかどうかをメッセージを飛ばしてみるか


『今暇な人ー。あとチェルシーさんは空島に来てください』


『へぇっ!?もしかして私。なんかやっちゃいました?』


『暇と言えば暇だね』


『ヒャッハー!今は丁度手が空いてるぜぇ?』


『すみません。ちょっと今は動けそうにないです』

 うんうん。動けないのは仕方ない。暇な人だけ来てくれれば良いし


『ちょっと新しい物を作ったので、それのデモンストレーション?みたいな事を手伝って欲しくてですね』


『すみません。今幾重ちゃんと新しく発見したダンジョンを潜ってまして……』


『すまないハチ君。アイリスとキリエとキリアと一緒に今はダンジョン攻略中でね』

 ダンジョン攻略は邪魔する訳には行かないな。じゃああの4人は除外だな


『分かりました。じゃあ暇そうなハスバさんとかと一緒にデモンストレーションします』

 来れないなら仕方ない。まぁ、流石に今回の奴はフレンドの女性相手だと気恥ずかしくてやり難いし、ハスバさん位がやり易いかも




「やぁやぁ。今回は何を作ったんだい?」

「ヒャッハー!またなんか面白そうな物を作ったのかァ?」

「あの、詳細をまだ知らないんですが……」

「あ、よく来てくれました。実はちょっと手伝って欲しくて。流石に自分一人でやろうとするとなんかやり難くて、相手が欲しかったんですよね」

 流石に【ジェミニ】とか使って自分相手に告白的な事をするのはねぇ?


「なるほど。それで?何処に行けば良いんだい?」

「ついて来てください。新しいエリアを紹介しますよ」

 そうしてハスバさんとダイコーンさんとチェルシーさんの3人を連れて人魚さんエリアにやって来た


「ヒャッハー……こりゃすげぇ……」

「周囲の花とかもそうだが、人魚や魚が空を泳ぐとは……幻想的な光景だね」

「ここが新エリアですか……なんか色々と気になる建物がありますが……」

「あれは一旦後で紹介します。今はこっちですね」

 ミニドームは一旦後回しで先に幸せの門だ


「あの門は……」

「何だ?」

「なんだかあの感じ。観光地とかで見た事ある様な……」

「おっ、チェルシーさん正解。ここちょっととある方から依頼されたデートスポット的な所です。とりあえずハスバさんあの門へ」

「え?私かい?」

 まさか自分だとは思ってなかったのかビックリするハスバさん


「ささ、どうぞどうぞ」

「えっ、って事はまさかハスバさんの相手って……」

 何だか蒼白な表情になるチェルシーさんだが、別にチェルシーさんにやってもらう事なんて今は無いよな?


「ハスバさん。いつも色々手伝ってくれてありがとう。日頃の感謝を込めて、ハスバさんの装備的にも嵩張らないだろう手作りのミスリルのチョーカーを作ってみました。受け取ってくれますか?」

「え゛っ!?」

 チェルシーさんが凄い驚いている。あくまでデモンストレーションなんだし、それにこれは日頃の感謝も込めているんだからちょっと静かに見ていてくれ


「そ、そうか……いや、なんだかこうして場を整えられて物を貰うと流石に照れるな……」

「まぁ、僕としては、こういう感じで他の人にもこういったプレゼントを贈る場とかにして欲しいなって。人魚の皆さーん」

「「「「「はーい」」」」」

 魚を引き連れて空中を泳ぐ人魚の人達が空中に魚で星型のシルエットやハート型のシルエットを魚に作らせる。おぉ、地面に咲く花と空を泳ぐ魚とのコントラストと言うか、地上には無い光景で中々祝ってもらってる感は出てるかも


「まぁ、皆さんから見て成功してるなって思ったら、こんな感じで、失敗したなって思った時のもやっておきましょうか」

「「「「「はーい」」」」」

 一応、両方ともやっておいた方が良いだろう。失敗した時はどんな風にするのかな?


「残念だったね……」

「次が有るよ!次が!」

「一杯奢ろう」

「まぁ知らない人に励ましてもらうのはこの位が丁度良いか。ご協力ありがとうございました。これからはもしそういう人を見かけたらよろしくお願いしますね」

 よしよし、これでここは正式に開放してオッケーだな


「あ、ダイコーンさんもやって行きます?一応、用意はしてますが」

「お、おぅ……そんじゃあ、ちょっと……」

 やっぱり改めて褒められると皆照れ臭いよねぇ


「ダイコーンさん。貴方のお陰で僕は色々演技とか出来る様になりました。今の僕のスタイル確立の恩人です。ありがとうございます。これはダイコーンさんに似合うかなと思って作ったトゲトゲ肩パットです。これからもよろしくお願いします」

「ヒャッハ!これは……照れくせぇなぁ?」

 ちょっと照れてるダイコーンさんも何か可愛いなぁ?


「ちょ!ハチさん!私!私は!?」

「えぇ?チェルシーさん?チェルシーさんは日頃の行いがなぁ……」

 まぁ、2人には感謝って念が有るけど、チェルシーさんは……ねぇ?


『ぶっひゃっひゃっひゃ!おもろっ!』

 なんか声が聞こえた気がするけど、無視しておこう



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― 新着の感想 ―
チェルシーさんには日頃の恨みを込めて顔面アイアンクローをプレゼントしたらギャン泣きして喜びそうね
まぁ、何だかんだハスパさんは癖が強いけど便利で有能だし…ダイコーンさんはシンプルにめっちゃ良い人だからなぁ…
そこですかさず撮影してスクープをでっち上げられないチェルシーさんはマスゴミ力が足りない、あと推定ニャラ様は本格稼働したらよろしくお願いしますね?
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