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現実への影響

「そういえば、キリエさんは学業の方は大丈夫なんですか?」

「おや!?これはまさかのキリエ君おバカ属せ……」

「アンタも次に余計な事喋ったらぶち抜くわよ?」

「あの……撃ってますよね?」

銃口を向けられた瞬間に逸らした僕と、頭に一発撃たれたハスバさん。ノックアウト用なのか分からないけど……ん-、あのドMのハスバさんが喜ぶ間もなく気絶するとは……余計な事は言わない様にしなきゃ


「全く……一度要領を掴んだからもう失敗しないわ。だから問題無い」

「また何か分からない事とかあったら僕に教えられる範囲でなら教えますよ」

「え、じゃあハチさんの普段の生活でやってる事とか……」

ここぞとばかりに話に入って来るチェルシーさん。いや、そういう事は教えないよ?


「そういうサービスはしてないんですよ~」

「ちぃ……」

「というか、なんで今更聞いてくるのよ?」

「いや、僕が教えた事で何か不都合が生じてないかなと。一応教えた責任的な……」

僕は先生じゃないし、僕の教えた事で何か間違って覚えて不都合が……なんて出たら困るし、前に教えた時から時間も経ったし、現状を聞こうと思っただけだったんだけどなぁ……


「アイリス……これは非常にマズイかもしれないぞ……」

「ん?ロザリーさんどうかしました?」

「い、いや、なんでもない」

「まぁ、問題無いなら良かったです。さぁ皆働きますよ~」

話がこじれるのも面倒だし、ここで話を切って仕事に集中する。このままだと絶対誰かしら面倒な事を質問して来たりしそうだからなぁ……


「話を逸らしたねぇ?」

「あ、起きたんですかハスバさん。まだ寝てても良いのに……ソバットでもう一度寝かせるか」

「ちょ、ちょい待って?ハチ君のソバットとか本気でやられたら首飛んじゃうから!」

「じゃあ新しい顔を探さないと……偶然にもここはパンを作ってますから新しい顔はアンパンで作りましょうか?」

「おっほ、容赦ない!」

やっぱりハスバさんで遊ぶの楽しいなぁ?


「一旦落ち着きましょう。店舗もそこまで広い訳でも無いですし、お客さんは来てくれてますから」

来てくれているお客さんは捌いて行かなければならない。手伝いなのか邪魔しに来たのかちょっと怪しくなってきたけど、なんだかんだちゃんとお客さんの注文を取ってるキリエさんは頑張ってると思う。あと、キリアさんが注文を受けたパンを提供してる。意外だなぁ……


「そういえば大食いチャレンジって誰か知ってる人出てるかな?」

結局の所、こっちは提供するだけだったが、どんな人が挑戦するのか見ていない。何処かで中継的な事とかやってるのかな?


「はいどうぞ!こちら公式の中継の映像と、インフォラビット独自の中継映像です!」

「流石情報屋。仕事早いですねぇ?」

公式の大食いチャレンジをしている場面を映した映像と、インフォラビットが独自の中継という事で、今食べられているメニューはどんな物かを紹介している中継をやってるみたいだ。なるほどねぇ。これは確かに、情報屋として美味しそうなメニューの確認的なのも出来る


「まぁ、運営にお願いして協力させてもらってる身なんですけどね!」

「そういうのも出来るんだ……」

ある意味スポンサーみたいな事とかも出来るのかな?


「どうやらその内リアルの企業とか、アイドルのライブをこのゲーム内でやるんじゃないかみたいな話も一つの噂として出て来てますねぇ」

なるほど、リアルとの融合か。確かに、このゲーム内で企業の商品の宣伝とか、ライブが出来ればリアルでも楽しみたいとなるかも。それこそ今まさにやってるグルメフェス。これを都道府県別のご当地グルメの味を再現した物を体験出来たり、メジャーデビューするかしないか位の知名度のアイドルやバンドがこういう場所でライブをする事で有名になる事とかもあり得るだろう


「それはどうなんですかね?この魔法とか何でもアリな世界にリアルの物を持ち込むのは……世界観とかそういうのを考えると……」

確かに素晴らしいとは思うけど、世界観の崩壊に繋がりそうだし、あんまりそういうのはどうかと思うなぁ……


「あれ?ハチさん知らないんですか?」

「ん?何をです?」

チェルシーさんが何か言いたげだが……なんだ?


「ここでアイドル活動みたいな事をしてた人がリアルでアイドルみたいなのになったんですよ?」

「えっ!?そんな事本当にあるんですか!?」

それはビックリなんだけど……


「本人も言ってましたよ?いつか魔王に私の歌をちゃんと届かせるって。戦争イベントの時になんか歌ってた人居たの覚えてません?」

「戦争イベントの時に歌ってた人……うーんそんな人居たっけ……あっ!あの時の!?」

「そうそう。ハチ君にビビッて声も出せなくなってた子。あの子なんかリアルの動画サイトでアイドルデビューしたらしくてね。あの時の命を取られるかと思った時に比べたら、批判なんてまるで気にならないって事で、ハチ君がデビューの後押しをした様な物だよ?因みに、アイドル活動はゲーム内でもしてるらしいから、今度会いに行ってみたらどうかな?」

複雑過ぎて行って良いのかすら分からないんですけど?



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― 新着の感想 ―
うんうん 名前は忘れたけどアイドルっぽい子はいたね ハチ君の恐怖圧に比べたらそりゃ批判なんて温いだろうね
[良い点] 基本的にヒロインレースで強いの、ハスバさんなのよな、しかも大差をつけて。 基本的に男連中の方がハチ君の好感度を稼いでそうというね。 同じ学校に通ってるのに、勉強を教えあうとかのイベント…
[一言] 言ってるのはアンパンだろうけど中身はバイキンとか訳分からねぇな
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