再会の煌めき
「でも、深淵に頼り切りじゃちょっと芸が無いよなぁ?これはまた別の物を探すか……いや、アレをどうにか使えないかな?」
1つ、思いついた物があるけど、今すぐ入手する事が出来ないから探すか、新しくまた生み出すしかないよなぁ……
「流石に呼び寄せるとか出来ないよなぁ……とりあえず執事服を着て空島の端で待ってれば来てくれたりしないかな?」
またプリズムカイザーを生み出すって結構な労力が必要になっちゃうし、とりあえず来るかどうか試してみるだけ試してみよう
「プリズムカイザー様。この空の何処かにいらっしゃったら、もう一度お会いしたいものです」
「呼んだか?」
いやぁ、そりゃあ呼んだよ?ただね?こうもすぐ現れるとは思っても居なかったんだ。え?空の旅に行ったんじゃなかったのかい?
「……お久しぶりですプリズムカイザー様。空の旅に出ていたのでは?」
「あぁ、空の旅には出ていたぞ。ただなぁ?随分と居心地が良い環境を見つけてしまってなぁ?」
「もしかして……」
「ここは何かと素晴らしい環境が揃っているからな。休憩するのにも丁度良いのだ」
なるほど。休憩地点としてこの近辺が良いのか。まぁ、旅をするにしても戻る場所が有るってかなり安心出来るもんなぁ……
「なるほど、そうでしたか。でしたらごゆっくりお休みください。ここは私の所有している空島ですので」
「そうかそうか!ではありがたく使わせてもらうぞ!そうだな。ここには既に何度も休憩する為に寄っているから、何か礼を渡さねばならんな……何が良いか」
おっ!これは渡りに船な提案だ!
「それでしたら、カイザー様にお願いがあります」
「ほう、なんだ?」
「カイザー様はプリズムを用いて攻撃等はする事が出来るのでしょうか?」
これは大事な話だ。これが出来るか出来ないかでこれからの計画も変わる
「レーザー等の話を言うのであれば、可能だが……」
「それでしたら、私自身の手でプリズムを用いた武器を制作したいと思っていまして、その素材を頂けないかと……」
「武器その物では無く、素材が欲しいと?」
「はい」
ここで武器を貰っちゃうと、イベントじゃ使えないから素材で貰わないとダメだ。僕が作らないといけないからこれは素材を貰うのが正解な気がする
「なるほどな。であれば、これをやろう。これならば好きな形にする事が出来るからな」
『プリズムマター マスタープリズムを入手しました』
おっ!新しい物質じゃないかこれ!
『プリズムマター マスタープリズムの操作によって形状が変化する物質』
『マスタープリズム 自身が所持しているプリズムマターを操作する事が出来る』
ほほぉ……これはまた良さそうな物だ。説明を見る限り、形状変化と操作って書いてるし、攻撃性能みたいなのは書いてないからこれ単体で武器ではなさそうだな。良いぞ。これなら素材に出来そうだ
「ありがとうございます。これは有効活用させていただきます」
「あぁ、好きに使うと良い。それではまたゆったりと空の旅に行くとしよう。さらばだ」
「いってらっしゃいませ」
まさかプリズムカイザーさんが空島に来てるとはなぁ……でも、さっき下から現れたし、この空島の下の所にいつも居るのかな?まぁ、ある意味一番見られない所と言えば見られない所だろうし、丁度良いのかも
「これは武器にする時は2つ同時に変更しないと、紐付け関係が消えちゃいそうだし、気を付けないとな」
マターとマスターを同じ素材で合成しないと、この操作出来る関係性が壊れて、僕の知らない未知のアイテムが操作出来るみたいな状態になっても困るし、この辺はちゃんと素材には気を付けた方が良いな
「今回バルミュラ様に協力を得られないかな……いや、それは流石に良くないよなぁ……」
神様となったバルミュラ様の力を借りる事が出来れば、その力を武器にしたりは……流石に無理か。ま、それが出来ちゃうと今後も事ある毎にバルミュラ様に頼っちゃうだろうし、それは止めておいた方が僕の為になりそうだな
「ま、武器の素材が入手出来たのには変わりないし、これは素直に喜ぼう!でも、今日はこの辺で一旦止めておくか。急ぐのは急ぐべきだけど、一区切り入れておかないと徹夜しちゃうし」
面白いから止められないでぶっ続けでやるのは学業にも響くし、体にも良くはないだろうから、何かしら何処かで区切りは付けておかないとね
「ん-、こういう方が良いかな?いや、もしかするとこっちの方が……逆にこういう方がアリか?」
「影人君、何か悩み事ですか?」
「あぁ、菖蒲さん。まぁちょっと思いついた事を忘れないうちに形としておこうかなって」
学校で休み時間を使いながら頭の中で考えていたイメージのメモを書いていたら菖蒲さんに話しかけられた
「あれ、そう言えば菖蒲さんって今度の奴出るの?」
一応、ぼかしてイベントに参加するかだけ聞いておく
「はい。一応ですけど……」
「あぁ、ならこれはちょっと見せられないですね。本番までのお楽しみという事で……」
「なるほど、分かりました。うふふ、凄い楽しそうですね?」
「まぁ、凄いの作ろうと頑張ってますからね」
さて、帰ったらまた色々作業を進めるぞー!




