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アウ……ト?

「はい、御用改めでーす」

「は、ハチさん!?」

「み、皆……ごめん……がくっ」

 真淵でチェルシーさんを簀巻きにして、売買が出来る上層エリアに来た。さっきのチェルシーさんの反応的に少し良くない物が売られている可能性がある


「はい、この人の反応的に何か良くない物が売られている可能性が有るので、少々検閲させてもらいますねぇ」

「ごべぇんみんばぁ……」

 何でこの人は大泣きしてるんですかねぇ……


「ここは大丈夫そうだね。はいはい、おぉ、良い武器だ。魔術書?おぉ……良いんじゃ、ん?ちょい待ち?」

 確かにこの場でお金のやり取りが出来る位良い物が沢山ある。が、その中に何故だかとても薄っぺらい魔術書が結構大量に有る。魔術書ってこんなに量産出来る物なのか?


「あっと……これは……」

「中身を拝見しても?」

「えっと……」

「拝見しても?」

「うぅ……はいぃ……」

 観念したのか、中身を見る許可を貰えた。普通に中身が魔術書であれば、否定の仕方は、もっと明瞭だろう。外見が魔術書なだけで、中身は違う。だからそんなあやふやな回答になるのだろう


「ちょ!?これは!?」

 1ページ目は僕っぽい絵が描かれていたけど、それ以降のページは何故か僕にはモザイクフィルターが掛かる運営による親切心なのかは知らないけど……これは僕のいかがわしい本なのでは?


「すみません!すみません!すみません!」

「……これは、レアショットチャンス!」

「そこ、写真を消さないと決闘システムでボコボコにしますよ?」

「すみませんでした……」

 簀巻きにしてたはずなのに、手だけ出してSSを取ろうとしていたチェルシーさんにも警告をして牽制する


「あの、これは……」

「すみません!本当にすみません!貴方を見てると自分の創作意欲が湧いて来ちゃって……」

 このモザイク本に関して情報を得ようとしてみるけど、相手が謝るだけで全然情報が入ってこない


「チェルシーさんは申し込みとかの時にこの方の情報も手に入れてると思うのですが……」

「か、彼女はレア職業のペインター。画家でして、画家としてのスキルアップの為に色々な物を描く必要があり、その過程で経験値が凄く上昇したのが、この作品でして……」

 うーん……画家。アーティストか……まぁ、肉体の美をそのまま形にする彫刻とか、日本でも春画とか確かに芸術とそういう物を切り離して考えるのは中々出来ない事ではある。そうなると、ここで僕が拒否してしまうと折角のレア職業で得た才能というのも否定してしまうかもしれない。モザイク塗れだけど、この絵は間違いなくこの人が描いた物だろうし……


「こういうのは……困るなぁ」

「すみません!すぐに片付けます!」

「あぁ、そうじゃなくて」

 今にも泣きだしてしまいそうだし、仕方ない。ここは一肌脱ぎましょう!


「一応聞きますけど、これって登場人物は誰ですか?」

「えっと……ハチさn」

「いやいや、これに出ている人は多分僕に似てるけど、僕じゃない人なんだろうなぁ」

「……はい!はいそうです!似てるけど全然違います!」

「もう売っちゃった物も出来れば回収して欲しい所だけど……今から名前の修正は出来る?」

「はい!やります!」

 似てるけど、違うのであれば、まぁかなりグレーゾーンではあるけど、ギリ何とかなるだろう


「現実でも、著作権とか肖像権って結構面倒ですから、絵を描くならその辺は気を付けましょうね?」

「はい!ありがとうございます!ありがとうございます!」

 よし、これでとりあえずは僕の同人誌的な物の発売では無い。僕に「似た」奴の同人誌だからまぁ、趣味の範囲だ


「って事はこの本はハチさん公認……ってコト!?」

「そこ、余計な事言わない。貴方の画家としての成長を楽しみにしてますよ。出来れば、こういうのは少し控えて頂けると助かりますが……もしくは事前に絵にする許可を取るとかですかね」

「はい!今回だけにします!その辺りも気を付けます!許していただきありがとうございます!」

 まぁ、大分グレーゾーンを攻めて、他の人に見せにくい物だからここでやってるんだろうけど……画家ってなると、やっぱり絵具やら筆やら描く為の紙やらキャンバスも消耗品だろうから、その辺の調達にもお金が要るんだろう。芸術が全く分からない訳では無いから、新しい才能の芽を気まぐれで摘み取るのは良くないだろう


「それじゃあ、頑張って下さい。チェルシーさんには後でお仕置きですね」

「そんなぁー!?」

 当たり前だよなぁ?知ってて通してるんだから


「自分のエロ本を許可するとかあの人器デカ過ぎんだろ……」

「あの本、プレミア付きそうだし、1冊買っておくか……」

「多分、今後公認を貰えるのはあの本だけじゃねぇか?」

「1冊下さい!」

「こっちも!」

「3冊買える?」

「わ、人がいっぱい……感謝します!ハチさん!」

 どんな人も、何かのきっかけが有って有名になる。それが良い事なのか悪い事なのかは分からないけど、それのお陰で開花する才能だって有るだろう。あの人の画家としての才能が現実でも花開けば今よりもより良い環境になるかもしれないからね



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― 新着の感想 ―
まじでウス=イ本出してたw
ナマモノr-18同人誌をモデル主催のイベントで出すか?メンタルクソ強か?
さすが器がデカいハチくん様だ、某さんに流れても知らんぞ~w と言うか、モザイク必須の薄い本を一般未成人客が入るイベントで売らないの!そういうのは「アレ下さい」「では裏まで」ってやらないとw しかし、誰…
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