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デビリングミラー

「これで【付呪】を使って能力を重ねて進化みたいな事が出来れば……そこから【構成改変】で更に強化とかも出来るのかな……」

 こういう状態になってくると意外と自作武器とか防具でもユニーク系の物に匹敵する可能性もあるな……しかも僕の場合は【付呪】で必要な物を着けて、【構成改変】で能力を強化して、【違法改造】で能力の調整とか出来ると考えると、かなり尖った性能の物を作る事だって出来るかもしれない。武器を使って戦う事を今まで考えてなかったし、防具も良い物を皆に貰ったからそっち方面は今まで全然やってこなかったけど、クオンの為に色々作ってあげたいからこれからはお試しでも良いから色々作らないとね!


「さて、それじゃあボンドさんから貰った情報を元に行ってみますかぁ」

 ボンドさんからデビリングミラーの情報は貰ってるから行ってみよう。精霊王様達が居た方向とは真逆っぽいし、ある意味安心ではあるかな




「にしても、【兇装】だっけ?アレも凄いねぇ?」

「全く、合わせんのだって大変なんだぜ?ったくよぉ」

「でも、覚えて良かったわよ。アレのお陰で私達も少し動きやすくなったし」

「ねむねむ~。でも、これでらくらく~」

 装備品の強化って単純に性能アップなだけじゃなくて、動きやすくなるとかもあるんだ……まず間違いなく普通の強化じゃない事は流石に分かるぞ。でも本当に皆頑張ってくれたみたいだ


「これから戦う相手の事を考えると単発火力が上がるのは願ったり叶ったりだし、本当に助かるよ」

「暇な時は、手伝うから…もっと気軽に頼って欲しい」

「そうですよハチさん。私達も居ますからね」

 レイさんとヤミィさんも、僕の動きと関係無しで、急に出て来て一撃与えるとか出来るって今更だけどヤバいよなぁ……


「マスター。そろそろデビリングミラーの生息域です」

「おっ、この辺か。よーし頑張って倒すぞー!」

 デビリングミラーは基本的に周りの木々を鏡で映して擬態っぽくしてるらしいが、縁が赤くおどろおどろしいので結構簡単に見つかるらしい(ボンドさん調べ)


「普通の生き物もいっぱい居るしなぁ……まずは探す所から始めなきゃ」

 まずはミラーを探す所からだ。どれだけミラーの素材の活用方法が思い浮かんでも、ミラーを倒せなければ素材は入手出来ない。そうだ。僕はポン君ブーストで索敵とか出来るけど、クオンって索敵の方はどうなんだろう?


「クオン。索敵って出来そう?」

「はい。現在索敵中です」

「その索敵って目視?」

「いえ、マスターの能力の使えそうな索敵能力を真似して現在は魔力検知や動体検知、熱感知、音検知など様々な索敵を同時に使用しています」

 索敵もバッチリこなせてるみたいだな。オートマトン島の装備パッケージとか貰ってクオンにも扱える様に出来たら、索敵範囲とかも伸ばせるかもしれないな


「流石クオン。1つに限らないで色々使ってて偉い!」

「……ありがとうござうます」

 頭を撫でてあげたらなんか噛んだ感じの返答が帰って来た。おぉ?これは褒めて伸ばすのが一番良いかも


「あちらの方で何か通常の生物とは違う反応を検知しました」

「おっ、じゃあ行ってみよう!」

 通常の生物とは違う反応……これでデビリングミラーだったら、今度からその反応を追いかければ効率的にデビリングミラーを探せるぞ


「ふむふむ……姿見よりちょっとデカい位か」

「赤くおどろおどろしい縁取り……デビリングミラーかと」

「そうだね。魔法は反射されちゃうみたいだし、レーザー攻撃も反射されると大変だからここは素手で行くか。最初の一体は僕が仕留められるか試してみよう」

 赤い縁取りの上部に悪魔の顔っぽいデザインもあるし、本命っぽいな。まぁまずはあいさつ代わりの掌底でもやるか


「多分あっちの面が正面だと思うから、隠れて背後から一撃入れてみよう」

 顔は片面にしか付いてないみたいだし、後ろからバックアタックさせてもらおう


「ふっ!」

 そろりそろりと近付いて、デビリングミラーの背後から鏡の中心に対して掌底を喰らわせる。すると、鏡は粉々に砕け散り、地面に散らばった。おっ?これは割れた鏡を一度回収してから離れよう


『デビリングミラーの破片 デビリングミラーから取れる鏡の破片。微量だが、魔法反射の力がある』


「おぉ、良いね。ん?」

 破片を拾って少しだけ距離を開けたけど、デビリングミラーの鏡……縁の方からじわじわと再生しているな?


「クオン。作戦変更。アイツは絶対に逃がさないで」

「了解しました」

 1体から複数素材が取れるチャンス。これは見逃せない。絶対に沢山貰っていくぞ!


「さて、そんな能力があるのなら、沢山貰っちゃうよ~?」

 クラスタムみたいに何体も倒して集める必要が減るならそれは時間短縮にもなる


「鏡よ鏡よ鏡さんこの場で一番欲深いのはだぁれっと!」

 今度は正面から鏡の中心に飛び蹴りを喰らわせる。しっかり直った鏡が無常にも即座に壊される


「集めろ集めろー!そうだ!今この場で欲深いのは僕だ!だからもっと鏡の破片を出してもらうぞー!」

 いやぁ、別にムカつく事とか無いけど、鏡とかガラスとか割った時ってちょっとスッキリ?する。これが……破壊衝動か!


「まぁ、バカな事考えてないで、素材集めだ。一欠片も残さないぞ」

 一回割るだけで破片が3個から4個って所だし、これは1体から結構な数が集められる!



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― 新着の感想 ―
[一言] なんかお仕置きモンスターみたいなのいそうだなこの稼ぎあると。 あとは鏡モンスターといえば自分のコピー...ハチくんコピー...あかん。
[一言] いかん!ハチ様くんがぐれてしまった!?校舎のガラスを壊して回って「ほらまだ出るだろぉジャンプしてみなぁ?」をやっちゃっているw
[一言] こうして、デビリングミラーはドMモンスターとしてプレイヤーを見つける度に体を差し出して攻撃してもらい快楽を貪るのであった
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