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新たな仲間?

「はい、皆さんおはようございまーす。今日も一日楽しみましょう。それじゃあ皆さん空を見てください」

「「「「「空?」」」」」

5機編隊で空を飛ぶオートマトン。おぉ、これは青い衝撃っぽさがあるなぁ?


「な、なんだありゃぁ!?」

「えぇ!?」

「嘘っ!?あんな絵を空に描けるのか!?」

「空に、薔薇が……」

空にスモークで描かれたのは1輪の薔薇。あれぇ?あんな凄いの描いてって頼んでないはずなんだけどなぁ……もうちょっと簡単なお花の絵を描いてもらうつもりだったんだけど……まぁ、素晴らしい物を作ってくれたからこれはこれで良しだな


「はい、今日の余興は何かプレゼントとかでは無いんですけど、今日も皆で頑張りましょう!」

「「「「お、おう!」」」」

とりあえずこれで今日のオープニングセレモニーは終了って事で、さぁ、2日目も張り切って行こう!




「さて、今日は何処に行こうかな?」

昨日はちょっとしか見てないけど、売買が出来る上層をしっかり見に行くのも良いと思うし、普通にブースに居て、あの僕が作ったある意味魔改造グローブとかに興味ある人とかが来る可能性にかけて待っていても良いな


「さて、こういう時はランダムに決めるのが良いかな」

一時間やったらもう一回ランダムでどうするか決めるとかそのくらいのノリで決めちゃっても今日は良いか


「さてさて、それじゃあ今日の一発目は~」

見学と店番のどちらかランダムで決める為に棒を倒す。迷った時はやっぱこれだね


「さ、どっちかな?おぉ、店番か。よしよし、それじゃあ最初は店番って事で」

棒が倒れた結果、店番になったので、ゆっくりと来た人の相手をしよう


「あの!」

「はい、いらっしゃーい」

早速人がやって来たか。お相手しないと


「それじゃあマントの説明を……」

「あ、今日はそれじゃなくて……」

「およ?マントじゃない?」

2日目に最初に来てくれたお客さんはマントの紹介が目的じゃないみたいだ。そうなるともしかするともしかするのか?


「あの!ここここのグローブ!」

「はい、このグローブがどうかしましたか?」

大分緊張してるみたいだな?一応少し緊張を緩める為にも少し冗談でも言った方が良いかな?


「あの、このグローブはどこで入手したんですか!」

「このグローブの詳細を誰か知らないかなぁって……」

まぁ普通に誤魔化してみる


「これは、【付呪】の力が使われているのではありませんか?」

「ほう?」

これはちょっと話が変わって来たな?


「この能力の付き方は【付呪】による選別された能力の付き方な気がします……でもこの【付呪】は私がした物じゃないし、それ以上に強力だからいったい誰が……」

「君、ちょっと良いかな?」

「はえ?」

ちょっとこの子とどうにかパイプを繋ぎたい。【付呪】を使えると言うのはかなりレアな人材だと思うし、ここはしっかり話をしよう


「いやぁ、やっと見つかったよ。君、今これが【付呪】を使った物だって言ったね?」

「は、はい……そうですけど」

「これ、実は僕が作った物なんだけど、【付呪】を使える人が来てるかどうか探してたんだよね」

「なるほど!それでこれを……」

「ただ作り方を教えてくれと言われても困るけど、作り方を知っている人が来てくれるなら話してみたいと思ってたんだ」

あの特殊強化を使用可能な人が僕以外にも居るのであれば、その人がキチンと秘密に出来るのであれば教えても良いかもしれない。というか、僕らの仲間にしてしまえば良いだろう


「そうだったんですね。えっと……それでどうするんですか?」

「一旦、裏……というか、2人で他の人に会話内容が聞かれない様に会話したいんだけど……ダメかな?」

「は、ハチさんと会話を!?」

お?意外と簡単に済みそうかも。ネームバリューも馬鹿に出来ないね?


「こう聞くと口説かれてるみたいに感じるかもしれないけど、僕は単純に君と技術的な会話をしたいんだ。【付呪】の可能性とかその他諸々を含めてね」

「わ、分かりました。えっと、どうしたら……」

本当に口説かれていると勘違いさせてしまうと、良くないだろうからちゃんと誠実に対応しないとね


「一応、機密性を考えてこの会場とは別の場所で会話をしたいなって……えっと、今なら城と会議室のどっちか……かな?」

ウィスパーチャットを使うのが良いのかもしれないが、まだフレンドでは無いし、部屋を使った方が良いだろう


「えっと、それなら近い方で……」

「じゃあ、城になるけど……どうかな?【付呪】を使えるなら新しい使い方を知れるかもしれないチャンスだけど……」

「えっ!【付呪】に新しい可能性が!?」

「正直君がどのくらいの能力を持っているかまでは分からないけど、多分今よりは強くなると思うよ」

あの能力は間違いなく普通に操れる物では無い。でも、もしきちんと使える様になれば、この人は間違いなく伸びる。ただ、この力を乱用されるととんでもない事になるから、その点ではかなり慎重に動いてもらう必要はある訳だけど……


「どうする?この話に興味はある?」

「はい!興味あります!」

この感じ。僕にも覚えがある。新しい技術を前にワクワクしてる時と一緒だ



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― 新着の感想 ―
こうしてまたひとり空島の闇に消えていったのであった(引篭り研究者) と言うか、一般プレーヤーがそこまで喋れるとは結構曲者な雰囲気がギュンギュンします!
イベント会場に完全防音の商談スペースがあるとスムーズだったかも?
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