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1684/2015

やってみる価値アリ

「特に用も無く呼んでしまってごめんなさい。とりあえずの供物と、誰か待たせてるとかだと良くないですからこれも良かったら持って行ってください」

 ステーキは呼び出した手間賃。そして誰かを待たせているならその人にもお詫びとして何か包んだ方が良いだろう。だからクッキーとかケーキが入った僕なりのお菓子詰め合わせセットを用意する


「これは……良いのか?」

「悪魔をこっちの都合で呼び出して、誰か他に待たせているのならその人に対しての礼も尽くさないと」

「そうか。んじゃこいつはありがたく貰っておくぜ。ちょっと待たせてる奴が最近ピリピリしててな……」

「そうなんですね。お疲れ様でした~」

 指パッチンをして消えるセーレさん。あの技術良いよなぁ……カッコいい


「てな訳で、悪魔の仲間も居ますよ」

「……おいおい、人と悪魔って悪魔が人間を使う側なんじゃねぇのかよ?なんであんな風に普通に接してるんだよ……」

「す、凄いもんじゃな……」

 2人共一応理解はしてくれたみたいだからこれ以上の説明は必要無いかな


「じゃ、そろそろ帰るとしますか。ヨーランさんは帰りたくなったらオートマトンさんに言ってくれれば、連絡が僕に来て帰せますから、いつでも言ってください。オートマトンさんはゆっくりで良いんで、特殊部隊の設立をお願いしますね」

 すぐに特殊部隊を完成させるよりは時間を掛けて良いからちゃんとした部隊を作って欲しい。この部隊は防衛にも役立つし、パンドラークで契約する事が出来れば更なる戦力増強にも繋がるだろう


「お任せください。特殊部隊の設立も着実に進行します」

「そうじゃな……今のを見せられてまた色々と作ってみたい物が出て来たのう……」

 じゃ、戻りますか




「戻ってきたぞー」

「きたぞー。ってそうだ。俺も研究しねぇと!」

 そういえばそうだった。ライマーさんのスライム研究でオリハルコンとアダマンタイトのスライムが出来るかどうかもあったな。特殊な金属の液体金属化とか面白そうだからなぁ……


「それじゃあ頑張って。必要な物があれば、言ってくれればこっちも頑張って用意するから」

 というか、レアな物を探してって依頼してくれた方が僕としても楽しそうだから言ってくれた方が嬉しいんだよなぁ……


「それじゃあ1つ頼みたい物がある」

「おっ?何かあるんですか?」

 何だ何だ?何を頼みたいんだ?


「この研究を進めるに、安定剤が必要になるんだが……その安定剤の素材で足りない物があるんだ」

「ほう?その素材とは?」

 良いね良いね!そういう何か取りに行けそうな依頼は楽しそうだ!


「お前に大変な依頼になるんだが……竜の唾液が必要なんだ」

「ドラゴンの唾液?」

「ドラゴンの唾液に含まれる成分がこの安定剤を完成させるのに必要なんだ」

「はぁ……なんだぁ……」

「は?それはどういう感情なんだ?」

 だって、ねぇ?多分その素材なら


「それ、多分すぐに用意出来るよ」

「おまっ、まさか!?ドラゴンの……」

「居るよ。今なら多分空島でサーキット場でブンブン走り回ってるんじゃないかな?」

「……改めてお前やっぱすげぇな?」

「さ、行きますか。唾液があれば安定剤が出来て研究も進むんでしょ?」

 フォヴォスとファーカインが居るだろうから一応2種類……あ、タイミングが合えばボルカさんからも貰えるかな?




「へいどーも。今日もやってる?」

「おう!ハチも来たか!夜露死苦ぅ!」

「む、ハチか。今日は遊びに来たのか?」

 特攻服を着た人型のフォヴォスとライダースーツを着たファーカインさん。やっぱ似合ってるなぁ?でも残念ながら遊びに来た訳じゃないんだよなぁ……


「ちょっと今日は遊びに来た訳じゃなくて、この子がドラゴンの唾液が必要なんだって。研究者なんだけど、今作ってる物を安定させる為の安定剤に唾液を使う必要があるからちょっと来てみて……」

「「ほう?」」

 おっと?なんだ?


「おいおい、ここに来て欲しいモンが有るのなら、やる事は1つしかないよなぁ?」

「ここはレース場だ。なぁハチ?」

 あれぇ?ちょっと見ない間になんか凄いレース大好きになってない?


「もしかして、レースに勝ったら貰える……とか?」

「「当たり前だよなぁ?」」

 この龍の親子。ある意味超手っ取り早い方法で欲しい物が手に入る様になったな?


「だ、そうだけど……どうする?」

「レースで勝ったら貰えるって、この2人から?」

「今は人の姿をしてるけど……ちょっと信用してもらえてないから真の姿を見せて貰っても良いかな?」

「仕方ないな」

「しゃーないな」

 2人が姿を巨大な龍の姿に変える。いやぁ凄いね?改めて見てもデカい


「おぉ、やっぱデカいねぇ?よしよし」

「おまっ……」

 2人の顎を指でこちょこちょしてたら肩に乗ってるライマーさんがビクビクしてる。ここでビビッてちゃダメなんだけどなぁ?


「ライマーさん。どうする?レース出来そう?」

「やるんだったらそれ用にレース場を用意するっすよ!」

 おっと、バイクのイグニスさんもやる気なのか。じゃあ何とかなるかも?


「やるっつったって、どうするんだよ……」

「ライマーさんなら体を変形させて出来るんじゃないかな?」

 ライマーさんが乗り物になってレースして勝たなきゃ素材は入手出来ないぞ?



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― 新着の感想 ―
マリオカート新コース実装だよー?なんと新マシンも登場だー? このシマじゃドラゴンにビビってたら研究なんかできないぞーw と言うか、スピード特化スライムの形状には心当たりがありますねえ!?
金属系のスライムが武器とか乗り物とかに変形するのはいいよねぇ ……質量保存の法則には目を瞑るものとする
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