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1739/2016

新しい図書館の情報

「さてさて、これでここの禁書は全部コピー出来たな。ルクレシアさん、何処か他に特別な図書館とか知らないですかね?どうせなら入るのも難しそうな所のとか良いかもしれない」

「そんな図書館あったでしょうか……」

 まぁ仕方ないよなぁ……そう簡単にそんな場所が見つかるかと言えば見つかる訳が無い。まぁ1か所位あれば助かるんだけど……


「あっ、街では無いですが、確かダンジョンで亡霊図書館とかいう場所が有ったかも?」

「むむっ!そうか!ダンジョンの図書館も図書館か!」

 となると、図書館型のダンジョンを2つ巡れば約束通り3つの図書館巡りも出来るのでは!?


「その亡霊図書館に対しての情報はどのくらい知ってる?」

「一応、情報は得ていますが……あそこは文字通り亡霊が基本的な敵なので、物理攻撃は効かないんですよ。魔法攻撃が無ければ対処は不可能……」

「属性付与の攻撃で何とかなるんじゃ……」

 確か物理攻撃がダメでも属性付与で何とかなるんじゃないか?執事服を使えば何とかなるんじゃ……


「残念ながら、亡霊図書館はルールとして物理攻撃が出来ないという縛りが入っているんです。なので、属性付与だとしてもそれはあくまで物理攻撃に付与した物なので、攻撃には使用出来ません」

「なるほど、そういう条件付きダンジョンか……良いねぇ。楽しそう!」

 物理攻撃が出来ないとはまた面白そうな縛りだなぁ……攻撃しようとしたら体の動きに制限が掛かるのか、それとも完全に無効って事なのか、試すのも良いかもしれない


「場所は分かってる?」

「場所は……ここです」

 ルクレシアさんが地図を開いて印をつけてくれたら位置データを入手する事が出来た。となるとこの図書館ダンジョンは普段は入れない可能性があるのかな?


「ほうほう。中々遠いですね」

「この位置だとちょっと行きにくくて内情まで調べる事は出来なかったんですよね」

「だとしてもこれだけ情報があれば僕なら調査に行けますよ。ルクレシアさんを一緒に連れて行く……のは難しいから情報のやり取りが出来る様にした方が良いよな……む?そう言えば……」

 何となくだけど、これなら何とかなるんじゃないか?


「よし、一旦空島に戻って確認しよう」

「また何か思いついたんですか?」

「基本的には僕の視点に近い物になるかもしれませんが、何かに気が付いたら僕に知らせるなんて事が出来れば、ルクレシアさんにとって禁書じゃなくても欲しい本とかあればその本の情報を得る事が出来るかなって」

「なるほど……確かにダンジョンと化した場所の図書館なんて見た事が無い本が有るかもしれません!」

 となると、また色々準備しないとね




「とりあえず今回の図書館巡りにはキュービアさんに情報を伝達してもらってルクレシアさんが知らない本とかの情報も集めて、ライマーさんの解錠技術で多分封印されてる禁書区域に侵入する。それで行こうと思うんですけど……キュービアさんとライマーさんは出来そうですか?」

「ヘックスドノ、カイリョウハ、カノウデショウカ?」

「なるほどな……前にやったハチにくっ付いて情報を受け取る事を双方向で行いたいと……通信機は既にあるから言葉でやり取りは出来るな。後はキュービアが見ている映像を映すだけ……それなら記憶を映像にする技術をそのまま使えば良いだろう。だからそれに関しては問題無い」

 ほうほう。既存の物を利用出来るなら待たなくて済むな


「こっちも別に呼ばれたら仕事をするだけだが……なるほどな。そういう事ならスライムや魔物の書物があれば情報を確保したいな」

 確かに、あくまでライマーさん以外の研究情報とかあれば欲しいよな。その辺も併せて探しておこう


「ふむ、そうなると……行くのは明日以降にしてくれるか?袋は禁書のみを巡ると思っていたからこれにしたが、色々と欲しい物が増えて来るのであれば、物は改良せねば」

「ヘックスさん、そんなにいっぱい抱えて大丈夫ですか?」

 結構色々ヘックスさんには開発計画とかその辺任せちゃってるから結構な量の仕事が有る気がするけど……

 大丈夫だろうか?


「なに、仕事と言っても別に今すぐやらなければならない仕事は1つや2つだ。それなら問題無い。むしろ挑戦するような事が沢山ある方が楽しい!」

 ありがたい事だなぁ……


「分かりました。それならもう少しだけ僕から要望を出しても良いですか?」

「ん?何だ?どうして欲しいんだ?」

 図書館に絞れば確かに他の人からの情報を元にして探す事になるだろう。でも、僕は1つ図書館以外で情報を集められそうな場所に心当たりがある


「図書館だけでは無く、データも収集出来る様にするとなったらどのくらい時間は必要でしょうか?」

「データ……ふむ、そうなると追加でもう1日くれ。だが、何故データも収集出来る様にしたいのだ?」

「クオンという新しい存在を造った時にネストというこことは別の世界?みたいな所で素材を集めましたが、ついでにそこの情報も一緒に集めてこようかなって」

「ほう~?それはまた面白そうな事を考える!分かった。明後日までには用意しよう」

「ありがとうございます」

 さて、情報収集が簡単になる端末があれば、もっと色々出来るぞ!



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― 新着の感想 ―
亡霊図書館か……死神代行が捗りそうだな!
なんか、ちょっとした調査のつもりが大変な事になっちゃったぞ?いつもの事だけどw
ルクレシアさんそろそろジョブチェンジしちゃってもいいのでは? 秘書兼アカシックレコードの主的な立ち位置に
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