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1718/2014

緊急事態?

「そんな事まで考えてこれを作ったって言うのか!?」

「す、凄い……そんな先の事まで考えて作っていたなんて……」

「絶対そんな事考えてないでしょこれ……」

「ふっふっふ……」

 普通にキリエさんにはバレてるなぁ?勿論、これは今考えた言い訳に過ぎない。だって僕は作りたい物を作ってるだけだし。でも、こうして自分でも納得出来る言い訳を考えられるなら良いんじゃないかな?僕が言わなきゃ真相は闇の中だ


「さて、僕の所はこんな物なので、他の人の所も見て来てください。新しい発見があるかもしれませんよ?」

「あ、そうよ!あんたアカネに何を吹き込んだの?」

 とりあえずこれ以上のツッコミをされない様に他の人の所に行く様に促してみたら、キリエさんにアカネさんについて突っ込まれた


「え?」

「サイキッカーのなり方を教えろって聞かれたから何か怪しいと思うのよね……」

「そうですねぇ……でも教えてあげたら新しい銃弾が作れたりするんじゃないですかね?」

「へぇ……やっぱりアンタが関わってたんだ」

「えっ?えっ?」

「な、なんだ?」

 完全にアイリスさんとロザリーさんは置いてけぼりだけど、キリエさんと僕は分かっている。僕が何か助言したからアカネさんがキリエさんにサイキッカーのなり方を聞いているという事は完全にバレている。さて、アカネさんがどこまで話したのかは分からないけど、これは別に僕が不利になる様な事は無い。が、アカネさんが交渉で不利になるかもしれないから、僕からポンポン情報は出さない様にしよう


「ちょっと何をしたのか教えなさいよ?」

「えぇ?いやぁ、僕が何か言っちゃったらアカネさんの交渉に良くないじゃないですか。そこはお互いが納得できるように話合ってくださいよ。交渉次第ではキリエさんだって良い物入手出来るかもしれないですよ?」

「また新しい人でしょうか……」

「ハチ君の交友関係の広がり方も中々に分からないな……」

 ちょっと今交渉しているからちょっと二人は放置気味になってしまうけど、まぁ許して欲しい


「僕が話した所でメリットが無いですからねぇ?」

「ちっ……手強いわね」

 キリエさんの事だからアカネさんが何をするかを知ったらそれなりに要求するんだろうけど、何をするかを明確にしない事で教えるのに色々吹っ掛ける事も出来るだろう。その適正な価値を調べる為に何かしただろう僕に対して情報を得ようと仕掛けて来たんだろうけど……ここで僕は何も情報を出さない事で、一旦教えてみないと分からないという状況に出来るだろう


「いやぁ、お褒め頂き感謝しますよ」

「くぅ、ムカつくわねぇ……分かったわ。何が起きるか知りたかったら教えるしかないみたいね」

「そう言う事です。でも、アカネさんに協力したら間違いなくキリエさんのプラスになりますから協力してあげてください」

「はぁ、分かったわ。どうにかアンタから何かしら絞れるかと思ったけど想像以上にガードが堅いわねぇ?」

 この貪欲さは流石だなぁ。全部じゃなくてもある程度は見習いたい所だ


「ハチ様。失礼します。緊急事態です」

「え、何かあった!?」

 まさかのオートマトンさんがやってきて緊急事態だと教えてくれた。なんだ?何が起きた


「誰か会場で騒いでる?」

「いえ、我々の島の方に何やら接近中との事で」

「えっ!?ガチの緊急事態じゃん!」

 マジか。このイベント中に何か発生するとは思ってなかったけど、まさかのオートマトン島の方に何か発生するとは……これはちょっと確認に行かなきゃマズイな……


「ヤバいな……対処可能だとしても念には念をで行っておくか」

「分かりました。案内します」

「ごめんなさい。ちょっと緊急事態なので行ってきます!」

「そう言う事なら手伝おう」

「私も行きます!」

「何かあるなら手伝うわ」

 これは……この3人をオートマトン島に入れるかどうかって事だよな?それは良くない気がする。ここは申し訳ないが、断っておこう


「申し訳ないですが、ここは僕一人で行きます。困った時には3人は切り札として、最終防衛ラインを形成する時には連絡しますので……」

 完全に否定するのは良くないから最後の手段として使わせてもらいたいと言っておく。出番が有るかもしれないから待機して欲しいと言えば悪い気はしないだろう


「……分かった。そう言う事ならここで待つ。だが、必要ならいつでも呼んでくれ」

 ロザリーさんが代表して見送ってくれた。さて、それじゃあちょっと島に行ってみるか




「それで、どっちの方向から来てる?」

「北西方面。海中からの接近です」

 なるほど、それなら僕でも対応自体は可能か


「一旦相手が敵かそうじゃないかの確認をしないといけないね。防衛設備の方はどう?」

「防衛設備は色々ありますが、まだ例の部隊は完成していません」

「了解。現状戦力でダメならこの島も起動しなきゃいけないと……一応戦闘も視野に入れておいてくれるかな。まずは僕が様子見に行ってみるから、僕が帰還する時に連絡が無かったら戦闘準備しておいて」

 敵じゃ無ければ、戻る時に連絡をする余裕はあるだろう。でも敵なら、その連絡が無いという事にしておけば、もし、僕に化けて島に行くみたいな事になっても即攻撃とかも可能になるだろう



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― 新着の感想 ―
海中からの奇襲攻撃(バレバレ)だー!いったい何者なんだろうなあ~? と言うか、考えてみたらアカネくんも恐しい交渉をしているなあw
あなたたち(+チェルシー)だけはダメです
えっ、オートマトン島で開発した武器の試射ができる的が来たって??
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