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決勝の4機

「これで最後の戦いは二倍勝のトラス・トミーとアイアンプライドのジ・アソート。八倒心のアンサーエイト。そして我らのクオンの戦いか。戦闘のプランニングとしては、アンサーエイトと一旦結託して他の2体を倒す。で、その後にアンサーエイトとタイマンに持ち込みたいけど……多分アイアンプライドと二倍勝はアンサーエイトと結託を目論んでクオンに対して3対1に持ち込む可能性も考慮した方が良いね」

 僕達は皆とのタイマン勝負を望んでるけど、向こうがそうとは限らない。ただ勝てれば良いという話なら3対1なんて有利な条件は絶対に利用する。キリエさん辺りなら絶対そうする。むしろ、向こうのブレインが誰なのかで大きく戦闘スタイルだって変わるんだから、結託するしないという状況ですらその場で変わる可能性がある


「一旦背中を任せるなんて流れになっても、操縦する人が代われば背中から撃たれるかもしれないって警戒はしなければならない……それを考えると、さっさと残りの2体を倒したい所だけど……」

 ここで、ホフマンさんとの約束がそれを出来なくさせると言っても良い。どの位時間が掛かるか分からないから出来れば4体が盤面に残っている状況で戦闘が進む方が望ましい。となると……


「これは中々難しい戦闘になりそうだねぇ……」

「他の人の攻撃を防御して回った方が良いのでしょうか?」

「可能なら攻撃を出したタイミングで潰すのが良いんだろうけど……そこまでは求めないよ。大事なのはクオンが生き残る立ち回りをする事だから」

 戦闘時間を長引かせるのはやりたい事でやるべき事は生き残る事。そこを履き違えてはいけない


「準備は問題ありませんか?そろそろお連れしますが」

「「お願いします」」

 さぁ、いよいよ最終戦だ


「マスター。クオンが戦闘中に承認を求める事があるかもしれません。その時は承認を受けていただけますか?」

「まぁ、何をするか分からないけど、クオンがそうしたいって言うなら承認するよ」

 さぁ、何が起きるかなぁ?




「皆様。お待たせしました。クリエイターズバトルフェスタ。最終戦となります。それでは紹介していきましょう」

 オーブさんの紹介によって最終戦に出る機体が紹介されていく


「堅牢なる防御力。屈強なるそのトラス。最後までフィールドに建っているのはこの俺だ。チーム二倍勝。トラス・トミー!」

 おぉ、また紹介してくれるんだ


「まだまだ武器は残ってる?技術、武装。詰め放題!チームアイアンプライド。ジ・アソート!」

 確かに追い込まれてはいたけど、まだ何か使うのを躊躇ってる感じはあった。何を隠しているのやら……


「この動き。君はついて行けるのか!変幻自在のバトルステップ!チーム八倒心。アンサーエイト!」

 そのステップ中の人で変わるからなぁ?


「今回も勝手に進行されました。この場の空気を支配する!チームハチ。クオン!」

 やっぱりオーブさんなんか少しだけ恨み節みたいなの入ってませんかね?


「この4チームによる最終戦となります。最後まで立っていた者が優勝です!それでは皆様。カウントダウンを致しましょう5カウントです」

 オーブさんの呼びかけにより、観客の人達が片手をあげて、一緒にカウントダウンする。初期配置としては、クオンの正面はアンサーエイト。右がトラス・トミー。左がジ・アソート。一旦の協力関係としては、クオンとトラス・トミーが協力?して上がって来た。アンサーエイトとジ・アソートは敵対状態で上がって来た。という状況ではある


「クオン、一応即防御は出来る様にしておいて」

「はい」

「2、1、スタートです!」

 第二段階スタートだから即時防御は可能ではある。短時間で色々考慮したら、性格的にもまずはあそこから攻撃が飛んで来るハズ……


『あら、良く防いだわね?』

「くっ……」

 全員一定距離離れている状態でまずは一撃入れるとなれば、射撃攻撃。そして、常日頃から銃火器を使用しているキリエさんならこの距離のクオンに対して攻撃する事はゴーレムを通してでも可能だろう。挨拶代わりの一発は絶対撃ち込んで来ると思った


「ナイス防御」

「ユニットに頼ってしまうのは良くありませんから……」

 素晴らしい心構えだ。確かにアンチノミーユニットを用いた防御はかなり性能が高い。その代わりに消費もデカいのだから避けれる時は避けて、防げる時は防いで消耗は抑えたい。一応自動回復手段も増えたけど、抑えられる消耗は抑えるべきだろう


「拳銃みたいに撃ってるけど、多分アレも下手したらかなりデカい弾使ってるんじゃないかな?」

 戦車砲とまでは言わないけど、機関砲の弾位のサイズはあるんじゃないだろうか……そんな攻撃もしっかりとシールド状に変形した旋閃・崩壊で防いでいるクオン。咄嗟の防御性能も中々の物だ


『私は優しくは無いわよ!』

 クオンに対して拳銃の攻撃は止まない。こういう時に限って持ってる銃がリボルバーじゃない。あれじゃあ何発出てくるか分からないぞ?


「この重み……やはり直撃時の威力を考えると実弾も捨て置けませんね……」

 弾を盾で受けてるし衝撃はもの凄いだろう。1発目はモロに真正面でガードしてしまったけど、2発目以降はちゃんと角度を付けて衝撃を逃がしている。リロードタイミングをどう活かすクオン……



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― 新着の感想 ―
[一言] さあいよいよ始まりました決勝戦!いきなり大本命同士の激突というか一方的に射撃されてるー! ここからどう巻き返すか、どう横槍が入るのか!クオンくんのえんため魂はいつ火を噴くのかw
[一言] リロードに隙ができるのは向こうも承知しているだろうけど、どうなるかな……
[一言] 承認時のアクションが欲しいなガラスガードを突き破ってボタン押したり、タブレットにハンコ押したり(ガオガイガー)
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