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最終調整改造

「E.I.D.O.S.を使う時は一方的だとダメなんだな……なるほど。良いデータが取れたね」

「はい。ですが、現状の能力で充分に戦闘可能なので、E.I.D.O.S.と旋閃・崩壊についてはこのままで問題ありません」

 確かに、特に魔法を使ってこない様な相手なら旋閃・崩壊を主体に使って、E.I.D.O.S.はトドメとかに使えば良い


「となると、如意・暴が調整して欲しいか。どう調整する?」

「もう少し、魔法での攻撃威力を上昇させたいです」

「魔法威力の向上って事はINTの数値アップか。それなら何とかなるかな?多少能力値が下がる所もあるかもだけど、魔法マイナスは出来るだけ少なくするから」

「お願いします」

 如意・暴に対して【違法改造】を施す。さてと……


「INTを上げる為にこの辺を下げて……いや、もう少し抑えるか。代わりにこっちを下げて……」

 どれを下げるかを色々考えて、結果としてこうなった

 ---------------

 如意・暴(違法改造済み)


 レアリティ PM


 STR +200

 INT +200

 DEX +25


 耐久値 200%


 特殊能力 如意制御(サイズや形状を自在に変更出来る)超修復機構(耐久値が減っても回復させる事が出来る)

 ---------------


「一応、STRは下げてないから、物理的ダメージはほぼ変わってないハズ。で、INTも同等まで上げたから、これで魔法での攻撃も中々良い威力が出る様になってると思うよ」

「ありがとうございます」

 強い武器にするのであれば、絶対に運用方法をどちらか片方に固めて特化した作りにした方が良いのは分かってる。でも、クオンの武器は可能な限り汎用性を持たせてあげたいからこれで良いんだ


「んー、でもこれが行けるなら旋閃・崩壊も耐久値を削ってもう少しステータスを盛った方が良いかな?」

「同じ様に強化出来るのでしたらお願いします」

 現状だと数値的に旋閃・崩壊の方が弱いと言えそうだし、強化してみますか


 ---------------

 旋閃・崩壊(違法改造済み)


 レアリティ PM


 STR +250

 DEX +250


 耐久値 200%


 特殊能力 超制御機構(このアイテムの造形を好きに変更出来る) 超修復機構(耐久値が減っても回復させる事が出来る) 侵蝕武装(他の金属に触れた場合、2分間耐久度を上昇させ、自身の支配下に置く) 

 ---------------


 耐久値を犠牲にして能力値を上げる……いやはやこれが出来るのはデカいぞ?耐久値1%の一撃限定の武器とか作れたりするかもしれない。まぁ、そんな武器を作ったりしたら、多分破損どころで済まずに一発で消滅するかもしれない。僕が装備出来る武器を自分の手で作れるんだったら……やってみたいなぁ?


「これでよし、E.I.D.O.S.の攻撃性能はまぁ良いとして、防御性能は僕じゃ試せないから師匠を呼ぶか。クオン。ちょっと火を出してくれるかな?」

「はい」

 指先から火を出すクオン。その上でフライパンを出し、お肉とカレー用に作った特製スパイスをふりふり……

「空島に居るなら多分これでやって来ると思うんだけど……」

「おいおーい!この美味しそうな匂いは何だい何だい!」

 来たよ……やっぱり師匠はでっかい籠と棒のトラップで捕まえられそうだよなぁ


「ちょっと師匠に頼みたい事があるんですけど」

「やるよ!やるよ!だから報酬はソレね!」

 フライパンをゆすりながら話せば、もう師匠の頭の中では依頼を聞く→達成したら目の前のお肉が報酬として貰える。までを脊髄反射で答えるくらいにまでなってるのかな……


「勿論それで構いませんよ。それで、今からクオンと決闘をしてほしいんですけど、クオンの装備で魔法攻撃に対する防御面とかを知りたくて、お願いできますか?」

「おっけおっけ!魔法をぶっ放せばハチ君のご飯が貰えるのね!やる!」

「むむっ!遅かったか……」

 匂いを嗅ぎつけたのかウカタマまで来たって……


「残念ながら、話が決まっちゃったんだ。まぁ、ウカタマも良かったら見ていってよ。これはモルガ師匠の分だけど、茶菓子位なら用意するから」

 クオンとモルガ師匠の対魔法戦闘を見ながらお茶でもしていれば良いだろう。僕には見えなかった改善点とかもしかすると見つかるかもしれないし


「そうか!ならばお茶でもしながら見させてもらうとしよう!さぁ!茶と菓子をもてぇい!」

 地面から木を生やしてティーテーブルと椅子を作り、花魁スタイルになるウカタマ。まぁ良いか


「あ、ズルいズルい!何もしないのにお菓子貰うのずーるーい!」

「師匠。早くしないとお肉が焼きあがって冷めちゃいますよ?」

「わーわー!クオっち!早くやるよ!」

「了解しました。なるほど、こういう風に扱うのですね」

 うーん、クオンに悪い事を覚えさせてしまったかな……


「では、対魔法検査開始って事で!」

 クオンとモルガ師匠を決闘に送り、外からウカタマと2人で観戦する事にした




「あ、あれを……ハチが作ったの?」

「えぇ……そうなりますね……」

「これマジ?」

「対魔法戦では破格の強さになりそうです」

 色々試してみたが……クオン相手に魔法を使うとヤバい事になるのだけは分かった



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― 新着の感想 ―
[気になる点] 師匠すっかり調教されてしまって(´;ω;`) ペットより従順じゃね?あれでも魔法の権威なのになぁ(´ε`)…………
[一言] モグモグ一号はさすがの反応速度だなぁw と言うか、ウカタマ様も来ちゃってるしーw で、その二人がドン引きの対魔法性能所持者と化したクオンくんのお披露目が楽しみですねえw
[良い点] 貪食の悪魔モルガ、餌をぶら下げておけばなんでもすぐにやってくれるよやったね!
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