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エリアオブオクタヘドロン

「さて、せっかくもらったんだし、お試ししちゃうか?」

「あ、マスターお帰りなさいです」

「クオン。先に戻ってたんだね。いやぁ、あの時はごめんね……今後もっと深淵の使い方とか教えてあげるね」

「はい!頑張ります!」

 ほんと良い子や……


「あ、そういえば……」

 第二の空島もそうだけど、普通にクリエイターズバトルフェスタの2位報酬で貰ったメカ・ダマシイも使う相手を選ばないと……


「クオン。ちょっと待っててくれるかな?」

「はい。分かりました」

 島を回ってゲヘちゃんとヘックスさん、ピュアルも呼んで話合いをしたい




「はい、お集まりいただきありがとうございます」

 4人の機械系の方々に集まってもらった。早速本題に入ろう


「はい。今この島に居る中で機械系代表と言っても良いのが君達です。そこで、今回僕が入手したこのアイテムのメカ・ダマシイをどう使うべきか相談したくて集まってもらいました。簡単に言えば、性能を引き出すアップグレードパーツみたいな物っぽい」

 機体は4体、パーツは1つ。だからこそ、誰に使うべきかしっかり考えるべきだろう


「で、どうする?僕は誰に使っても良い事はあると思ってるから特定の誰かに使って欲しいみたいな偏った考えはしない気だけど……誰かどうしても使いたい人って居る?」

 性能を引き出す。という事を考えると、ヘックスさんなら生産系の能力向上だったり、ピュアルなら喋ったりも出来るかもしれない。ゲヘちゃんは……動作のスピードアップかな?クオンは深淵の操作性能のアップ辺りかなぁ?誰であっても損は無いだろう


「なるほどな……確かにそれは困るなぁ。1つしかないのであれば、複製をしようとしても失敗して誰も使えなくなってしまうのも困る……いやいや、ピュアルも更なる能力強化が入ればメイドとしても更に素晴らしい存在になるんだぞ?いやいや、私よりもピュアルだろう?」

「ワタクシハ、イマスグノキョウカハ、ヒツヨウナイトオモイマス」

「……強化したいのは山々ですが、やはり自分でしっかり様々な経験を経て、力を得る方が良いと思います」

 他の仲間を強化したい、自分よりも他を優先させる、自力で力を得たい。色んな理由があって自分に使いたいって人が居ない。こうなると、候補としてはピュアルかヘックスさんだが……


「ヘックスさん。1つ試したい事があるんですけど……」

「何かな?」

「これはヘックスさんが使って、アップグレードしてくれれば……これを作る事が出来るんじゃないですかね?アイテム自体は製作出来なくてもアップグレードされたヘックスさんなら皆をアップグレード出来る可能性もありますし……」

 このアイテムを最大限活かすならヘックスさんが一番良い気がしてきた


「なるほど……それは確かに……ただ使うのはまだだ」

「その心は?」

「まずは解析だな。非破壊で可能な限り解析して、その後で使用したい」

「そうですね。情報を入手してからアップグレードした後でアップグレードアイテムを製作出来る可能性もありますからね」

 サバイバルクラフトゲームとかでもある様に、最初は原始的なアイテムしか作れなくても、作業する施設を強化すればより良い物が作れる理論的な事を考えれば、この中でオリジンゴーレムという種族的にも珍しく、尚且つ生産関連で既に実績があるヘックスさんを強化する事が全体の強化に繋がると思う


「じゃあ、このメカ・ダマシイはヘックスさんに預けます」

「あぁ、任された!」

 これでまた新しい技術発展が起きるかもしれない。いやぁ、楽しみが増えるなぁ?


「そして、今度はこれだよなぁ……」

 エリアオブオクタヘドロン。これを使用する……怖いから外で、空島の端で使おう




「使用しますと……」

 アイテム欄でエリアオブオクタヘドロンを選択すると、『使用しますか?※注意。巨大なアイテムなので、邪魔な物が無い場所で使用してください。紐付けする場所が有る場合はその近くで使用してください』なんて注意文が出てくる程だ。これなら空島に紐付けして、邪魔な物も無いを満たしているだろう


「うわぁ、これは凄いな?」

 1辺1kmはありそうな超巨大八面体……プリズムに近いけど、これがエリアオブオクタヘドロン……


「あっ、中に入れるっぽいな」

 手元に『進入可能』と表記が出たので、入れるなら中に入ってみよう


「ほほぉ……確かにこの感じはプラクティスゾーンに似てるけど……普通に外も見れるからちょっと違うな」

 中に入ってみると、床は真っ白だけど、上のピラミッド状の部分はガラスの様に見えない。これって、下半分にも入れる様にする事が出来そうだな……


「これが新たに入手した空島ですか」

「これはまた興味深いな……こっちも解析したい……」

「ーーーー」

「コッチハ、セイカツヲカンガエルト、スコシムズカシイカモシレマセン」

 なるほどね。メインの空島と違って、魔力増幅炉的な物の感じもしないし、こっちで生活するのは難しいか。なら尚更イベント用として存分に使用出来るな!



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― 新着の感想 ―
[良い点] まずはマザーマシンを作ってパーツを作成。精度を上げたパーツを作って、そこから精度の高いマザーマシンを作成。以下ループ。 まさか運営も1つだけの強化アイテム(非売品)を複製出来る可能性とか…
[一言] なるほど、ヘックスさんをさらに使えるようにして改造レベルを上げるのかー!?手動旋盤をNCマシンにするような? と言うか、広いなあ~9平方キロ弱?新しい収容施せ…実験場ゲットだぜ!?
[一言] >下半分にも入れる様にする事が出来そうだな ビッグサイ島はイベント会場が2つある、ということかー。 下半分は床の位置的に、重力の向きが上半分の逆になってそうだな
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