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1790/2015

2人と温泉に

「うっひゃぁ……」

「あ、あんまり端に行かないでくださいよ?安全には一応気を付けていますが、落ちたら危ないですから」

 落ちてしまったら救助の為にもバンジーしなきゃいけなくなるからね


「いや、ここから落ちるのは逆に無理な様な……」

「まぁ、そうですね。このミスリルガラスを割って落ちるみたいな事は無理でしょう」

「ミスリルガラス!?」

 正直適当な事を言ったけど、ウチにある素材でこんなガラス素材みたいな物になりそうなのはミスリルだろう


「ミスリルの加工技術……」

「今は皆バイオテクノロジーとかをして肉が成る木とか作ったりしてたな」

「そ、それって既に神の領域なのでは……?」

 神の領域か……


「流石にそこまでは行ってないと思うよ?神様の領域となると、種も無い所から新しい種を作り出す事とかだろうし……」

 実際、ウカタマはバイオテクノロジーとは違う神の力で品種改良とかしてるだろうし……


「ほぼ同等な気がしますが……」

「いやぁ、まだまだあの領域には辿り着いてはいないと思うけどなぁ?空島に神様が遊びには来てるけど、あそこまでは行ってないと思う」

「神様がいらっしゃるのですか!?」

「まぁ、神と言っても威厳らしい威厳がほぼ無い神様だけどなぁ……」

 ウカタマをこのお方が神です!と紹介するのもちょっと……バルミュラ様ならこのお方が神です!って胸を張って紹介出来るんだけどね


「それは……ご挨拶した方が良いのでしょうか」

「まぁ、わざわざ挨拶しに行かなくても良いと思いますよ。出会ったら挨拶すれば良いです」

 正直この島でウカタマは神と崇められたい訳じゃないだろうし、そこまで変に意識しなくて良いと思う


「あ、ほらほら、見えてきましたよ。あそこが僕らの空島です」

「ほ、本当に浮いてる……」

 空島まで泉でワープするのも楽で良いけど、こういう空中輸送されるのも中々面白いな


「とりあえず、村の方に行きますか」

 降り立つならあっちの方が良いだろう。そっちの方がアトラさんもすぐに会えるだろうし


「ただいま戻りました。とりあえずミオンさんを無事に連れて来る事には成功しました」

「おぉ、流石じゃな。もう連れて来るとは……久しぶりじゃな。ミオンという名を貰ったのじゃな」

「はい。頂きました」

 なんかぎこちないなぁ?


「あ、そうそう。アトラさん。ミオンさんって用意された家よりも自分で作ったテントでキャンプする感じが好きなそうなので、空島の何処かにキャンプしたいらしいです」

「なぬ?そうだったのか。うぅむ……それはすまないな。てっきり家があった方が良いかと……」

「い、いえ……言い出せなかった俺っちが悪いんです」

 まぁ、そこはお互いの主張云々がキチンと伝わってなかっただけみたいな感じかな


「まぁ、そういう訳でミオンさんも新しく空島の仲間という事で、早速行きますか!」

「「何処に?」」

「いやいや、忘れたんですか?元々アトラさんが気を遣わずに温泉に入れる様にって話だったじゃないですか」

「おぉ!そうじゃった!」

「そういえばそんな話でしたね。えっと、掛けてもよろしいですか?」

「おぉ、頼む」

 ミオンさんがアトラさんに何かを掛けるとアトラさんの姿が人の姿になった


「うむ、この姿であれば何の問題も無いだろうな」

「へぇ、意外とアトラさんイケメンですね」

「そうじゃろう?儂はイケメンじゃぞ?はっはっは」

 中々ノリノリだなぁ


「それじゃあ温泉に行きましょうか」

 アトラさんがノリノリなこの隙に人との付き合いが苦手なミオンさんをそのまま温泉に連れて行く。連れて行ってしまえば、今掛けた何かしらを解く事は出来ないだろう




「お、今日はちょっと空いてますね。それじゃあ入りましょうか」

 この位の人数なら丁度良いかも


「ところでさっきのって解除までに時間制限とかってあるんですか?」

「これは俺っちの能力として使っているので、俺っちの近くに居るだけで効果が出ます」

 なら大丈夫か。それじゃあアトラさんの事はミオンさんに任せよう


「「ふぃぃぃぃ……」」

 やっぱり温泉は皆好きみたいで良かった。2人共リラックスして楽しんでいるみたいだ


「どう?」

「うむ、これは良いなぁ……」

「これすっごい温まる……」

 まだまだ色んな風呂を用意してますぞぉ?




「「あぁ~~」」

「おや、サウナが気に入ったのかな?」

「これ最高だな!」

「ふむ……これは中々良いかもしれん。村の方にも作れんだろうか?」

 大分気に入ってるなぁ


「そうだなぁ……作れない事は無いかもだけど……」

「ホントか!?」

「ホントですか!?」

「でもまぁ、個人的にはここで楽しんで欲しいかな。ここならクールダウンするのも体に優しい仕様にしてるから」

 それにセッカさんの仕事としてもこれは結構大事な所だし、村の方まで来てもらうのはね……


「それに、どうせならここまで来てまで入りたいって思える温泉を作りたいんで、何か改善点とかあったら、お願いします」

 この温泉はある意味交流の場でもあるからね。何か改善すべき所があるなら聞ける相手は多い方が良い



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― 新着の感想 ―
男だったと思い幻術を掛けたらないすばでーな美女(幼女)でしたってのも割とテンプレよね まあ、アトラさんにはストレス無く過ごしてほしいね
あくまでも幻術で目を誤魔化しているだけだから、温泉に入った時に、人の体積に対して湯船から溢れ出るお湯の量が合わないってことになる?
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